ナガミノツルケマン(長実の蔓華鬘 ケシ科キケマン属)
ナガミノツルキケマンと呼ぶこともあります。
ナガミノツルケマンは、他の多くケシ科の植物と同様有毒です。
ツルケマン(またはツルキケマン)という似た花があって、実が長いからという
命名なのでしょうが、そのツルケマンを私はみたことがありません。
ナガミノツルケマンとツルケマンは良く似ていているそうです。
ナガミノツルケマンはツルケマンより花付きが良く、黄色も濃いというのですが、
比較の問題で、ツルケマンを知らない人間が何をいわんや・・・
決定的に、違うのは、花の後に出来る小さなサヤインゲンみたいなサヤの中に種子が
真直ぐ1列並べばナガミノツルケマン、2列ならツルケマンですが、私は花のつき具合
で、ナガミノツルケマンと・・・(笑)間違いはないと思っています。

実は私の属している小諸ミズオオバコ保全会議のミズオオバコ保護田近くに
この花があり、保護しようと言う動きがあります。
自分の会で一生懸命になっているのに水をさすようで気が引けるのですが、この
あたりではわりと見かける花です。中山道を追分から、小田井宿の間では何箇所
か、この花の群生がありますし、この花も佐久市、内山のあちこちで群生してい
た花たちです。

ナガミノツルケマンは環境省レッドデータブックの準絶滅危惧(NT)です。
環境省によるレッドデータブックは、環境省が調査を行って、その結果により
作成された絶滅のおそれがある動植物のリスト(レッドリスト)により、具体
的な内容を示したデータブックです。
準絶滅危惧(NT)は「種の存続基盤が脆弱で現時点での絶滅危険度は小さいが、
生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種」です。
絶滅危惧だからきれいだというわけではないですね。
きれいな花の保護には熱が入るのですが・・・
地味な花は損ですね。
しかし、本当に保護が必要なのは母種のツルケマンなのかもしれません。
ツルケマンは絶滅危惧IB類(EN)で「IA類ほどではないが、近い将来に絶滅
する危険性が高い種」となっています。
確かに、保護することは大切だと思います。
しかし、そのために他の植物を犠牲にしなければいいのですが、人は、大切だ
と思うと猫かわいがりで・・・
そのためにはなんでも・・・