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浅間山 (8月20日 浅間山 小諸市耳取地区より)
999 ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


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2018年10月05日
蓼科山麓・望月 神と仏の里 1 望月へ
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蓼科山・・・
佐久市桑山から撮影ですが、今日の目的の望月は蓼科山の下に横たわる里山の背後です。


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背台風24号は静岡県で大規模な停電を起こすなど被害をもたらしましたが、今年は大きな台風が多いですね。今は25号が九州付近にあります。平穏に過ぎますように願っています。

24号の近づいた青天の日・・・
台風の来ると出かけにくいかなと思っていたら、朝からいい天気で思いついて、春頃から行ってみようと思っていた佐久市望月に石仏を訪ねてみようかと自転車を走らせました。

まずは千曲川を小諸大橋で渡ります。

望月はこの岩山の上の御牧ヶ原台地の背後です。

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小諸大橋から見下ろす千曲川・・・

吊橋の大杭橋が見えていますね。
この上流で布施川が千曲川に合流します。そして下流では布引観音の先で鹿曲川が合流します。いずれも蓼科山から流れ下る川です。
千曲川・布施川・鹿曲川に囲まれた台地が御牧ヶ原です。今は佐久市ですが、旧望月町は布施川と鹿曲川の中流から上流の町です。

今回は布施川側から望月に向います。しばらくはこの千曲川沿いです。

5こんな道です。
対岸にはもっといい県道があるのですが、こちらは車が滅多に通らなくて自転車向きです。
もっともこの道も県道ですが・・・

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まだ小諸市ですが、宮沢集落の如意輪観音像・・・

右膝を立て立膝をした輪王座という姿勢で、右手を頬にあてた思惟(しゆい)という独特な姿です。この姿勢は人々の苦しみを救う方法をかんがえているというありがたいものです。
嘉永6年(1852) の像で台座には十九夜とほられています。
如意輪観音は十九夜様(じゅうくやさま)とも呼ばれ女性、子供の守り仏とされています。特に安産、子宝の仏として十九夜、二十一夜、二十二夜の女人だけの講の守り仏となっています。
月待講の十九夜講は、数ヶ月に一度、十九日に集落の女性たちが集まり如意輪観音による血の池地獄からの救済を願う「十九夜念仏和讃」を唱えるものでした。そんな女性たちを見守る優しい眼差し感じさせます。

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宮沢集落出口というか反対側の入口の愛の神、双体道祖神・・・

女神が徳利で男神の杯に酒を注いでいる典型的な祝言像ですね。江戸時代の像のようですが、風化した為か男神のお顔が険しそうに感じます。祝言の最中でも悪霊が集落に入らないように守っているのかもしれません。

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千曲川沿いに走っても千曲川が見えるところは少ないですね。

この先で、千曲川から離れて布施川沿いに望月に向います。

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この岩をくりぬいたトンネルを2つくぐると佐久市になります。

帰りもこの道を使いましたが、この先で道に狐がいるのをみかけました。写真を撮ろうと自転車を停めたらさっと逃げてしまいましたが・・・

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浅科大橋からの冒頭の写真と同じ場所からですが、ワイドで一枚・・・・

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こちらも車の多い道を避けてこんな道を行きました。

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江戸時代の五街道の中山道に出ます。300mほどですが、昔の道がここは残っています。
江戸時代の一級国道はこんな道・・・

ここは「百沢」という集落、ここから旧望月町に入ります。本牧町・春日村・協和村と一緒に合併して望月町になる前は布施村と言いましたが・・・

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道脇に双体道祖神2つと馬頭観音が一つ並んでいます。

この先、江戸時代は中山道当時の難所と言われた瓜生坂・・・
人々は峠越えの無事を祈って手を合わせたのでしょうね。

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馬頭観音・・・

観音菩薩は女性的な優しさがありますね。
観音菩薩は三十三化身と言い、その目的に応じ33の姿に変えて現れるそうです。その中で唯一、怒りを露わにした忿怒(ふんぬ)の相の観音が馬頭観音です。馬頭観音は諸悪魔を下し、人の煩悩を断つ功徳があるそうです。とされる。怒りが強ければ強いほど馬頭観音の人を救う力が大きく、大食い馬のように人々の悩みや苦しみを食べ尽くすそうです。

しかし日本では馬は街道の荷駄か農耕馬などとして親しみのあるものとなり、馬を救う観音ともなりました。こうした古い街道には多いですね。
そして、このやさしい御顔、旅の安全を守るのに怖い顔では良くないですね。

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双体道祖神・・・
双体道祖神が一番多いのは信州なのですが、古いものを遡ると神奈川県に行きつくそうです。その原型は僧形だそうです。お地蔵様が2つ並んだ形です。
双体道祖神というより双体仏といってもいいのかもしれません。

神奈川県にはこうした地蔵形の最も古い形の双体像が集中して存在し、その後もその形が引き継がれていっているそうです。
神奈川県の双体像神が甲斐で僧形から神型に変わり信州に伝わったのではないかと思い
ます。素人の私の当てにならない推測ですが・・・

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くっきりと刻まれた双体道祖神ですね。

望月町教育委員会の説明版によると・・・

   祝言道祖神(百沢) 

長野県安曇地方で発生した道祖神で、宮廷貴族の装いをした男女が酒を酌み交す華麗な祝言像である。
安曇系は主尊が日本神話の神々で、着衣も神々の装束で造像されるのが通例であるが、この道祖神は宮廷貴族風の精緻な造像である。
発祥地安曇地方にも類例のない貴重な遺産である。 


安曇野の双体道祖神有名ですね。しかし、その形はバラエティーに富み多彩で、楽しいのですが、安曇系道祖神と言い切っていいのかどうか、と・・・
この形は信州各地で見られますので佐久地方の双体道祖神も豊かで、祝言像もたくさんあります。信州系という方がいいのかもしれません。

祝言像は、この像のように、男神が円い盃を持ち、姫神が首の長い瓢箪の徳利を持って酒を注ぐ形が多いです。盃と瓢箪は、女性と男性のシンボルを抽象したという説もありますが、結婚を願う庶民の素朴な思いと見たいですね。

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こちらは反対にかなり摩耗が激しいですね。

双体道祖神は佐久から峠を越えた上州でもよく見かけます。
しかし北信濃には少ないようです。全体的に信州が圧倒的に多く、諏訪信仰と結びつくのではないかという説もあります。
しかし、庶民が建てた、ささやかな庶民信仰の歴史はおぼろげです。

この道祖神の磨耗した姿も悪くありません。個人的には上の祝言像より心惹かれる物があります。

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旧中山道は百沢から山道になるのですが、自転車向きでなく右の国道142号線をたどると旧中山道が交差して瓜生坂に登っていきます。この道は途中に一里塚などある昔の道ですが、瓜生坂の塚は峠のこと・・・
今回は石仏めぐりなので旧中山道を横切って国道を行き、すぐ国道を離れて旧道の望月トンネルに向います。国道の新望月トンネルからも行けますが、道は良いのですが、望月宿には遠まわり・・・
車は遠回りでも大体国道を行きますが、私は旧道です。

この別れ道に「むらおこし道祖神」があります。
古いものではなく、望月町時代に昭和61年(1986)に村おこし事業として町の商工会が建立したそうです。

肩を抱き合い、手を握り、ほほを寄せ合って・・・
現代らしいですね。

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望月トンネル・・・
ここを濡れて望月の町へ下っていきます。

[ 投稿者:オコジョ at 08:41 | 佐久市 | コメント(4) ]

この記事へのコメント
百沢
オコジョさん
望月生まれ和田です。
古い話しですが作ってはいませんよ
36年前の今頃ですか、稲刈りが終わった後だと
百沢の友人を乗せて家まで送りました
送り届けて、道祖神が気になり車を停めて 失礼ながら立ちションをしてたら、、、、
車のサイドブレーキを引かなかったので車が動き出しました。
ゆるい坂ですけど何ともできずに、車は反対側の田んぼにひっくり返り。
知り合いの車修理屋さんを呼んで引き上げて頂きました車はエンジンオイルが漏れてエンジンが焼き付いたとこと、中古のエンジンが有りエンジンをのせかえ、痛い出費でした。
家族には呆れられ、友人には笑われ、罰が当たったと
久しぶりに思い出しました。

望月に居る母を訪ねながら道祖神を見に行きます。
今度はきちんとブレーキを掛けてエンジンを止めて。
投稿者: 和田 at 2018-10-06 10:04:38
和田 さんへ 百沢
こんばんは
災難でしたね。
それほど急はないですが、動き出したら止まりませんよね。でも人身事故でなくて良かったです。

ここは短いですが、街道の雰囲気が良く残っていていいで゜すよね。
投稿者: オコジョ at 2018-10-06 20:50:06
こんばんは
百沢集落
佐久に来て11年になるのに、たった1度だけ通った道です。
本当に昔の儘だなぁという感じで感激しました。
どこに車を置いて歩いたのかどうしても思い出せないのですが、すずと一緒に歩きました。
途中で離れ犬に吠えられ、這う這うの体で逃げ出しました。
雰囲気満点の集落ですね。
狐もいるんですか。
あそこはどこから車が入れるのか、今でもよく分かりません。
投稿者: 万見仙千代 at 2018-10-07 20:16:18
万見仙千代さんへ
おはようございます。
宿場ではないですが、街道の雰囲気がありますね。
私も杖をついているせいか良く吠えられます。
番犬としては優秀なのかもしれませんが・・・
佐久からだと布施温泉入口の信号を布施温泉と反対に右に曲がり、すぐ右に曲がるとこの道です。その曲がるところに百沢公民館があり、わりと広い駐車場がありここに停められます。
投稿者: オコジョ at 2018-10-08 09:20:45

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