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浅間山 (5月7日 信濃追分駅より)
P2120860 ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習い・・・
もう70過ぎていますが、年寄のにわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
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2017年03月15日
山に春を告げる花 セツブンソウ(戸倉)
セツブンソウ (節分草 キンポウゲ科セツブンソウ属)
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毎年、見に行く花なので、今年はやめようかと・・・
でも、時期になると落ち着かなくなってしまうのです。
わたしの庭には、福寿草やクロッカス、スノードロップなどの花が咲き、梅の花の時期も近づいてきています。

でも、山の花の春一番はこの花・・・

今年も出かけてしまいました。昨日のことです。


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しなの鉄道の戸倉駅からセツブンソウの群生地までは2キロ弱を歩きます。駅の裏あたりから、白梅の向こうの採石場の裏側、写真の頬中央の山の上の裏側に群生地があります。この山を左側から回りこんでいきます。

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駅裏の「戸倉宿 キティパーク」・・・

キティといえば仔猫のキャラクター、ハローキティが有名ですが、なんの関係もありません
「ふるさと創生」の一億円を使って作られた山の斜面にある広大な公園で町民の憩いの場所になっています。

千曲川方面、町は戸倉の町です。川は右端に冠着橋あたりが見えています。

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セツブンソウへの道はキティパークの入口から別れます。
この辺りは、熊さんが住んでいるようです。それにイノシシさんも・・・
昼間、人もいますし、怖がってでてこないと思います。

年によっては、地面はぐちゃぐちゃなのですが、この日は寒くて曇りで、地面は凍ったまま、ぬかるみは少なく歩きやすかったです。

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自在社の鳥居が新しくなりました。

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こちらは以前の写真・・・
朱色だったのですが、白木になりました。
奥に社殿が見えています。何か明るくなったような・・・

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明るくなったのは、木を切ったためですね。
鳥居を作るために切った???
そんなことは無いでしょうね。
もしかしたら、セツブンソウを植えるのかなと・・・

社殿の左に傾いたような立派な松が見えますね。
樹齢400年で「天狗の松」とよばれ、千曲市の天然記念物になっています。

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むかし、天狗さまがこの木に登りも困っているものはいないかと里を見ていたかも・・・

千曲市と坂城町の境にピラミッドの形の素敵な姿の岩井堂山という山があります。この山には中腹にここと同じ名前の自在神社があり、地元では自在山ともよんでいます。
昔々、この岩井堂山に、3人の兄弟の修験者がいて仲良く修行を積んでいました。しかし、暴れ川の千曲川の大洪水で、3人は別れ別れとなり、一人は岩井堂山に残り、一人は松代へ、そして残る一人が、ここの自在社のある山で修行を重ね、徳を積んで天狗さまと呼ばれたそうです。ちなみにここも自在山と呼ばれています。

自在社の本殿の両脇には松と杉が社を守るように立っています。
左が天狗の松、右も立派な杉もですが、どちらも御神木です。

ここの自在社は大山祇命(おおやますみのみこと)を祀っています。日本の山を統治する神、つまり山の神ですね。
ちなみに岩井堂山の自在神社は大己貴命(おおなむちのみこと)と信濃源氏の武将で、村上義清の先祖の村上義光を合祀しています。大己貴命は大国主命の別名です。
名前は似ていても祀られる神は違うようです。

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自在社から5分ほどで、セツブンソウの群生地です。

ここは「戸倉セツブンソウを育てる会」(約60人)が、下草刈りや遊歩道の整備をして、保護とともに、花の時期は交代で、毎日群生地を見回って保護に当たり、説明をしてくれます。

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小さな花ですね。雪の降り始めのように枯草の中に点々と咲いていました。

セツブンソウは、日本固有の花、つまり日本以外では見られない花です。

しかし開発や乱獲で、10年で1/3が消え去ってしまい、環境省のレッドデータブックは準絶滅危惧となって保護が必要な花です。千曲市の天然記念物に指定されてボランティアにより、保護されています。
セツブンソウは、最近は園芸目的で乱獲され絶滅の危機にあります。絶滅危惧種の指定理由としては、山草栽培目的の採集となっています。
ここと倉科の2ヶ所で群生していますが、セツブンソウの北限の町だそうです。
この群生地を大切にしたいものです。

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セツブンソウは、節分の頃に咲くから節分草です。

もう立春・啓蟄と過ぎてすぐ彼岸と言われそうですね。
花が咲くのは、今の節分ではなくて旧暦の節分です。それにもっと暖かく花の咲くのが早い地方が基準です。
明治になって、西洋に暦を合わせてしまったから、季節の名がついた花は名前と合わなくなってしまったようです。

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セツブンソウはスプリング・エフェメラルです。

スプリング・エフェメラルは、ほかの花たちが芽を出さない寒い頃に芽をだして、花を咲かせ、いち早く地上部を枯らして、夏は眠って次の春を待つ花たちです。夏になると何の痕跡も残さない花たちを英語はSpring ephemera(スプリング・エフェメラル)と呼びます。
ephemera(エフェメラ)はウスバカゲロウのことです。ウスバカゲロウは短命では誕生して一日しか生存できないといわれてきたことからです。実際には、ウスバカゲロウは自然の中で2、3週間は生きます。一週間の命といわれるセミも一月生きられます。
「春のはかない命」という意味になります。

スプリング・エフェメラルは日本では「早春植物」「春の妖精」「早春の妖精」などといいます。身近な植物としては福寿草ですが、ほかには、カタクリ、キクザキイチゲ、ニリンソウ、アズマイチゲ、ヤマエンゴサクなどという花があります。

山の春をづける花たち、そう呼んでもいいような・・・

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セツブンソウは茎先に1輪の花をつけて花びらは5枚が基本です。
花びらといっていますが、正確には萼が進化したものです。
本当の花びらは、花の中心にある黄金の星が円を描いていますが、この黄色い球が花びらで花蜜を分泌する蜜槽(みっそう)になっています。
蜜の香りで、虫をおびき寄せ、虫により、その中心ある紫のおしべから、めしべに花粉をつけてもらい受粉します。そして、種を作り、それを散布し終えると周りの花が生長する前に地上部分は枯らします。

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下から仰いで撮影しました。
どことなく、しおらしい感じがありますね。純真な乙女の恥じらいのような・・・
初々しさを秘めて白く精一杯、清楚に咲いています。

林が写っていますね。ここは落葉松などの雑木林の中です。
冬は葉を落として明るい林です。セツブンソウはこうした林が好きです。

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八重の花・・・

八重といっても標準の5枚より、花びらの多い花のことです。
6枚出すね。花の大きさは1センチほどの小さな花です。注意しないとわかりません。

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数が少ないので。珍しいと言えますが、花びらの大きさがバラバラで安定感に欠けます。やはり基本の5枚の方が清楚です。

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落葉松を見上げます。
初夏にこの若葉が柔らかな新緑となると、セツブンソウは長い眠りにつきます。

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テレビ信州のカメラマンさん・・・
私が行ったときから、帰るまで、ずっとこの場所で撮影をしていました。
昨日の夜のテレビ信州「報道ゲンバ Face」という報道番組で十数秒、可憐なセツブンソウの映像が紹介されました。ごくろうさまでした。

[ 投稿者:オコジョ at 09:39 | 花 植物 | コメント(4) ]

この記事へのコメント
可憐な
なんか片栗に似た運命。
日の光を好みながら、他の草が伸びて、木が葉を茂らして、日の光が届かなくなると、消えてしまう。早春の花の代表なんですね。
小さな花なんですね。写真ではとてもそんなに小さくは見えません。
八重と言えば、実を結ばないと言いますが、この八重は実を結びそうな気がします。
それにしても、保護しなければならないとは辛い。
投稿者: 謫仙 at 2017-03-15 20:59:58
ご無沙汰しております
オコジョさん、こんばんは
ブログをあまり開かない日々が続いておりまして、すっかりご無沙汰しておりました。

今日は冬に逆戻りでとても寒い一日でした。高峰あたりもすごい積雪らしいですね。

軽井沢の友人がエキストラをしたというので、カルテット見てますが、次は大賀ホールが出るようですね。

戸倉まで行かれたんですね〜〜セツブンソウの集落は富士の近くではみたことがありますが、ここは天然自然なのでしょうか?、一度は見てみたいものです。可憐な花で可愛らしいですよね
マツもスギもとても立派です。

フクジュソウの集落が辰野の方にあるらしく、それもみたいと言いつつ、今年はそれどころではなく・・・いつかと願っていれば、いつかは叶うと思っています。
投稿者: われもこう at 2017-03-15 23:20:11
謫仙さんへ
こんばんは
人それぞれに生き方が違うように花たちにも色々な生き方があります。そして、似た人があるようには何も似た生き方があるようです。
ここにはカタクリの花が葉を出して、次の花は俺だと待ち構えていました。もう半月もたつもここはカタクリの花が、今度はピンクの花を咲かせるはずです。

早春の妖精たちはたくさんあります。その中のトップバッターと言えそうです。

地元では八重といっていますが、花びらが少し多いだけという方が正確かもしれません。
ソメイヨシノと八重桜、ヤマブキと八重のヤマブキのように種が違うわけではありませんから、実をつけるようです。

保護しないと、みんな取って行ってしまう。花たちにとって野草愛好家には悪魔が一杯に見えるかもしれません。

投稿者: オコジョ at 2017-03-16 22:01:28
われもこうさんへ
こんにちは
忙しいようですね。

今日の浅間はかなり下まで、白かったですね。
カルテットは見ていませんが、10日ほど前にコンサートを聴きました。その時に、今週の日曜に
撮影が行われるといっていました。12日ですね。もう撮影は終ったようです。

ここのセツブンソウはもともと自生していたものです。ただ、地元の努力で株を増やしてきています。

自生地は限られますので大切にしたいものです。

我が家の福寿草は今が盛りです。
もともと正月の寄せ植えの一株だったのですが・・・

龍のいつか見に行けるといいですね
投稿者: オコジョ at 2017-03-17 13:08:16

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