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2016年01月05日
「火星の人」
「THE MARTIAN」
(アンディ・ウィアー ハヤカワ文庫SF 2014)読了。




アレス3      有人火星探査の3度目のミッション      は31日間の予定だったが、6日目にして想定外の砂嵐で中止を余儀なくされる。
MAV(火星上昇機/惑星表面から宇宙船へ戻るための専用機)の離陸間際、暴風で基地のアンテナが外れてクルーのひとりマーク・ワトニーを直撃し、スーツの生命維持モニタ信号が途絶えてしまう。
それは彼の死を意味し、他のクルーは後ろ髪を引かれる思いをしながらも、止むなくマークを置いて宇宙船<ヘルメス>で出立する。

しかし、マークは生きていた。
幸運にもスーツに開いた穴はひとつだけで、自動修復装置が穴を塞ぎ減圧を補うために酸素を放出し始めたのだ。
酸素過剰の警告音でマークは目覚め、訓練によって叩きこまれた通り無意識のうちにハブ(探査基地兼住居)へ向かう。
傷は縫合が必要なほどであったが、命に関わるものではなかった。

だが      MAVは行ってしまい、通信装置も使えないため(アンテナが飛んでいったため)、マークの生存は誰にも知られていないまま。
マークは4年後の有人探査ミッション(アレス4)まで生き延びるため知恵を絞る。

定期的に砂を払い落とせば太陽電池によって電力の供給は十分。
酸素供給器と水再生器も問題なし。
ミッションのサプライ機には6人のクルーが50日間食べていけるだけの食料の備蓄があり、切り詰めれば400日まではいける。
そしてクルーと一緒にやってきた着陸機には冷蔵のジャガイモが眠っていた(ミッション中に感謝祭がくるはずだったから)。
実験のために持ってきた地球の土もわずかながらある。
ここで、植物学者であるマークはジャガイモを栽培してカロリーを補おうと考える。
そのために必要な水を捻出(文字通りの意味で)するところからマークの奮闘は始まった。

アレス4の着陸地点、3,200km離れたスキャパレリクレーターへ向かうため、マークがローバーを改造し始めた頃、NASAの観測員ミンディ・パークは、火星周回軌道衛星からの画像に変化があることを気づく。
マークが生きているというニュースは世界中を駆け巡り、彼の救出作戦が始まった。

マークが改造ローバーで小旅行に出たのを、ミンディと上司のヴェンカト・カプーア博士は訝しんでいた。
アレス3からアレス4に向かう南東方向ではなく、南南東に向かっていたからだ。
しばらく観察した後、カプーア博士はマークの意図を察した。
<パスファインダー>号の無線機を目指しているのだと。
急遽当時の技術者たちが招集され、老朽化したシステムを再起動させるために大車輪で働く。
そして、遂に火星-地球間の通信が確立され、マークに救出作戦の詳細が伝えられた。
同時に、アレス3の他のクルー達が乗る<ヘルメス>にも知らされ(士気の低下を恐れ、マークの生存は伏せられていた)、<ヘルメス>-火星間の通信も可能になる。

ところが、マークの食糧難に対応するためのアレス4のサプライ機を送るミッションは予期せぬ不具合によって打ち上げは失敗に終わってしまう。
中国が打ち上げを予定していた太陽探査機<タイヤン・シェン>のブースターを提供してくれるが、それを期限内に火星へのサプライ機に改造するのはかなり危険な賭けと言えた。
そこへ、NASAの宇宙力学者がとんでもないアイディアを持ってくる。

と、いうことで。
あざとくもこの続きは是非本書でお楽しみください、と言って終わります(爆)。
途中までのストーリーをざっとご紹介しましたが、本書の魅力はなんといってもマーク・ワトニーの語り口にあると思うからです。
いつでも前向きな思考の素晴らしいユーモアセンスの持ち主で、読んでいて途中で止まれません。
私は600ページ弱を5時間ちょっとで読み切るハイペースで突っ走りました。
思わず「ふふふっ」と笑いが漏れてしまうのもしばしばです。
周りの視線には気をつけてお読みください。

「Stayin’ Alive」がめちゃくちゃツボにはまりました(爆)。

ところでこの作品は近く「オデッセイ」という映画になって公開されるそうです。
ぜひ観たいです。
[ 投稿者:rubycon at 22:22 | Books(著者別/あ行) | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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