日馬富士の来場所の綱とりに厳しい意見(ニッカンスポーツ)
日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)が25日、東京・両国国技館で開かれ、夏場所を14勝1敗で初優勝した大関日馬富士の来場所での綱とりに厳しい意見が相次いだ。大関昇進から8、10勝にとどまり、時期尚早との見方が大多数のようだ。
鶴田卓彦委員長は「新しいスターが誕生しそうだ」と評価もしながら、「かなり高いレベルの成績が求められるし、いきなり綱とりというのは気が早い」と話した。また11日目の稀勢の里戦で変化して勝った一番を「がっかりした。横綱を目指す人は真っ正面からぶつかっていかないと駄目だ」と痛烈に批判。内館牧子委員は「2場所連続優勝してすぐ横綱というだけなら、横審はいらない」と手厳しかった。
また夏場所初日の2日前に白鵬、朝青龍の両横綱らモンゴル出身力士数人がゴルフに興じた件で、横審は「不見識」として各師匠に指導を徹底させることを要望した。
いささか古い記事ですが、横審の人たちはいろいろと考え違いをしていると思うので、一筆奏上したいと思います。
内館委員の「2場所連続優勝してすぐ横綱というだけなら」という部分は正しいですが、その裏にある思想は間違っています。内館委員は、2場所連続優勝しても横綱にさせたくない場合もある、ということが言いたいのだと思いますが、逆に、2場所連続優勝ではなくても横綱に推してもいいケースのことは頭にないと思います。
例えば、一番強いAという力士に対して二番手の力士Bがいて、AとBが三番手以下を大きく引き離しているとき、Aが最強力士として君臨していれば、Bは毎場所優勝争いはするものの、なかなか連覇はできないので、「2場所連続優勝」を厳格に適用するならば、横綱になるのは困難です。しかしながら、相撲の横綱というのは(横綱だけではないですが)東西一対が存在するのが望ましいので、上の例の場合は、当然横綱にしなければいけないのです。過去に何例か横綱同時昇進があったのも、横綱がオンリーワンのチャンピオンではないことの証です。
とはいえ、旭富士のあたりから2場所連続優勝が横綱昇進のための必要十分条件になってしまいました。
例えば、貴乃花が横綱昇進を見送られた成績と、武蔵丸が横綱に昇進したときの成績を見比べてみます。貴乃花の平成5年3月場所から7月場所の成績は11勝-14勝(優勝)-13勝(優勝同点=優勝決定戦で負け)だったのに対し、武蔵丸の平成11年1月場所から5月場所の成績は8勝(千秋楽で勝ち越し)-13勝(優勝)-13勝(優勝)でした。ほかにも貴乃花の見送り例には14勝(優勝)-11勝-14勝(優勝)-11勝-15勝(優勝)というのもあり、釈然としないものを感じます。
私見では、武蔵丸は連続優勝の時点では見送るべきで、次の場所の12勝で上げればよかったと思っています。というのは、武蔵丸以前の連続優勝で昇進した横綱はいずれも3場所合計で36勝以上あげており、連続優勝といえども3場所34勝というのは大関昇進レベルの勝ち星にしか過ぎないからです。
このあたりの判断を見て、横審が存在価値のない組織だという認識を持ちました。
「大関昇進から8、10勝にとどまり」とありますが、曙の場合は新大関の場所から全休-9勝-14勝(優勝)-13勝(優勝)で昇進しているし、朝青龍も新大関から10勝-14勝(優勝)-14勝(優勝)で昇進しているので、過去の昇進例との矛盾を生じさせないようにするならば、12勝の優勝であっても昇進させるべきだと思います。三代目若乃花は10勝-14勝(優勝)-12勝(優勝)で昇進したので。
とはいえ、2場所連続優勝したら横審には昇進を見送る勇気はなく、口先だけ厳しい態度をとっているに過ぎないのだとは思います。
そんなわけで、横審必要ないです。
日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)が25日、東京・両国国技館で開かれ、夏場所を14勝1敗で初優勝した大関日馬富士の来場所での綱とりに厳しい意見が相次いだ。大関昇進から8、10勝にとどまり、時期尚早との見方が大多数のようだ。
鶴田卓彦委員長は「新しいスターが誕生しそうだ」と評価もしながら、「かなり高いレベルの成績が求められるし、いきなり綱とりというのは気が早い」と話した。また11日目の稀勢の里戦で変化して勝った一番を「がっかりした。横綱を目指す人は真っ正面からぶつかっていかないと駄目だ」と痛烈に批判。内館牧子委員は「2場所連続優勝してすぐ横綱というだけなら、横審はいらない」と手厳しかった。
また夏場所初日の2日前に白鵬、朝青龍の両横綱らモンゴル出身力士数人がゴルフに興じた件で、横審は「不見識」として各師匠に指導を徹底させることを要望した。
いささか古い記事ですが、横審の人たちはいろいろと考え違いをしていると思うので、一筆奏上したいと思います。
内館委員の「2場所連続優勝してすぐ横綱というだけなら」という部分は正しいですが、その裏にある思想は間違っています。内館委員は、2場所連続優勝しても横綱にさせたくない場合もある、ということが言いたいのだと思いますが、逆に、2場所連続優勝ではなくても横綱に推してもいいケースのことは頭にないと思います。
例えば、一番強いAという力士に対して二番手の力士Bがいて、AとBが三番手以下を大きく引き離しているとき、Aが最強力士として君臨していれば、Bは毎場所優勝争いはするものの、なかなか連覇はできないので、「2場所連続優勝」を厳格に適用するならば、横綱になるのは困難です。しかしながら、相撲の横綱というのは(横綱だけではないですが)東西一対が存在するのが望ましいので、上の例の場合は、当然横綱にしなければいけないのです。過去に何例か横綱同時昇進があったのも、横綱がオンリーワンのチャンピオンではないことの証です。
とはいえ、旭富士のあたりから2場所連続優勝が横綱昇進のための必要十分条件になってしまいました。
例えば、貴乃花が横綱昇進を見送られた成績と、武蔵丸が横綱に昇進したときの成績を見比べてみます。貴乃花の平成5年3月場所から7月場所の成績は11勝-14勝(優勝)-13勝(優勝同点=優勝決定戦で負け)だったのに対し、武蔵丸の平成11年1月場所から5月場所の成績は8勝(千秋楽で勝ち越し)-13勝(優勝)-13勝(優勝)でした。ほかにも貴乃花の見送り例には14勝(優勝)-11勝-14勝(優勝)-11勝-15勝(優勝)というのもあり、釈然としないものを感じます。
私見では、武蔵丸は連続優勝の時点では見送るべきで、次の場所の12勝で上げればよかったと思っています。というのは、武蔵丸以前の連続優勝で昇進した横綱はいずれも3場所合計で36勝以上あげており、連続優勝といえども3場所34勝というのは大関昇進レベルの勝ち星にしか過ぎないからです。
このあたりの判断を見て、横審が存在価値のない組織だという認識を持ちました。
「大関昇進から8、10勝にとどまり」とありますが、曙の場合は新大関の場所から全休-9勝-14勝(優勝)-13勝(優勝)で昇進しているし、朝青龍も新大関から10勝-14勝(優勝)-14勝(優勝)で昇進しているので、過去の昇進例との矛盾を生じさせないようにするならば、12勝の優勝であっても昇進させるべきだと思います。三代目若乃花は10勝-14勝(優勝)-12勝(優勝)で昇進したので。
とはいえ、2場所連続優勝したら横審には昇進を見送る勇気はなく、口先だけ厳しい態度をとっているに過ぎないのだとは思います。
そんなわけで、横審必要ないです。







