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浅間山 (6月3日 浅間山外輪山黒斑山より)
P1360610 ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


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2018年01月09日
またまた 新海三社神社  佐久市田口
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室町時代の永正12年(1515)に建立の三重塔です。

昨年末の父の墓参りの時に、ここ新海三社神社のある旧田口村は日本で一番海から遠い地点にあると紹介しました。ということは、ここは日本で一番海から遠い三重塔・・・

そんなに 騒ぐことはないですね。臼田の駅近くの蕎麦屋さんは「日本で一番海から遠い蕎麦屋」といっていました。一度は行ったことがありますが、今は閉店になり、「日本で一番海から遠い蕎麦屋」は他の店に移っています。何処のないという店か、そしてどこにあるか知りませんか・・・
こんなことで数え上げたら切はないですね。

でも、そんな山の中に、こんな立派な三重塔・・・


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もったいぶって始めましたが、ここは墓参りなどで。年に何回も来ている土地です。

昨年は5回来ています。そして3回参拝・・・

その度にアップしていますので。「またまたまた・・・」

なるべく簡単にします。

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拝殿・・・

新海三社神社は、佐久地方開拓の祖神「興波岐命」を主神とし、その父、諏訪大社の神「建御名方命」と伯父神「事代主命」(恵比寿)の三つの神を祀る社殿があることから三社です。

神紋は諏訪大社とおなじ梶の木を使っています。
デザインは違いますが・・・

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御神木も正月飾り・・・

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拝殿の後ろらは2つの社があります。
真後ろは中本社で、諏訪大社の「建御名方命」を祀っています。その左の西本社には「事代主命」が祀られていますが、源頼朝の庇護を受けたときに源氏の祖神「誉田別命」を合祀しています。

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拝殿からの東本社と三重塔・・・
どちらも国の重要文化財に指定されています。

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室町時代建立の東本社・・・
拝殿からかなり離れていますが、ここには佐久開拓の祖神である「與波岐命」を祀っています。言い伝えでは、諏訪の建御名方富命(諏訪明神)の子の興波岐命が佐久地方の洪水を治めて田畑を開拓し佐久開拓の祖神として、この地に鎮座したといいます。
佐久の語源は、いくつかあるのですが、新しい土地を開拓したところから、新開(にいさく)という説があります。佐久はニイサクのサクが佐久に変わった。新しい土地を開拓した神の興波岐命を新海(新開)三社神社に祀り「佐久の総社」としたと・・・
話は伝説ですが、この建物の歴史と興波岐命を祀ることから、この神社が佐久の中心であった可能性は小さくはありません。
ここは佐久の神社で一番規模の大きな神社で、古くから佐久の一の宮です。
小さな古い社ですが、佐久の歴史の重みと風格を感じさせます。
柔らかな曲線が素敵です。

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東本社とともに、国の重要文化財の三重塔・・・
室町時代の1515年に建立と言われる三重塔です。

最初に触れましたが、神社の三重塔は珍しいです。長野県にはここと大町市の若一王子神社に三重塔があります。本来、三重塔は釈迦の舎利を納める仏塔で寺の伽藍です。

今でこそ仏教と神道はまったく異なるとされていますが、日本の神仏習合には、本地仏(ほんじぶつ)という考えがあります。本来の姿が本地です。神道の神は仮の姿で、本当は仏ということ、神と仏は同じものという考えです。この考えによって、神社の中に神宮寺という寺が建てられました。ここも神宮寺の三重塔でした。そうした神社に付属する神宮寺の三重塔として、たくさんあったようですが、神仏分離で失われてしまいました。

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この塔も、壊される運命だったのですが、三重塔ではなく宝物殿として残すことが許されました。別に宝物が入っているわけではありません。壊すのを惜しんだか、壊す費用を惜しんだか、いずれにしても、苦肉の策だったのでしょうが。おかげで素敵な文化財が残されました。

この塔のおおきな特徴の一つに禅宗様と和様の折衷です。
屋根の下に細かく並んで打ちつけられた木を垂木と呼びます。この塔では一番下の垂木は扇状に木を並べていますが、「禅宗様」、上の2つの層の垂木は平行に木を貼ってある「和様」の様式です。二つの建築様式がひとつの塔に取り入れられた珍しい形建物となっています。こうした例は、他にもありますが、珍しいといえます。

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三重塔近く、新海三社神社の別当寺、神宮寺の入口です。
別当寺とは、江戸時代以前の神仏習合の頃、神社に付属して置かれた寺です。神前読経など神社の祭祀を仏式で行う者を別当(社僧)といい、別当がいる寺なので別当寺と言いました。
明治になって「神仏分離令」により別当は廃止され、神宮寺は上宮寺と名前を変えて300メートルほど離れた河原宿部落に移りました。

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この石垣の上が神宮寺・・・

三重塔があったくらいですから。立派な寺だったのでしょうね。


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たくさんの石仏たち・・・

[ 投稿者:オコジョ at 07:40 | 佐久市 | コメント(4) ]

この記事へのコメント
こんにちは
お墓参りを兼ねて建物探訪、探究。貴重な建物が残っているのですね。

今日は海も遠くの山々も青墨の世界になっています。一番寒い日かもしれません。
投稿者: やぶ椿 at 2018-01-09 15:54:11
やぶ椿さんへ
こんばんは
昨年は母親が亡くなった翌年ということも在り、5回ほどこの集落を訪ねています。
少し山の方に入った谷間の村という感じですが、昔の雰囲気を残しています。
やぶ椿さんの茂田井も素適な昔の味わいを残していますね。

青墨の海と山・・・
深みがありそうな光景のようですね。
こちらは今朝は霧が深く、運動に出かけたら小雨になりましたが、段々晴れてこちらとしては暖かな日でした。でも、だんだん冷えてきて、明日はまた信州の冬の寒さのようです。
投稿者: オコジョ at 2018-01-09 17:27:16
あけましておめでとうございます
オコジョ様
ご無沙汰しております 和田です
年末は望月に住む母と妻と息子で温泉に宿泊することにしています
2016年の年末は別所温泉に宿泊し、2017年1月1日は北向観音~津金時~釈尊寺~東漸寺(菩提寺)と天台宗のお寺と観音堂を巡りました。布引観音は登りませんが、、、

今年はどこに初詣に行こうかと、、諏訪大社4社を巡ろうと考えましたけど「君の名は」を録画しなくてはという妻の言葉からふと新海三神社に行くことにしました。

三神社の意味や、なぜ三重塔があるとか、オコジョさんの受け売りを説明して得意になったものです。

個人的には何度か訪れていますが、元旦に行くのは初めてで初詣客の多いのに驚きました。
車を停めるまでに30分以上ですよ

帰りは五稜郭を巡り、娘夫婦がくるので佐久の花酒造で吟醸酒を買い求め帰宅しました(娘の大好物)
海から一番遠い酒蔵でしょうね

好きな神社なんです。



投稿者: 和田 at 2018-01-11 10:47:57
和田さんへ
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。

ご家族で別所温泉での年越しは素敵ですね。
素敵な年を迎えられたことと思います。
北向観音~津金寺~釈尊寺~東漸寺・・・
素敵な寺を巡っていますね。
東漸寺も明るく開放的で見晴らしがよくいい寺ですね。

新海三神社にも行かれたのですね。
先祖が神官だった神社に初詣をしていただきありがとうございました。
私は元旦には行ったことはありません。我が家は東京・愛知・青森から子供たちが集まってきますので、大晦日から三日までは家で酒を飲んでいました。

六日の御田植祭には何度か行ったことがありますが・・・
佐野年も行きましたが、この神楽は楽しいです。
初詣は身近な懐古神社でした。

佐久の花は美味しいですね。
思わず喉が鳴りそうです。

同じ臼田の橘倉酒造より海から遠く、海から一番遠い酒蔵に間違いなですね。
投稿者: オコジョ at 2018-01-11 20:18:59

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