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烏帽子岳・夏山 (7月9日 湯ノ丸山より)
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ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


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2017年05月04日
小布施 岩松院(がんしょういん) 北斎・一茶・福島正則ゆかりの寺
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町の中を走る町内周遊バス「おぶせロマン号」から小布施町のシンボルというべき雁田山(かりだやま  最高点千増坊三角点の標高786.7m)を撮影・・・

4つほどの峰を連ねていて、葛飾北斎の門人で北斎をたびたび小布施に招いた高井鴻山(こうざん)は「雁が羽を広げたように見える」といったという話がありますが、借田山の名前は、彼がつけたわけでなくもっと昔からあります。高井鴻山は自身の雅号を「雁田山」としていますから、愛着のある山だったようです。


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この道は江戸時代の谷街道(たにかいどう)でした。善光寺西街道の稲荷山から千曲川を渡り、北国街道屋代宿から松代・須坂・小布施・中野を通り飯山で、越後への十日町街道を結ぶ道でした。

幕府後任の街道でないため、正式な宿駅はありませんでしたが、小布施宿は谷街道の宿場として繁栄しました。この先が、小布施の中心で北斎が滞在した高井鴻山宅もあります。
ただ小布施は何度も来ていますし、時期的に混みそうですので今回は避けることにしました。

現在、千曲市(稲荷山)から中野市までは国道403号が踏襲しており、旧稲荷山宿にある起点の標識(稲荷山郵便局前)には、「しなの浪漫街道」と表記されている。

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着いたのは、借りた山山麓の岩松院・・・

桜の盛りでした。

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山門の前にあるこのお堂は太子堂・・・

聖徳太子を祀っていて昭和28年の建物です。

聖徳太子は四天王寺、法隆寺、中宮寺などを創建するなど、仏教を広めたために、日本仏教興隆の祖として宗派を問わず、たくさんの寺院に「太子堂」があり、聖徳太子が祀られています。

わたしが少年期から東京で11年間住んだ世田谷の地名の当初は三宿でしたが、後に住居変更があり太子堂一丁目となりました。
太子堂は三軒茶屋近くの円泉寺というお寺にあるそうですが、行ったことはありません。位置的には前は通ったことは、何どもありそうなのですが・・・
行っておけば良かったといってもあとの祭りです。

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太子堂近くの石碑です。大円相といいます・・

仏画で描かれた仏を神々しく見せる輪があります。仏の頭のまわりの輪を頭光(ずこう)、体のまわりの輪を身光(しんこう)、そして、仏全体を円く包んでいる輪を大円相(だいえんそう)または円相光背(えんそうこうはい)というそうです。

この碑は丸い輪だけで、その輪の中には仏は描かれていないようです。大円相だけの手抜き???
多分、自然石の模様を仏と見てその周りに大円相を彫ったのでは・・・

私には読めませんが「無欠無余」と書いてあるそうです。欠けること無く間、余ることも無い円、無念夢想の心のことだそうです。

元は寺内という地区の墓石だったそうです。大きなあの世の幸を願ったものかもしれません。

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花桃もありました。

個人的には、この派手さは好みではないのですが。人それぞれ。こうした花を美しいと感じる人も多いようです。人の好みとはそういうもの、どちらが正しいなんて言うことはないのかもしれません。最後は人の心にゆだねられます。

この上の丸い山は可愛いですね。

この尾根には苅田城と呼ばれた大城、小城という山城があったそうです。実の可愛い山の上にも山城があったようです。

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花の寺に入っていきます。

岩松院によると、文明4年(1472)寺の裏山にあった雁田城主の荻野備後守常倫ヶ開基した寺だそうです。ただ、荻野氏の詳しいことは分かっていません。歴史的にみると中野の豪族高梨氏の本城の鴨が岳城を守るため作られた山城があったようです。その城主が荻野氏だったのかもしれません。

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仁王門も桜の中でした。

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寺を守る仁王様・・・
お優しすぎてちょっと頼りないかなと・・・

でもこの優しさ良いですね。

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本道に向かいます。

山寺の雰囲気ですね。

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本堂も桜で飾られていました。というより飾って撮影したのですがね。

この本堂の天井には本堂です。その天井には葛飾北斎が最晩年に21畳の大作の天井絵「八方睨み鳳凰図」があります。北斎は晩年の83歳のときに小布施の 高井鴻山を訪ね、90歳で亡くなるまで何度も小布施を訪れました。昔は寝転んで見たのですが・・・
今は絵の保護のため座って静かに眺めることになっています。

保護のために撮影も禁止されています。

寺のHPから絵を見ることができます。⇒八方睨み鳳凰図

本物はもっと鮮やかで、迫力があり、これでは何もわからないといっていいかもしれませんね。実際に一度見てほしい絵です。

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高社山(たかやしろやま標高1352m)・・・

一度しか登っていませんが好きな山です。です。

この山は地元では高社を「たかやしろ」と昔から呼んでいるのですが、最近は「コウシャサン」と音読みのなまえで呼ばれる事がほとんどです。 「たかやしろ」の日々せきも素敵だと思うのですが・・・
私にとっては永遠に「たかやしろ」です。

この山は裏日本と内陸を分ける山です。北山麓は雪国の良い山や木島平・・・
そちらには3メートルの雪があっても南山麓は雪が全く無いという感じです。それは本当に驚くほど急速に変わります。
「長いトンネルを抜けるとそこは雪国・・・」
トンネルはありませんが・・・

今は北陸新幹線がこの山を貫いています。
高社山はそんな山です。


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寺によると「俳人の小林一茶文化13年(1816)4月20日に当寺を訪れ、合戦を見て、痩せ蛙まけるな一茶これにありと詠んだ。」とされています。
この句は弱い者を応援する正義の味方という感じに解釈されがちですが、一茶の最初の子が虚弱でした。その子の生後20日に岩松院を訪れて子への応援歌として作ったといわれます。しかし、子は1ヶ月になくなります。

もっとも、文政10年一茶没前の自選句集に「むさしの国竹の塚というに、 蛙たたかいありけるに みにまかる、4月20日也けり。」とあります。これからみると、この作品は江戸の作品となるのですが・・・

岩松院ではヒキガエルが4月20日ごろに産卵のためこの池に集まるそうです。メスをオスたちが奪いあいカエル合戦をするそうです。300匹の大騒ぎが済むとヒキガエルは池には卵を残し山にもどるそうです。

前は寺の濡れ縁から池を見たり、池のところに行けたのですが。今年は遠くの撥の上から見られるだけとなっていました。

石碑は一茶の句碑です。

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岩松院は戦国の豊臣秀吉の重臣で賤ケ岳の七本槍で有名な名将の福島正則の菩提寺です。
霊廟はこんな石段の上にあります。

福島正則は豊臣秀吉の従兄弟といわれています。賤ケ岳の戦いをはじめ、次々と手柄を立て、尾張清洲24万石の大名に出世するのですが、秀吉がなくなると、養子・正之を徳川家康の家康の養女・満天姫(弟・松平康元の娘)と婚約させ、関ヶ原の合戦を含め徳川方として動きます。そして後広島城(49万8千石)の大名になります。
その後。徳川の謀略によりに元和5年(1619)ここ信州、小布施周辺の高井郡と越後魚沼郡4万5千石として転封されてしまいます。

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霊廟の中は、当時の武士たちの墓として多く使われた五輪塔です。

川中島に移ってから5年後の寛永元年(1624)に正則は亡くなりますが、その遺体を幕府の検使の到着前に火葬してしまい、幕府はこれ幸いと福島家は大名から3千石の旗本に格下げしてしまいます。

正則はなぜ、豊臣をすてて、徳川についたのか。「豊臣の時代は終った」という先見の明があったのかもしれません。「豊臣家は徳川政権下で存続」に動いたという説もあります。
しかし、歴史は皮肉で、結果は悲劇の名将となりここに眠っています

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墓地の枝垂桜・・・

正則の霊廟を見守るように咲いていました。

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岩松院をあとにして・・・

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こんな道を行きます。

「水が溢れている何処からかな」とわざわざ濡れるのをかまわず見に行く妻・・・
つまらない所に好奇心の旺盛な夫婦のようです。

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こんな道を散歩していきます。

[ 投稿者:オコジョ at 07:33 | 長野県北部(長野市以北) | コメント(2) ]

この記事へのコメント
福島正則
徳川に いいようにされた武将 残念です。 知恵も頭も 及びませんでしたね。「覇王の家」は 速読派のわたしには 珍しく 一行ずつ読む形で なかなか終わりません。人の思いの 裏や表を読む能力に優れた 家康です。分かりにくい岩松院訪問したのは 昨年6月でしたから もう一度行ってみたいと 思っています。
投稿者: 小紋 at 2017-05-04 22:26:53
小紋さんへ
福島正則 には正則なりの考えがあったのでしょうが、時代の流れを読んでいるようで、読めていないですね。家康とは対照的と言えるかもしれません。
一つ動きを変えていたら、歴史は大きく変わっていたかもしれませんね。
岩松院は有名ですが、山寺で派手さはないですね。また訪れて見てください。
投稿者: オコジョ at 2017-05-05 14:17:28

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