掲示板お問い合わせランダムジャンプ



この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。 新しい記事を書くことで広告を消すことができます。

2015年10月07日
北朝鮮脱出のきっかけになった北朝鮮製短波ラジオ
北韓改革放送のキム・スンチョル代表が脱北者から購入したという北朝鮮製短波ラジオ。摘発を恐れ、あえてダイヤルスケール等の無い一見(本当にラジオ?)と疑ってしまう程に粗末で、みすぼらしい外観だが、対北放送やアジア諸国の放送は受信出来るとの事。
乱立する対北短波放送がどのように聞かれているのか興味があったが、北朝鮮住民が外付けプリ・アンプ等まで使用し、命懸けで放送を聞いている姿が生々しく伝わってきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
闇市場で入手したラジオを通じて外界を知る北朝鮮の人々
(NK News 9月16日)

RADIO1

“このラジオこそ北朝鮮の人々の外の世界に対する好奇心を象徴する証拠です” 北韓改革放送のキム・スンチョル代表は北朝鮮住民が実際に作った海外放送聞き取り用ラジオを見せ、このように言いました。
“中国国境に住む人民は中国産ラジオを買うことができます。しかし国境から遠く離れた所に住む人民は村の‘不法ラジオ製作者’を探さなければなりません。このような海外放送聞き取り用ラジオを作り売ることで生計を立てている人もいるとの事です。

RADIO2
ラジオ正面 (北朝鮮でこのような種類のラジオを使う人々の身元保護のために表の字はモザイク処理になりました)

このラジオは元々一脱北者の所有物でした、元の持ち主は5年前この ‘不法’ ラジオを購入して北朝鮮で北韓改革放送を含めた多くの対北放送を聴取し2013年北朝鮮脱出以後このラジオをキム・スンチョル氏に売りました。
木板で作られたこの手作りラジオのすべて重さは約 1.5kg 程度です。 安っぽい外見とは違いこのラジオは今日私たちが使う大部分の機能を含んでいます。 このラジオを実際に使ってみたNK Newsの記者は簡単に電源に接続することができたし、ラジオのダイヤルを回して音量と周波数を調節することができました。
ラジオの使い方に慣れるには5分もかかりませんでしたが、このラジオで希望の周波数を正確に探し出す事はとても難しかったです。 デジタルで周波数が表示される今日のラジオとは違い、この手作りのラジオは視覚的に周波数を表示するどんな装置もありませんでした。だから聴取者は毎回周波数を変更する度にダイヤルを0.1mm単位で纎細に回さなければならなかったのです。
このラジオを試しに使ってみたNK Newsの記者はダイヤルが一定方向に少しでも回すと周波数がすぐ変わることを体験しました。キム・スンチョル代表によれば元所有者はこのラジオで正確な周波数を探した後にダイヤルを出来る限り触れず固定して聴取したと言います。

2015-10-02-1443773440-9483637-insidenorthkoreanradioreceiver-thumb
ラジオ内部

また他の難しい点はラジオに内蔵したアンテナを外部アンテナを接続する方法でした。ラジオには近距離受信用の短い内臓アンテナしかなかったので元所有者はこの内部アンテナにワイヤを接続し外部の信号増幅機に接続して使いました。 まともに内容を聴取するためにはこのように毎回、外部の信号増幅器が必要だったので、このラジオは携帯電話やMP3のように携帯し使う性質の製品ではなかったことが推測されます。NK Newsの記者は困難を伴いながら外部の信号増幅器に接続した後で韓国のラジオ番組と日本の放送を含むアジアの多くのラジオ放送を聴取することができました。
低音量も問題でした。このラジオ内部に装着されたスピーカーの音が充分な大きさがなく内容をきれいに聞き取るには内部スピーカー線を分離し外部スピーカーに接続しなければなりませんでした。しかし予想とは違い低音量は北朝鮮内部では全然問題にならなかったです。最初にこのラジオを使うこと自体が不法なので元所有者は最大限音量を低くして、人のいない夜、特に北韓改革放送が送信される夜11時から1時の間に多く使用しました。

RADIO4
ラジオ内部

情報のオアシス

このラジオの元所有者・朴某氏は 2013年11月北朝鮮を抜け出して来た脱北者です。彼は北朝鮮でこのラジオを通じて世間と接触しました。彼はこの手作りラジオを通じて最近、約5年間アメリカの声、ラジオフリーアジア、北韓改革放送のような対北放送を聴取しました。
“おおよそ13年の間、北韓改革放送を含めた他のラジオ番組を聴取して来ました。北朝鮮での思想教育はとてもひどいです。それでこのラジオを通じて外部情報に初めて接した時、私と私の友達はその内容を信じることができませんでした。一時は誰かが私たちを欺こうとこんな内容の放送をしていると思うほどでした”
朴某氏はラジオの内容が北朝鮮脱出を決行するのに大きな手助けになったと言います。“このラジオが北朝鮮脱出に大きな動機を与えたは事実です。私と私の友達は地下アジトで北韓改革放送と違うラジオ番組も定期的に聞いてみました。 周りの人々は私にこんなラジオを聞かずに外に出て働きなさいと言いました。 しかしこのラジオがあったから私は脱北する決心がつきました”
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[ 投稿者:tusk at 06:39 | ラジオ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://shinshu.fm/MHz/89.11/a00658/0000482902.trackback

この記事の固定URL
http://shinshu.fm/MHz/89.11/archives/0000482902.html

記事へのコメント
 
簡単演算認証: 4 x 3 + 5 =
計算の答えを半角英数字で入力して下さい。
名前: [必須]
URL/Email:
タイトル:
コメント:
※記事・コメントなどの削除要請はこちら