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2010年01月13日
ホラーの帝王キングが絶賛した傑作ウエスタン・アクション
heitenjikan

『閉店時間』 ジャック・ケッチャム著 金子浩訳

アメリカ・ニューヨークに在住するバイオレンス・ホラーの巨匠ケッチャムの

最新の傑作中編、『閉店時間』『ヒッチハイク』『雑草』『川を渡って』の

四編を収録した日本オリジナル作品集です。

ケッチャムといえば、現実の事件としても起こりそうな作品と、

すでに一般の人間とはいえない生き物?が登場する作品に分かれると思います。

この中編集で扱われている4作品は全て前者です。

言葉を研ぎすました中編にこそ創作意欲が高まるというケッチャム。

『閉店時間』『ヒッチハイク』『雑草』の三作はなんと言うか、

ジャック・ケッチャムらしい残酷でありながらも哀愁のある作品になっています。

あまりの残酷さに胸が悪くなる人もおられると思います。

ケッチャムは、凶悪な犯罪者の前では弱者は犠牲にならざるを得ない現代社会を

冷徹に描いており、あまりの残酷さに胸が悪くなる部分もありますが、

それでも極悪人に無慈悲な報いを与えて成敗する

ケッチャムの真意を読み取って頂きたいと思います。



今回、もっとも目を惹くのは最後を飾る『川を渡って』でしょうか?

この作品は、ウェスタンを舞台にカウボーイと記者が売春を

斡旋する団体との戦いを描いた作品です。

メキシコ人が誘拐した女性を使って無法に商売する山中の売春施設から

逃げて来た女性が、捕われた妹を助けようと、三人の男達と共に施設に

引き返し奇襲攻撃を掛ける。

大迫力の凄絶な戦闘シーンに血がたぎり心が痺れます。

ジャック・ケッチャムらしさを存分に発揮した秀作です。

ホラーの帝王キングが絶賛した傑作ウエスタン・アクションというのも

頷ける出来栄えです。

ケッチャム文学の最高峰、未読の方は是非一読を!
[ 投稿者:ミステリー大好き at 10:42 | バイオレンス・ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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