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浅間山 (2月4日 信濃追分駅より)
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ここでは、生き物たちや、自然、歴史など紹介していますが、、専門家ではなく、未熟な愛好家に過ぎません。一応は調べて、掲載していますが、六十の手習いの、にわか勉強の結果に過ぎません。間違いがあるかと思います。誤りに気がつきましたら、ご指摘いただけると嬉しく、おおいに感謝です。その内容を記事に反映させたいと思います。
また、ご意見、ご感想などをコメントをいただけると嬉しく思います。


営利目的や-記事に関係のないコメントTBは、予告なく独断で削除させていただきます。

2017年01月05日
正月   中棚莊にて
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正月三日・・

こんな方が迎えてくれる温泉宿に・・・


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我が家から温泉までは1キロ半ほど・・・

こんな風に歩かなくても車の道もあるのですが、運動不足なので歩くことにしました。
私がよく使う散歩道です。

こんな道を行かなくても、でも近道なのです。
尾掛けでこちらで「馬鹿」という「ヒッツキムシ」がついて宿について、みんなでアメリカセンダングサの馬鹿を取るのが大変でした。

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最後はこんな坂を下って・・・
宿に到着・・・

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    暮行けば浅間も見えず  
    歌哀し佐久の草笛
    千曲川いざよふ波の
    岸近き宿にのぼりつ
    濁(にご)り酒濁れる飲みて 
    草枕しばし慰む 
  島崎藤村「千曲川旅情の歌」より


島崎藤村が藤村のこう歌った岸近き宿の中棚荘です。

「御食処 山里料理 草風亭」は、この旅館の旧館です。この日はこちらで食事をします。この建物は藤村が千曲川から登った建物ではなく、その後の大正時代の建物です。次第的に藤村の小諸時代に近く、藤村の文学を愛する人に、この旧館は、その当時の雰囲気を伝えています。とは、いっても室内はリニューアルされていますが・・・

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山羊の上の建物は木村熊二の別荘「水明楼」・・・よって見ました。

島崎藤村は明治32年から明治38年まで、旧師木村熊二の招きで小諸義塾教師として、6年間小諸で過ごしています。

藤村の『千曲川のスケッチ』にはこうあります。
この温泉から石垣について坂道を上がると、そこに校長の別荘の門がある。楼の名を水明楼としてある。この建物はもと先生の書斎で、士族屋敷の方にあったのを、ここへ移して住まわれるようにしたものだ。閑雅な小楼で、崖に倚って眺望
の好い位置に在る。 先生は共立学校時代の私の英語の先生だ。


『千曲川のスケッチ』にあるように、士族屋敷だったものを懐古園近くの足柄町から明治31年移築したそうです。藤村の着任の前の年に移築していて、藤村が良く訪れた馴染みの場所でした。

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入口の正月飾りがありました。

この正月飾りは「お椀」と呼ばれる注連飾りで信州の上田地方の一部から長野盆地あたりで見られます。
「お椀」というからには何か入っているのかと・・・
その通りで、うどん、お餅や御節料理などを入れて神に供える形ですね。
お餅でも入っているのかなと思って覗いてみましたが、入っていませんでした。この地方のものではないので、そこまで真似はしないようです。

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旧館を部屋の中から・・・

「御食処 山里料理 草風亭」は、この旅館の旧館です。この日はこちらで食事をします。この建物は藤村がいた明治時代に千曲川から登った建物ではなく、その後の大正時代の建物です。次第的に藤村の小諸時代に近く、藤村の文学を愛する人に、この旧館は、その当時の雰囲気を伝えています。とは、いっても室内はリニューアルされていますが・・・

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『はりこし亭』が見えます。
北国街道の西原部落の藍染業を営んでいた家の、職人の住居と仕事場だった、江戸時代の築130年の旧家を『中棚荘』の一角に移築したもので、国の登録有形文化財です。

「千曲川のスケッチ」の「君はまだハリコシなどというものを食ったことがあるまい」という一節からとられています。
ハリコシとは蕎麦粉の餅で、炉端の灰で焼いたものです。餅を高く投げて作るためこう呼ばれています。
「はりこし亭」の今は中棚荘のお食事処です。1年半前に孫と来ているのですが、孫は「はりこし亭」の名前を憶えていました。幼児の記憶力というのも馬鹿にならないようです。迂闊な約束をしてはいけないようです。

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まずは温泉へ・・・

いったん外に出て、平成館の新館を通り抜けて宿の一番高い所へ登っていきます。

中棚について『千曲川のスケッチ』で藤村はこう書いています。

「この連中と一緒に、私は中棚の温泉の方へ戻って行った。沸し湯ではあるが、鉱泉に身を浸して、浴槽の中から外部の景色を眺めるのも心地が好かった。湯から上がっても、皆の楽みは茶でも飲みながら、書生らしい雑談に耽ることであった。葡萄棚なぞを渡って来る涼しい風は、私達の興を助けた。」

中棚鉱泉は藤村の着任の前年、明治三十一年に発掘、木村熊二は温泉開発に携わった一人でした。そして、温泉の発掘と共に別荘の水明楼をここに移しました。

今の温泉は藤村時代の沸かし湯ではなく、昭和63年(1988)に新しく掘り当てた
40度の弱アルカリ性低張性温泉で肌がつるつるになる美人の湯だそうです。

神経痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、
冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進の功能があるとか。

掛け流しですが、過熱をしています。

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脱衣所から浴室を撮影・・・

湯船に林檎がたくさん浮いています。

この温泉の名物は秋から冬の林檎の浮いた木造りの『初恋りんご風呂』です。

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孫はびっくりしてみていました。

ここは浴室と脱衣所の間に仕切りがありません。
脱衣所は畳が敷いてあります。

ロッカーなどはなく、衣服は籠に入れます。昔ながらの感じを出しだしています。一寸面白い感じとなっています。

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りんご湯の前で記念撮影・・・
この時は貸切り状態でした。
あとで3人ほどいらっしゃいましたが・・・


   まだあげ初めし前髪の
   林檎のもとに見えしとき
   前にさしたる花櫛の
   花ある君と思ひけり 


藤村の『初恋』の詩によるものです。
でも、この詩の林檎は仙台時代、宮城の林檎ですが、信州も林檎の名産地・・・

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孫は林檎で遊んでいました。

何回か来ていますが、林檎の数が少ないかなと・・・

今年はリンゴが不作で数も取れなかったようです。

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露天風呂・・・


我が家の子供たちは地域的な関係、仕事の内容から休日がバラバラ・・・
特に一人は休日の関係から一月くらい前にならないと休日が決まらないということで、本当は泊りでしたかったようですが。年末年始のこの時期、一月前に探してもあろうはずがなく・・・

でも、近場で素敵なお風呂はのんびりできて良かったです。

ただ、愛知の三男は、風邪でダウンしてこられませんでしたが。孫も加わって楽しい会となりました。

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今回は私の70歳の祝いということでした。
昨年・一昨年は母の介護のこともあり、また、子供たちは、青森・東京・愛知と別れていて集まりにくく、古希の祝いは正式には数え年なので、70歳のお祝いとなりました。

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子どもたちは、OH!LA!HO BEER(オラホビール)・・・
私は藤村が愛したであろう浅間嶽の限定醸造純米吟醸生酒の「あさまおろし」にしました。
私はビールを飲めなくはないのですが、日本酒の方が春かに好きで。自分用の酒としてビールを買ったことはないのです。

あさまおろしは小諸市で「亀の尾」という酒米を栽培して酒づくりを行う「酒呑み百姓の会」が、小諸の名水土地の名水「弁天の清水」を使い、「浅間嶽」の大塚酒造が醸造した純米吟醸酒です。この酒はきりりと締まった辛口・・・
呑んべえ好みの酒で、おいしいです。

いまでも会長かどうかは知りませんが、酒呑み百姓の会の下崎眞澄さんとは合唱団で一緒だったので良く知っています。大病をして、大変だったのですが、何年か前に一緒に酒を飲んで、元気になってきて一安心したのですが、元気かなと・・・

最後は辰野町の地酒「夜明け前」の純米酒、瓶ではないので器だけ・・・
上品で口当たりのいい酒でした。

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この日のメニュー・・・
あとは個人の記録として写真のみとします。

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先鉢                  旬鉢

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鍋物                  お凌ぎ

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焼物                  揚物

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孫も美味しくてほぼ完食・・・
ソフトクリームもいただいて満足げでした。

ありがとうございました。

[ 投稿者:オコジョ at 09:06 | 小諸 町 祭り | コメント(6) ]

この記事へのコメント
こんばんわ
近くに素敵な温泉がありよいですね。
70歳おめでとうございます。
藤村ファンにはたまらない宿ですね。
林檎風呂も素敵です。
お孫ちゃんも林檎の風呂にはびっくりしたでしょう、きっといい思い出になりますね。
御馳走食べてお風呂に入り皆さんに祝ってもらいお孫ちゃんも一緒。嬉しい日でしたね。
投稿者: やぶ椿 at 2017-01-05 18:33:55
やぶ椿さんへ
藤村ゆかりの宿という看板を背負って、昔の雰囲気を残しながらいろいろと工夫をしていいろいろな企画を考えてけいえいしているようです。
温泉は斜面を登っていく感じで。足の悪い方や年寄向きではないのですが・・・

年は取りたくないのですが。毎年人ずつ増えていくのは仕方ないですね。
孫は林檎を並べて遊んでいました。
孫にとっては、人生初の家族以外の人とはいる大浴場でいい経験になったようです。
投稿者: オコジョ at 2017-01-05 21:08:49
無題
こんばんは。

中棚荘だ!
自宅から中棚荘まで歩いて行けるなんて、なんて素敵なんでしょう。
温泉に入って、美味しいものを食べて、贅沢だわ~
あそのこお料理は、器にも凝っていて素敵ですよね。
ああ、また行きたくなってきました(笑)
投稿者: 万見仙千代 at 2017-01-06 22:23:25
万見仙千代さんへ
中棚荘までは、歩いて20分くらいでしょうか。下りですので・・・
帰りは飲んでいますし登りになるのでタクシーでしたが・・・
中だなはこんな具ふいにお祝いごとに何度か使っています。また、はりこし亭で食事をして温泉ということもあります。
泊まるには近すぎる感じです。
古くからある宿で、色々な食器をお持ちですし。地元の作家などの器も取り入れているようです。
惜しかったですよ。
ぜひまたどうぞ・・・
投稿者: オコジョ at 2017-01-07 12:44:36
中棚荘
とても雰囲気が良さそうですね
40度で美人になれる湯となれば、私にぴったりかも(笑;)

お孫さんと一緒に家族揃ってお誕生日祝いも良いですね〜〜おめでとうございます。
オコジョさんは、私の相方と一つ違いなんですね〜〜今年70になりますが、夏なので学年がちがうようです^^
ますますのご活躍を楽しみにしております。

そういえば、ひっつき虫のことを「バカが付く』と・・・あれは方言でしたか、またそんな言い方して〜〜なんて思ってましたよ!
投稿者: われもこう at 2017-01-10 15:54:46
われもこうさんへ
ありがとうございます。
新館も含めて、近代的な宿ではありません。昔風の宿という感じですね。 

料理は工夫がされた創作料理・・・
ただ絶品かというと、悪くはないのですが、もう一つ特徴が無いようにも思えます。万人向きと言えるかもしれませんね。
料理は一人一人感想が違います好き好きになるのでしょうが・・・
私は5月で71になります。ご主人と一つ違いなのですね。お元気で行動的な方のようですね。

妻は、私が散歩から帰るとよく私に「また馬鹿を付けてきた」と笑います。
投稿者: オコジョ at 2017-01-10 17:42:39

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