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浅間山 (11月26日 小諸市平原 三ツ子塚より)
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ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


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2017年08月10日
ご近所の花・夏3 オモダカ コナギ ウキクサ ヒルガオなど
オモダカ(面高・沢瀉  オモダカ科 オモダカ属)
5オモダカ (1)
3枚の花びら清純さを感じさせる白い花・・・

上の方から花を切り落とすようなはさみのような葉がありますね。
これがオモダカの葉です。

オモダカの名前は、この葉の形が、鼻が高い骨ばった人の顔に似ているということで顔高という名前が付きました。
私には、挟みか。上下逆さにすると、狐の顔に見えます。


5オモダカ (4)
「陸奥乃尾花賀澤能人奈連波 澤潟摺り乃衣着南満志」

山形の尾花沢の念通寺に、柿本人麻呂の歌といわれるこんな歌碑があるそうです。

「陸奥の尾花ヶ沢の人ならば 沢瀉摺りの衣着なまし」となります。あるそうです。

沢瀉はオモダカで「沢瀉摺り」は、沢瀉の葉で染めた布のことだそうです。この歌が本当に柿本人麻呂の歌かどうかははっきりしないようですが、オモダカが古くから良く死なれていたようです。

田にあるこのユニークな葉の形は平安の昔から、着物や陶器の文様に使われてました。私も、陶芸で使ったことがありますが、単純で簡単そうに見えるのですが、バランスが難しくて、その後は諦めて使えません。才能が無いということですね。

5オモダカ (2)
綺麗な可愛い花と私が言っているうちは良いですが・・・、

この花も水田雑草と呼ばれる田に生える草で、農家の嫌われ者です。
ミズオオバコ・デンジソウ・オモダカ・コナギなどの、水田に生える花たちは、ほっておくと田を覆いつくし収穫が2から3割減ってしまうそうです。このように田圃の端で大人しくしているといいのですが・・・

昔から農家の方にとって、田や畑の雑草の草取りは大変な作業でした。沢山の水田雑草の中で、オモダカは特にしぶとい相手でした。
近年、除草剤で除去するようになって、だいぶ楽になりました。特にスーパー雑草剤の出現は大きなものがありました。それまではそれぞれの草にあわせて、10種類くらいの除草剤をまいていたのが、1種類で住むようになり、農家は大喜びでした。

しかし、オモダカは反撃、スーパーにはスーパーでと、特別変異で除草剤の効かないスーパーオモダカが出現・・・
でもこうした特別変異はそう珍しいことではないそうです。脳など無い草がなぜ変われるか不思議です。人は、偉そうなことを言いますが、自分を変えるのは至難です。

パワーアップしたスーパーオモダカは、米の味は変わりませんが、収益は30パーセント以上少なくなるそうです。オモダカも生き延びるには必死なのかもしれません。人と、オモダカの戦いはまだまだ先が長いのかもしれません。

コナギ(小菜葱  ミズアオイ科 ミズアオイ属)
コナギ (1)
万葉集の恋の歌を一つ。詠み人知らずですが・・・


   苗代の小水葱(コナギ)が花を衣(きぬ)に摺(す)り
       なるるまにまに、あぜか愛(かな)しけ 

 
「苗代のコナギの花を擦りこんで、衣を青く染めました。着なれるほどに、なぜか愛しくなっていきます。」ということだそうです。何処が恋の歌だという方は、現代の直接主義に汚染されているかも・・・

コナギはかつて染料に利用されました。コナギは女性で、付き合いが深まるとともに、愛情もだんだん深まっていくと・・・


コナギは東南アジア原産で、稲作が伝来したときにイネと一緒についてきた花と言われます。水田に生えて、葉はやや細いハート形葉のつけ根は少しふくらんでいて、中はスポンジ状となり空気がたまっています。

コナギ (2)
メダカや金魚を飼育している水槽にホテイアオイを入れている人がいますね。私の子供のころの東京の家の庭には池があって、金魚を飼っていて、ホテイアオイを浮かべていました。
コナギはホテイアオイの仲間です。
花は紫色のきれいな花ですが、一日花ですので朝咲いて夕方には萎れます。元気がよいのは午前中で朝早く行った方が綺麗です。この撮影は9時半くらいで早いとは言えませんが・・・

仲間にはほかに葉の形がアオイ(葵)に似ていて水に咲くというのでミズアオイと名前がついている花もあります。
ミズアオイは、昔は茎や葉を食べため「菜葱」(ナギ)と呼ばれていました。「菜葱」の小さなものというので名づけられ、それより小さいから(小菜葱)コナギです。
小さい菜葱ですのでコナギも食べられます。美味しいかどうかは食べたことがないので何ともいえませんが・・・

コナギ (5)
コナギとミズアオイは、オモダカと同様、かつては水田雑草でしたが、水路の改修や除草剤の使用でその数を減らして、ミズアオイ国の準絶滅危惧種となっていました。しかし、こちらも除草剤耐性のあるようになって個体数を増やしているようです。

東日本大震災の大津波は人や人間生活に大きな被害受けましたが、そのために整備された農地などの土地が、地盤の沈降や浸食により池や湿地になってしまいました。福島県、宮城県、岩手県の3県ではそうした場所に姿を消したはずのミズアオイが40ヶ所で復活したとか・・・
生態系の破壊はほとんど人間の性ということのようです。

もっとも農家にとっては、農家からは田の強害草として嫌われています。どちらかというと手入れの悪い水田にはたくさんあります。

ウキクサ(浮草  ウキクサ科ウキクサ属)
5ウキクサ (3)
「みちづれ」という歌謡曲に「♪水にただよう浮草に」という歌詞が有ります。
デンジソウは水の上に浮いているように見えますが、他の水田雑草には実際には他の底に根を張っています。本当に「水にただよう浮草に」の草は、名前の通りのこの浮草 (ウキクサ)です。

歌の二番は「♪花の咲かない 浮草に いつか実のなる ときをまつ」・・・
しかし浮草はれっきとした花を着けるそうです。そして実をつけます。でも、私は花も実も知りません。困ったものです。さらにの三番「♪根なし明日なし浮草に」ですが「根なし」とありますが、根がなくて、どこから栄養をとるのか(笑)。
もちろん草のウキクサには草には根はあります。根で、安定させて、しっかり水に浮いているそうです。

ウキクサはびっしり繁殖すると水温が上昇しにくくなります。また、見た目が悪いと、雑草として駆除される運命が多いようです。
しかしウキクサは根がありますが、根を土に張らないので、土の養分を失うことがありません。そして、光が水中に入らないためオモダカやコナギの発生を防ぐことが出来るそうです。このため、最近では除草剤を使わない農業として注目されているそうです。

ヒルガオ(昼顔  ヒルガオ科ヒルガオ属)
2 ヒルガオ (1)
優しい、ピンク色ですね。

写真だけでは朝顔といっても通じそうな・・・
知っている人が見れば一目瞭然ですが

朝顔と昼顔は花が良く似ていますね。どちらヒルガオ科なのですが、ヒルガオはヒルガオ属で、アサガオはサツマイモ属と近い親戚ではないのです。アサガオがサツマイモの仲間というのも面白いですね。
そういえはサツマイモの花って見たことが無いな、と調べてみると朝顔の花と似ているのかなと・・・
調べてみると花の形はアサガオを小さくしたような形で薄いピンク色のようですが、日中時間が11時間以下にならないと花が咲かないそうです。サツマイモは薩摩原産ではなく中央アメリカ原産で熱帯、亜熱帯の植物、本州ではその頃は寒さで枯れてしまい、日本では南西諸島など以外は、花を見ることはできないそうです。

2 ヒルガオ (2)
こうしてみると葉が葉の感じは朝顔と違いますね。

昼顔という名前からすると、朝寝坊の大好きな花のように思われがちですが、昼顔は早起きで、朝、朝顔と一緒に花が咲き、昼になっても、閉じません。つまり昼になって咲く花ではなく、昼になっても咲いている花で、朝顔と比べると、ずっと働き者です。

2 ヒルガオ (3)
朝顔との違いに増え方があります。
朝顔は花が終ると種を撒き散らし、その翌年に、種が発芽して、新しい花を咲かせます。ヒルガオは地下茎で増えます。ですから、毎年同じ場所から生えてきます。
この花に会いたければ前の年に咲いている場所に全く変わらない場所にあります。

それなら咲いている時間も長いし、翌年も生えてくるなら、朝顔より、ヒルガオを改良して庭に植えたほうが良いと思いそうです。しかし、一度植えてしまうと庭に蔓延(はび)こり、掘り起こしても根が残り、また生えてくるそうです。
だから、朝顔がいいのだそうです。野生の草は凄いですね。

キカラスウリ(黄烏瓜  ウリ科 カラスウリ属)
3キカラスウリ (1)
今回は水草と蔓草です。

蔓草2つ目は、糸のようにヒラヒラした花弁のカラスウリの仲間です。

キカラスウリとカラスウリは同じ仲間で、夕方に咲き始め、夜に咲く花です。
朝顔と昼顔と同じように花の咲いている時間がこの2つはと違います。
朝、ゆっくりと散歩に出かける私・・・

カラスウリの方は夜明けと共に花を閉じます。夜明けと同時に閉じ始めるカラスウリに対してキカラスウリは昼近くまで咲いています。

朝寝坊の私が撮影するのですから、この花はキカラスウリですね。

3キカラスウリ (2)
働き者のおかげで、おかげで私も鑑賞して撮影できました。

カラスウリに似て実が黄色ですからキカラスウリです。
カラスウリは瓜みたいな実だけど役に立たないからカラスと、動物を馬鹿にしたような名前です。

カラスノエンドウ、カラスビシャク、カラスムギ・・・
「イヌ・・・」がつく花が、一番多いですが、カラスも多いようです。

3キカラスウリ (3)
この糸くずのような花びらは、秋が深まるに従って、なおもヒラヒラと細かく裂けて行き細い糸のようになります。何故、そんな努力をするのか・・・
細かく裂けるのがいいのなら、最初から裂けて咲けばいいのにと・・・
咲くのに時間がかかるのか、それともほかに理由があるのかもしれませんね。

キカラスウリ(黄烏瓜  ウリ科 カラスウリ属)
31キカラスウリ
古い写真を一枚・・・

カラスウリとキカラスウリ花は糸のようにヒラヒラした花弁が元の方まで咲けていくと、中心が星型に近くなります。
そして最後は、秋に実になります。
カラスウリの実は小さく朱色・・・
キカラスウリはこの写真のように大きく、色は名前のごとく・・・。

まだ撮影した蔓草がありますが次回に回します。

[ 投稿者:オコジョ at 07:26 | 花 植物 | コメント(2) ]

この記事へのコメント
オモダカ
お盆に帰省して、奈良井宿に遊びに行ったら、
ちょうどお祭りでした。
みなさん、カミシモ着ていて、紋がオモダカでした。嫌われ者なんですか?!  紋の意匠としては美しいですよね。信州の人にはオモダカは身近な植物なんでしょうね。

コナギというのは、初めて見聞きする気がします。
投稿者: われもこう at 2017-08-15 16:10:22
われもこうさんへ
沢瀉紋もいろいろな形がありますね。こちらにも沢瀉紋は良く見かけます。
葉の形が矢尻に似ていると武士には好まれたようですね。でも農家には嫌われ者という感じのようですね。
コナギは背も低く、花も小さくで目立ちませんがなかなか素敵な花です。人はあまり田圃の中を除きませんから、気が付かないようです。

投稿者: オコジョ at 2017-08-15 19:19:05

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