
三滝のある北相木村は静かな山村です。
ここは車がないと不便な村です。
村営バスがあるのですが、日曜日はバスの本数が、少なくおまけに、祭りの
シャトルバスの発着場から4キロ手前から歩くことになりました。
それは、この村を知るのには悪くありません。
バス終点の山口集落から歩いていくとこんな素敵な八ヶ岳に出会いました。
帰りはもうかすんでいました。

帰りはシャトルバスの発着場に着いたら、バスかわずかの差で出た後、
次のバスまでは3時間半、でも、朝、歩き始めた山口集落からは2時間後に
バスがあります。たた、待つのは苦手で、躊躇うことなく歩きます。
今度はゆっくり歩けます。(笑)
ここはすこし下った下新井集落です。

道の拡張でここに引っ越してきたのでしょう。
路傍の神と仏たち・・・
こうした村では神や仏は大切にされています。
ここだけでなく何箇所かでこうした光景を見ました。

天満宮です。
天満宮はいうまでもなく天神さまのの菅原道真を祀ったお宮です。
石垣の上の右側に「三瀧開山行者田村太心住庵之地」があります。
田村太心の自筆で下新井に庵を結び、観音堂を建てたことが記されています。

北相木川にかかる御座橋です。
右の案内板には下新井の地名と「めぐすりの木」とあります。
「メグスリノキ」???
長野県天然記念物の「下新井のメグスリノキ」があることは知っていました。
でも、見たことはなく、名前だけしか知りません。

境内の一番左の木がメグスリノキです。
「メグスリノキ」は別名でなく、これが正式名です。
この神社の鳥居にも名がなく、ネットでも調べたのですが、長野県神社庁の
HPにも名前がなくわかりません。でも、中はきちんとして祀りごとをした
後もあり、このあたりの集落の鎮守の杜のようです。

中央の斜め左に幹を伸ばしているのが「メグスリノキ」です。
メグスリノキは日本固有種で、山形や宮城県以南から四国、九州に生育する
カエデ科カエデ属の木ですが、葉がいくつもに裂けるカエデの葉のように手
の形の葉ではなく、3出複葉で、桜の葉のような葉が3枚づつ枝に付きます。
3出複葉の代表はクローバーです。

メグスリノキという名前は樹皮や葉を煎じて白内障、かすみ目、目の痛み
などの目薬になるからだそうです。
花粉症による目の疾患や肝臓疾患、成人病にも効くということで、健康茶
としても販売されているとか。

葉はモミジに似ていませんが、やはりモミジの仲間ですので、秋には、
見事に鮮やかな紅葉となるそうです。
ふつう高さは10メートルほどだそうですが、この木は高さ15m、幹
2.8mの大木は全国的に見ても珍しい巨木だそうです。
別名は「長者の木」「千里眼の木」「ミツバハナ」など・・・
北相木村には長者の森というロッジやコテージやキャンプ場のある施設が
あります。きっと「長者の木」からの命名でしょう。

北相木川の谷間から北八ヶ岳の真っ白な姿が顔を出しました。
天狗岳ですが、寒そうですね。
でも、この日は暖かでした。

北相木川の上流側です。
この谷を遡ると、ぶどう峠を越えて上州へ抜けます。
そして利根川の支流の神流川へ出ます。

北斜面は雪があります。

佐久の山の盟主、標高2,112mの御座山です。
北相木村の最高地点でもあります。
何度か登ったことがあります。
北相木村は面積の9割が山林で、樹林に覆われた静かな山歩きができます。

冬の落葉松の斜面はこんなです。

山口集落の手前には石の仏様と神様がならんでいました。

山口集落に着きました。
ここから小海行きのバスがありますが、発車までは1時間15分・・・
もうすこし、北相木村の散歩を続けます。
この道を小海方面に歩きます。

そのままバス道路を行ったほうが小海は楽なのですが、集落の中を通る
旧道を選んで行きます。特別なものがあるわけではないのですが、物好き
は仕方ありません。

狭い谷間の小さな田畑は雪に覆われていました。