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2017年01月15日
北の闇から来た男―私の愛した男は「北朝鮮の工作員」だった(ザ・マサダ) 朴春仙
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日本人を北朝鮮に拉致したとして、日本の警察当局が国際手配している元北朝鮮工作員、辛光洙。その辛光洙と東京の潜伏先で同居していた在日朝鮮人女性の手記。

一時、日本のマスメディアにも頻繁に登場したものの、覚せい剤絡みで逮捕され昨年秋に中国で死亡したとされる元北朝鮮工作員、安明進の場合は報酬目的でだいぶ話を盛っていたらしいが、こちらは工作員と長期間一つ屋根の下で生活した一般女性の証言なので胡散臭さは感じられない。

辛光洙は潜伏中、深夜の乱数放送の受信を日課としており当初はただ放送を受信してるだけにも関わらずアマチュア無線愛好家を自称し同居人を欺いていた。しかし同居生活が長引くにつれ、同居人の目の前で「放送を受信」「5桁の数字の書き取り」「書き取った数字を乱数表で解読」といった「一連の作業」を行っている。かつての短波誌でも様々な開始音楽やパターンが詳細に報告されていて報告者のその完璧に近いモニタリングに感嘆させられたものだが、このような描写を読むと今更ながらに日本人拉致の指令を日本人が聞いていたにもかかわらず何も出来なかったという事実に歯痒さ、無念さを感じる。

年末あたりから韓国混乱時につけこんでか北朝鮮が「乱数放送」を再開、活発化させている。今度は一体何を企んでいるのか...
[ 投稿者:tusk at 05:00 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0) ]

この記事へのコメント
こんにちは
初めてコメントさせて頂きます。
もう15年~20年も前だったか、たぶんTBS系列だった記憶がありますが東京でシン・ガンスと一緒に生活していた女性(妻)の回顧のインタビューと、TVクルーが一緒に韓国へ行きシン・ガンスのアパートを探すという番組を放送しており何故か印象にあります。
シン・ガンスもそれ相当の歳の筈で、本は読んでませんが当然幸せな終わり方したわけないですよね。
投稿者: ukidd at 2017-01-20 18:20:32
はじめまして。
コメントありがとうございます。
まさに書き込みいただいた著者とTVクルーが韓国へ行き辛光洙の暮らす住居を訪れるその場面もこの本に記されています。
突然の同居人の出現に激しく動揺し、感情を剥き出しにするその姿に初めてスパイではなく、人としての「辛光洙」の姿を見た気がしました。
その後、北朝鮮に送還された辛光洙は今も健在で、金正恩体制でも英雄としての地位を保持し厚遇されているようです。
投稿者: tusk at 2017-01-23 21:44:29

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