
コモロスミレがいま盛りで咲いています。
コモロヤエベニシダレ(小諸八重紅枝垂)とともに小諸の名を冠した花です。

ここは小諸の北国街道沿いにある海応院(かいおういん)の参道です

コモロスミレは昭和29年発行の『日本種子植物集覧第3冊』で、新しく
命名されたスミレです。
高さ8〜10センチ、二重から八重咲き花が横向きに開くのが特徴です。

海応院の山門です。
このあたりにコモロスミレが見られます。
海応院は戦国時代の一五四四年に開山した禅寺です。

大正12年(1923年)の小諸尋常小学校訓導の中條正勝氏が、海応院に下宿して
いて境内で発見、スミレの八重咲きの一品種としてヤエスミレと呼ばれました。

その後、変化に富んだ八重咲きの特徴を持つ独自のスミレということで
コモロスミレという和名がつけられました。

海応院の境内にある潜龍乃松です。
画面全部が一本の木です。

潜龍乃松の幹です。
関ヶ原の合戦で関ヶ原へ向かった二代将軍徳川秀忠は、上田の真田昌幸に阻まれ、
小諸に足留めされました。
この時、海応院住職が間に入って和睦が真田との成立します。秀忠は礼として
寺に「下馬札」「軍配」等などの品を贈り、参勤交代の大名でも駕篭から降りて
寺の前を通ったそうです。
もっとも秀忠は戦いに間に合わず、家康に怒られたということですが・・・

山門の石柱の根元に食い込むコモロスミレ、健気というか、
逞しいといおうか、言葉を呑み込みます。