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浅間山 (11月17日 佐久市御牧原より)
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ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


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2017年09月13日
東北の旅 八幡平と白神5 ブナ林散策道のブナを訪ねて・・
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2日目は白神の西目屋村地区のブナを求めての遊歩道を歩きます。
今回のツアーで一番道の悪い場所、晴れてくれて。ほっとしました。


2平川
平川市を流れる平川・・・

奥に台形の山が見えますが阿闍羅山(あじゃらやま709m)です。
阿闍羅とは変わった名前ですが、諸説があり、不動明王の別名の阿遮羅(あしゃら)、五輪塔の阿婆羅(あばら)、高僧の阿闍梨(あじゃり)などなど・・・
いずれにしても、宗教的な感じがします。山頂には阿闍羅大権現を祀ってあり、平安時代から続く阿闍羅千坊として知られ、昔は行者の修業の山だったようです。今は大鰐温泉スキー場のある山です。
阿闍羅山というと、個人的にはこの歌です。

  岩木のおろしが 吹くなら吹けよ
  山から山へと われらは走る
  きのうは梵珠嶺(ぼんじゅね)
  今日また阿闍羅(あじゃら)
  けむり立てつつ おおシーハイル
  (林征次郎作詞「シーハイルの歌」より) 


作詞した林柾次郎は青森県五所川原出身で。東奥日報の記者や役員として働き、歌人・俳人としても、多くの作品を遺しているそうです。この歌は昭和2年に五所川原農林高校スキー部部歌として作られたそうです。

3岩木川
岩木川・・・

白神山地雁森岳(標高986.9m)を水源とする津軽平野第一の川です。上の写真の平川も岩木川の支流です。これから向かう暗門川もこの最上流の支流です

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道脇にこんなものがあります。雪のない時は左のように畳まれていますが、積雪期には右のように上に延ばされ、風雪による防雪の壁となります。雪国ならではですね。

6高倉森
岩木川上流の目屋ダムによる美山湖・・・
この湖水の中で岩木川は本流の大川と暗門川に別れます。

奥に見えている暗門川流域の中で、一番高い高倉森829.3mあたり・・・
八幡平のところで書きましたが。森は東北地方では山のことです。

その裾を目指して進んでいきます。

7不識塔 冷水
   寺一つ 家ひとつ満目 尾花哉   大町 桂月

詩人、歌人、随筆家として知られる大町桂月は青森の十和田湖と奥入瀬を愛し、晩年は麓の蔦温泉に居住、蔦温泉に移しています。
枯葉、青森の各地を訪ね、多くの紀行文を残していて、これから向かう暗門もおとずれています。上の句はその時にこの塔を訪ねた木のものですが、その時の様子を次のように書いています。

「山の奥に思ひがけなき平地ありて、家一つ、祠一つ、寺一つ、峰上に高さ五丈ばかりの赤煉瓦の塔立てり。斉藤主といふ人、ここを開墾せむとて、田の未だ成らざるに、先ず社寺を置き塔を建てたるに、開墾成らず、空しく志を齎らして逝けり。その屍骸はアルコール漬けにして塔の中にありと聞く。世には奇抜なる墓もあるもの哉。」 (『岩木山より暗門滝へ 四・暗門滝』より)  

山の上に鉄骨の塔がありますが、鉄骨は改修工事用の足場だそうです。この中に高さ20.8m、底部の直径が5.94mという桂月が見た総レンガ造りの不識塔(ふしきのとう)があるそうです。

斎藤主は、万延元年(1860)生まれで弘前出身、全国各地で土木事業を行い、弘前で土木建築請負業をしていたそうです。
そして、上杉謙信が開基した山形県米沢の広泰寺が住職無住になっていたのを憂い、広泰寺をここに再建し、「不識塔」を立てたそうです。「不識」は謙信の法号「不識庵」からとったそうです。謙信を尊敬していたのでしょうね。
この塔には斉藤主の遺言で、その遺体が永久保存処置の上で埋葬されていて、地元の人は不識塔を「主(つかさ)の塔」とも呼んでいるとのことです。遺体は現在では弘前市内の寺に移されているそうですが・・・

津軽に上杉謙信ゆかりの塔があるというのも面白いですね。

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道は細くなり、秘境に入っていくという感じになってきます。

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西目屋村のアクアグリーンビレッジANMONに到着、左は今回の添乗員さん、右がガイドの牧田さん・・・

本当にいろいろなことをご存じで、博学でした。
これから先のことは殆ど牧田さんのお話によるものです。
もっとも右から左に抜けて、ほんの一部ですが・・・

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暗門川の暗門大橋を渡って、ブナ林散策道に向かいます。

11橡と桂
仲良く並んだ、左がトチノキで右がカツラの木・・・

説明を頂いたのですが、サワグルミなどとともに、湿り気のある土地を好む立ったナナと・・・
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暗門川はこんなに明るい
こんな明るい広葉樹の谷間です。

白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地です。
ここは人の手がほとんど加わっていない世界最大級の原生的なブナ林が分布、多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が残されているとして、が保たれており、1993年平成5年(1993)月に世界遺産(自然遺産)に登録されています。

しかし、ここから見えるすべての場所は「顕著な普遍的価値」を有する世界遺産登録地域ではありません。

世界遺産の周囲にそれに準じた場所として緩衝地域が設けられることがありますが、暗門川流域は世界遺産緩衝地域です。

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コース入口に歩道整備の協力金の受付があります。
もちろん協力してきました。一定金額以上の寄付をすると右のカードを頂けます。

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白神は2年前に計画して、弘前に止まったのですが、当日は、強烈な雨と風で、金木と五所川原に変更しました。街中でしたが、夫婦二人の折り畳み傘は壊れてしまいました。

その時は暗門の滝散策道は整備及び管理が行われていたのですが、整備が追い付かず、遭難騒ぎかあったりして、整備及び管理を一切行わないことになりました。そのため腰まで水に浸かっての渡渉や岩場を登ったりする「非常に難易度の高い上級者向けのルート」なってしまったそうです。入山禁止ではないのですが、沢登りの出来る上級者でないと無理のようです。


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ブナ林散策道に入ります。

このうち世界遺産地域の核心地域は既存の歩道と指定ルートを利用した登山等により入山できますが、指定ルートを利用する場合は当該ルートを管理する森林管理署長等に対して入山手続きをする必要があります。

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「核心地域においては、次世代に貴重な自然環境を引き継いでいくため、人手を加えないことにしており既存の歩道を含めて、ルートの整備は行っておりません。登山者は、退路を考えつつ入山し、自分の技量を越えると判断した場合は無理をせずに速やかに安全に引き返してください。」とありました。

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ここをはじめなお、観光客が訪れるマザーツリー、十二湖、高倉森歩道、太夫峰、白神岳、小岳、二ツ森、藤里駒ケ岳、岳岱自然観察教育林などは、このうち青森県側の核心地域は既存の歩道と27の指定ルートを利用した登山等により入山できます。なお、指定ルートを利用する場合には当該ルートを管理する森林管理署長等に対して入山手続き等が必要となります。外または、世界遺産地域の境界までです。

つまり観光客は世界遺産地域にはほとんど入っていないということになりそうです。

19ブナの原生林
この辺りはブナの原生林・・・

牧田さんによると観光ポスターなどの「ブナの原生林」とある写真は、ほとんどアクアグリーンビレッジANMONあたりのブナ林の写真だそうです。ブナの本当の原生林では場所も狭いし、目立つ木も無くて、いい写真にしにくいようです。

20 3年のブナ
私のストックの先にあるブナの幼木・・・
これでも3年目だそうです。

ブナの成長は遅く、100年くらいのブナの幹の直径は40cmだそうです。

ブナの種のほとんどは、秋〜冬の間に食べ物として動物の命をつなぎ、また腐ってしまうものもあります。そうして冬を乗り越えたものが翌年発芽します。こうして幼いブナとなるのですが、数年のうちに光不足や大雪などの気象条件により、数年のうちに。そのほとんどが枯れてしまいます。生き残れるのはほんの一握り・・・
立派なブナになるのは大変なことなのだなと・・・

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部というと独特の模様で知られていますが、ブナの樹皮は滑らかで、灰白色か暗灰色の一色なのだそうです。そこに地衣類が付いて、その地衣類の種類によってかがった模様ができるのだそうです。

右の写真に曲がりくねった白っぽい筋が見えますが、これはナメクジが地衣類を食べた跡だそうです。15センチくらいある大きなナメクジだそうです。。

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ブナの幹は滑らかで割れ目がないのですが、このように幹に縦溝が入ると 老衰の印で、やがて枯れて折れるそうです。

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枯れたブナ・・・

左の写真の下の方は太くなっていますが、そこから枝分かれした幹が折れたそうです。
右の朽ちた木の写真は、左の折れた片割れ・・・
ブナは腐りやすくすぐ森に還っていくようです。
[ 投稿者:オコジョ at 15:55 | 山 (地域外) | コメント(0) ]

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