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浅間山 (9月30日  軽井沢 矢ヶ崎公園より)
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ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


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2017年10月12日
前橋汀子カルテット【軽井沢大賀ホール主催公演】
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私の従妹の加わった弦楽四重奏の前橋汀子カルテットのコンサートを聴きに軽井沢大賀ホールに行ってきました。
この写真の左から2番目が従妹の久保田巧です。

チラシには「前橋汀子カルテット日本が世界に誇るヴィルトゥオーゾ」とありました。

この弦楽四重奏団は世界で活躍するヴァイオリニストの前橋汀子が2014年、室内楽への新たなる挑戦として、自らメンバーは結成した団体です。

メンバーはそれぞれすごい経歴の持ち主なので、簡単に照会できませんので、最後に載せておきましたので。興味のある方はご覧ください。


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大賀ホールからの浅間山・・・

身内が加わっていると書きにくいですね。

今回はとりとめのない思い出話になってしまうかも・・・

前橋汀子さんを始めて聴いたのは、少なくとも50年は昔・・・
もしかするとデビュー直後だったかもしれませんね。
読売日本交響楽団の演奏会で。プロコフィエフの第1番のヴァイオリン協奏曲でした。指揮は石丸寛さんだったと記憶しています。エネルギッシュな若々しい演奏で感銘したのを覚えているのですが、なんしろ50年以上昔の話、細かいことは覚えていません。

10年ほど前にバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」とブラームスのヴァイオリン・ソナタとクライスラーというリサイタルを聴きました。
厳しいバッハと、優しさに満ちたフラームスでした。クライスラーも楽しい味わいのあるものでした。小品の上手なヴァイオリニストは素敵な人が多いようです。

2この日の大賀ホール
大賀ホール・・・

久保田巧については何度か書いていますので、細かいことは省きます。
サイトウキネンでの演奏を除いても、リサイタル・室内楽、協奏曲で10回くらいは演奏を聴いていますが。音楽に真正面から取り組む誠実な音楽家といえるかもしれません。

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大賀ホール入口・・・

川本嘉子さんと原田禎夫さんは、ステージは初めてですが、良く知られた方です。
特に原田禎夫さんは世界最高峰の弦楽四重奏団の外つとして知られて東京クヮルテットの創立メンバーです。今回の演奏でも素晴らしい響きで、アンサンブルの要となっていて、いつチェロに聴きほれていました。

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客の入りは6割くらいでしたかね。東京なら満員になるのですが、9月末の軽井沢では、室内楽で、このくらい入れば多いと言えるでしょうね。

前橋汀子さんの単独のリサイタルなら満員近くなるかもしれませんが・・・

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今回はロマンティックなレパートリーを演奏してくださいました。

今回のプログラムはベートーヴェンの前期・中期・後期から一曲ずつでした。
最初の弦楽四重奏曲第4番 ハ短調、ベートーヴェンのハ短調というと運命交響曲、悲劇的な劇的な性格を持ちますが。そうした性格だけでなく美しさに満ちた作品です。

曲の性格を行っても何も聞こえてきませんね。

現代の弦楽四重奏団はジュリアード四重奏団や、ラサール四重奏団の技術的に完璧な演奏に始まり、アルバン・ベルク四重奏団による鮮やかで鋭く切り込んだ躍動的なスタイルとなっています。私もアルバン・ベルク四重奏団のCDを何枚も持っていますがピシッと決まっていて、文句がつけようがない演奏と言えそうです。

前橋汀子カルテットの演奏は、現代の最先端の四重奏団のスタイルとは違うかなと・・・
もちろん日本を代表するといってメンバーですからアンサンブルには乱れもなく緻密な演奏なのですが、少しおっとりとした感じがあって、現代では、もっと切り詰めた激しさがあってもいいかなと・・・

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休憩時間に、私の合唱団時代からの友人にあって話をしました。

彼女は、私が貸したバリリ四重奏団のベートーヴェンの弦楽四重奏曲のLPから弦楽四重奏曲が好きになったといっていました。カセットにとって楽しんだそうです。
私は貸したことは覚えていないのですが・・・

ただ、私にとってバリリ四重奏団は弦楽四重奏曲の原点でしたね。ステレオを買って最初にかったLPはバリリ四重奏団の弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調でした。その全集を買いモーツァルトも何枚か買いました。格調高く流れるような演奏で、楽聖の崇高さといった厳しさにはやや欠けますが、技術定期にも安定していてウィーンの伝統を感じさせます。田園や第8交響曲のような、心和む易しい音楽も作曲した作曲家ですから、こうした要素もあってもいいのだと思います。
バリリ四重奏団は22枚組のCDで今も楽しんでいます。あとはベルリン弦楽四重奏団のさわやかな演奏も好きですし、スメタナ四重奏団も含めてベートーヴェンの弦楽四重奏曲家で楽しんでいます。

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余りに古いのですが、歴史的録音の戦前のブッシュ四重奏団のベートーヴェン後期の弦楽四重奏曲のCDもときおり引き出します。技術的には現在のような鮮やかな演奏とはほど遠いのですが、厳格なドイツ的といって良い彫りの深い精神性のこもった演奏です。今の聴衆に重すぎると思われるでしょうし、録音も悪すぎますが・・・
色々な演奏があってよく、最後は、その人の好みになると思いますが、個人的には、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲はかくあるべきと決めずに色々な演奏を楽しむのがいいかなといいか気なオコジョです。

しかし骨董趣味と言われても仕方がないですね。ただ。いちばん音楽を一生懸命に聴いたころの演奏が実について離れないと言えるかもしれません。今のスマートな演奏もいいとは思うのですが、こうした音楽が、私には一番聴いていて落ち着くようです。

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アンコールはチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」とベートーヴェンの弦楽四重奏曲第2番の終楽章こちらも素適でしたね。

チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」は前橋汀子さんの音によくあっているようでした。


弦楽四重奏は、一般的には人気はないですね。

今回のアンコールの「アンダンテ・カンタービレ」、ボロディンの第2番「ノクターン」、ハイドンの「ひばり」や「皇帝」、シューベルトの「死と乙女」など、知られたものもあるのですが、やはり管弦楽やピアノ曲などと較べると人気は薄いですね。

弦楽四重奏はオーケストラを圧縮していくと最後に残る形と言われます。「室内楽の究極のスタイル」とも言われます。ピアノ・トリオは誰とでも演奏するが、の中でも弦楽四重奏曲はそういうわけにはいかないという話を聴きます。つまりオーケストラの縮図として、多くの作曲家たちは弦楽四重奏に魅力を感じて名作を残したようです。

そういえばザ・ビートルズの「イエスタデイ」は弦楽四重奏が使われていますね。

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私が初めて弦楽四重奏を聴いたのは巌本真理弦楽四重奏団でした。
その当時、弦楽四重奏は今よりも人気がなく、弦楽四重奏団は他の演奏活動の中で、行うというものでした。言い方を変えれば副業ですね。

巌本真理は天才少女として知られた著名ヴァイオリニストでしたが、室内楽に意欲的で後の巌本真理弦楽四重奏団のメンバーや、ピアノの坪田昭三とともに活動しています。
そうした中で1965年ブラームスの室内楽曲の全曲連続演奏を行い、毎日芸術賞受賞を受賞しています。私が最初に聞いたのは、この頃で、この時はヴァイオリニストとしてヴァイオリンの小品を演奏しています。その時の録音と思われるCDを持っています。あとはドヴォルザークのピアノ・トリオ「ドゥムキー」、それにこの直後に取り組んだ年ブラームスの室内楽曲の全曲連続演奏の中からブラームスのクラリネット五重奏曲でした。そのあと今回演奏したベートーヴェンのセリオーソを中心したコンサートを聴きました。私の弦楽四重奏の原点は、生演奏では「巌本真理弦楽四重奏団」、録音ではバリリ四重奏団だったようです。日本の団体ではプロムジカ弦楽四重奏団などもききました。

あとは、ジュリアード四重奏団の日本公演・・・
東京文化会館の大ホール、弦楽四重奏としては大きすぎますね。でも、出演料を出すには仕方ないのでしょうね。カルテットは4人、ソロで椅子ピアノは一人、ヴァイオリンは競演を含めて二人、室内楽は小さなホールがいいのですが、そうもいかないようですね。
弦楽四重奏だけで生計を立てるのは、世界トップレベルでないと、専業は不可能に近いのかもしれません。

この時の演奏は凄かったですね。ストラヴィンスキー、ウェーベルン、バルトーク、シューベルトの「死と乙女」・・・
その見事なテクニックと切れ味に驚愕しました。

その直後、巌本真理弦楽四重奏団に割る日本初のバルトークの全6曲の弦楽四重奏曲の2夜にわたる連続演奏会を聴きました。全く違いましたね、巌本真理は重厚で渋くて、落ち着いたものでした。
でも、どちらも良かったですが・・・

音楽はどれが最高で、これしかないというものはないのかもしれません。ある人は最高の演奏と思っても、違う人はどこがいいんだと・・・
藝術は、そういうものかもしれません。最後は個人に帰すのかもしれません。

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前橋汀子カルテット【軽井沢大賀ホール主催公演】

2017年09月30日  軽井沢大賀ホール
演奏
  前橋汀子カルテット
  前橋汀子、久保田巧(ヴァイオリン)
     川本嘉子(ヴィオラ)  原田禎夫(チェロ)

曲目
ベートーヴェン・ 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 op.18-4
ベートーヴェン・ 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 op.95「セリオーソ」
ベートーヴェン・  弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 op.135
アンコール
チャイコフスキー・弦楽四重奏曲第1番ニ長調 より《 アンダンテ・カンタービレ》
ベートーヴェン・弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op. 18, No. 2
           第4楽章アレグロ・モルト・クワジ・プリスト

[メンバー プロフィール]
前橋汀子(ヴァイオリン) 
桐朋学園高校で斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに師事。17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として、日本人初の留学生に選ばれ、その後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイ等の指導。さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。レオポルド・ストコフスキーの指揮によるニューヨーク・カーネギーホールで演奏会デビュー以来世界各国の代表的なオーケストラとの協演も数多く、ベルリン・フィル、英ロイヤル・フィル、フランス国立管、クリーヴランド管、イスラエル・フィル等枚挙に暇がない。指揮者もメータ、ロストロポーヴィチ、ケンペ、サヴァリッシュ、マズア、小澤征爾と協演している。
今年、演奏活動550周年を迎え小品を中心とした楽しいリサイタルで大好評を博す一方、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスなど、本格的なプログラムにも積極的に取り組んでいる。2004年日本芸術院賞受賞。2011年春の紫綬褒章を受章。使用楽器は1736年製作のデル・ジェス・グァルネリウス。

久保田巧(ヴァイオリン)
福島幸雄、西島英子、外山滋、江藤俊哉の各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科卒業後、ウィーン国立音楽大学にて、ウィーン・フィルの名コンサートマスター、ヴォルフガング・シュナイダーハン氏に師事。1983年第2回フリッツ・クライスラー国際コンクール第2位(1位無し最高位)、第3回ミケランジェロ・アバド国際音楽コンクール第1位、
1984年1位を出さないことで有名な、ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。18年ぶりのヴァイオリン部門の1位でした。
以来、サヴァリッシュ、ベルクルンド、ギーレン、チェクナヴォリアン等の指揮するミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場管弦楽団らと共演、ヴィンシャーマン&ドイツ・バッハ・ゾリステンの演奏旅行のソリスト等を務める。88年、ウィーン・ピアノ四重奏団を結成し、室内楽にも力を入れている。
特にクライスラー作品の第一人者として高く評価されている。CDも多数、04年「バッハ:無伴奏パルティータ全曲」はレコード芸術の特選盤に選出。08年パウル・グルダとの「ブラームス:ソナタ全集」は名盤として現在も絶賛されている。サイトウ・キネン・オーケストラおよび水戸室内管の中心メンバーとしても活躍中。桐朋学園大学準教授、国立音楽大学客員教授、愛知県立芸術大学非常勤講師。子供を対象としたヴァイオリン・ワークショップも各地で好評を博している。

川本嘉子(ヴィオラ)
ヴァイオリンを江藤俊哉、鈴木愛子、室内楽を末吉保雄、原田幸一郎の各氏に師事。桐朋学園大学卒業。1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)。96年村松賞受賞。97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞受賞。東京都交響楽団首席奏者を経て、現在ではソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOIレジデンス・クヮルテットのメンバー。91年東京都交響楽団に入団。99年より2002年退団まで首席奏者を務める。
タングルウッド、マールボロ、ダボス、東京の夏、霧島音楽祭、サイトウキネン、小澤音楽塾、水戸室内管、アルゲリッチ音楽祭等に参加。ソリストとして、これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ等の著名な指揮者と共演。

原田禎夫(チェロ)
斎藤秀雄氏に師事。桐朋学園大学卒業。東京交響楽団の最年少首席チェリストを務めた後ジュリアード音楽院に入学、クラウス・アダムス、ロバート・マン、ラファエル・ヒリヤー各氏に師事し室内楽の研鑽を積んだ。東京クヮルテットの創設メンバーとして30年間同カルテットを率い、世界各地で演奏。99年に退団後は、ソリスト、室内楽、オーケストラなど幅広く活躍。NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー、札幌交響楽団などにソリストとして出演。ピンカス・ズッカーマン、ジュリアード・カルテット、アルバン・ベルク・カルテット、ジェシー・ノーマンらと共演。その他サイトウ・キネン・オーケストラに定期的に出演。水戸室内管弦楽団のメンバーも務める。後進の指導で高い評価を受け、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、スイス室内楽アカデミー、北京室内楽講習会など世界各地で指導にあたる。アメリカ・イェール大学音楽学部教授、ドイツ・トロッシンゲン国立音楽大学教授を経て、現在は上野学園大学音楽学部教授。 


[ 投稿者:オコジョ at 07:45 | 音楽 | コメント(4) ]

この記事へのコメント
無題
こんばんは。
私もこのコンサートに行きました。
オコジョさんの写真に写っているかしらと思いましたがいませんでした。
オコジョさんほど音楽についての知識はありませんが、楽しんできました。このチケット代でこれだけの演奏が聴けるのだから、もう少し席が埋まっていても良いのにと思いました。

お前みたいな良く分かってない者がいうなよと言われてしまいそうですが、ピタッと息の合った演奏と前橋さんの滑らかな音はとても素晴らしかったです。

コンサート後の浅間山は綺麗でしたよね。私も写真撮っていきました。
 
投稿者: ハスカ at 2017-10-14 17:16:14
無題
お従姉妹さんが有名ヴァイオリニスト!!
オコジョさんの音楽好きは祖父母さんとかご両親とから繋がっているのでしょうね〜〜素敵ですね。

お従姉妹さんのヴァイオリンに合わせて、親類の皆さんで合奏したり合唱したりもなさったのかしら?などと想像してしまいました^^
投稿者: われもこう at 2017-10-14 22:00:03
ハスカ さんへ
ハスカ さんへ
おはようございます!
この日の浅間山は見事でしたね。
コンサートにいらしていたのですね。
従妹の出演したコンサートを聴いていただいてありがとうございました。
音楽は、知識でも、理屈でもないですね。
このメンバーにしては客は少なかったですね。室内楽は、華やかさに欠けるとどうしても敬遠されて熊うようです。中味は濃いのですが・・・
演奏が気に入っていただいて良かったです。
又何かのコンサートで一緒に聞くことがあるのかもしれませんね
投稿者: オコジョ at 2017-10-15 07:43:56
われもこうさんへ
従妹といっても年齢が15年近く違いますからあまり会うことも在りません。東京にいたころはお高い゛の家にを訪れていましたが、忙しい人ですので、ほとんど年賀状くらいですね。近くでコンサートがあれば行きますが。それも、聴いてくるだけです。数年前に施設に入っていた母親を東京から車で見舞いに来てくれました。
今度いつ会えるかという感じです。
投稿者: オコジョ at 2017-10-15 09:09:31

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