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2015年02月25日
「サリーはわが恋人」
「NIGHTFALL TWO」
(アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫SF 1988)




ダブルデイ社で作られた「NIGHTFALL and Other Stories」のうち、「夜来たる」に収められている5編を除いた残りの部分です。

「正義の名のもとに」In a Good Cause-(1951):
”動議正しければ過つことなし”を信条に、銀河系に散らばった全人類の統一を主張するリチャード・サヤマ・アルトメイヤーと、彼の友人ジェフリー・ストック。
人類が初めて出会った非人類の知的生命体ディアボリに対向するための徴兵検査がふたりに迫るが、リチャードはあくまでも自身の主張を曲げず徴兵を拒否して投獄され、ジェフリーは妥協して応ずる。

「もし万一……」What If(1952):
ノーマンとリヴィは結婚5周年を祝って汽車旅行に出かけるところだった。
出会ったときのあるハプニングがなかったら、ふたりは結婚していただろうかという話になり…。

アシモフ先生には珍しい、純粋なロマンスものです。

「サリーはわが恋人」Sally(1953):
資産家の死後、そのお抱え運転手だったジェイコブ・フォーカーズ(ジェイク)は、遺された自動式(陽電子頭脳を積み、自らルートや速度を決めて走る)自動車の養車院の管理人を務めている。
中でもコンバーチブルのサリーはジェイクのお気に入りで、この5年間というもの整備に余念がなかった。
あるとき、ゲルホーンと名乗る人物が養車院を訪ねてきて、ここの引退車から陽電子頭脳ごとエンジンを抜いて他のボディに付け替えて売るという商売を持ち掛けてくる。
それは人間の脳を他の身体に移植するようなものだと激昂したジェイクはゲルホーンを追い払うが…。

「蝿」flies(1953):
ケーシー、ポールン、ウィンスロップは大学の同窓会で20年ぶりに顔を合わせた。
ケーシーは殺虫剤の研究をしており、ポールンはサイバネティクス(動物の感情分析を行う原理を確立した)の権威になり、ウィンスロップは牧師としてそれぞれに道を歩んでいた。
相変わらず蝿に付きまとわれているケーシーに、ウィンスロップは学生時代と同じように”蝿の王”の呪いではないかと茶化したが、ポールンはケーシーの蝿を研究材料に使ったことがあり…。

「ここにいるのは……」Nobody Here But(1953):
工科大学で人工知能の研究をするビルとクリフ。
ビルは恋人アンとのデートのため帰宅したが、研究室に残っているクリフに電話をかけ疑問の答を得た。
ところが、その直後にクリフ本人が訪ねてきたのだ。
では、今電話で話していたのは誰だったのか?

「こんなにいい日なんだから」It’s Such a Beautiful Day(1954):
”どこでもドア”(笑)が普及した未来。
ある朝、ディック・ハンショー少年が学校へいこうとドアに座標をセットするが全く機能せず、隣の家のドアを借りるべく”非常用ドア”を使って戸外へ出て行った。
ところがその日からディック少年は”非常用ドア”のみを使って登下校するようになり…。

「スト破り」Strikebreaker(1957):
あらゆるものが循環再生利用されている小惑星エルシヴィアを視察に訪れた地球人の社会学者レイマラクは、新聞である最下層カーストの男が自分たちに基本的人権が認められるまでストライキに突入していることを知る。

「つまみAを穴Bにさしこむこと」Insert Knob A in Hole B(1957):
宇宙ステーション勤務のデイヴとジョンは、宇宙船の容積を目一杯使うために分解梱包で送られてくる装備品に辟易していた。
いい加減な組み立て説明書と宇宙服であるがゆえの不器用さが装備品の不具合を引き起こすのだ。
苦情を受け止めた当局は、組み立て専用の陽電子ロボットを送付してくるが…。

TV番組の本番中に書かれたという珍しい作品です。

「当世風の魔法使い」The Up-to-date Sorcerer(1958):
ジョーンズ教授は恋情触発大脳皮質因子に影響するホルモンの精製分離に成功した。
折しもカレッジでは上級生たちのためのパーティが企画されており、好奇心からそのパーティで供されるフルーツパンチにそのホルモンを投入する。
その結果、思いがけない組み合わせのカップルが誕生してしまい…。

「四代先までも」Unto the fourth Generation(1959):
営業マンのサムはその日に限って、すれ違った営業車にあったルーコウィッツ、ビルの郵便受けに並ぶラフコウィッツ、看板のレフコウィッチ…行く先々でレフコヴィッチに似た名に反応してしまう。
何かに導かれるように公園に入ったサムは、灰色のあごひげの老人に出会う。

「この愛とよばれるものはなにか」What is This Thing Called Love?(1961):
特異な繁殖方法で急激な進化をもたらす生命形態を持つ地球を観察していた宇宙人は、上官にそれを証明するためひと組の男女(たまたま同じ駅電車を待っていただけで面識はない)を誘拐(アブダクション)し、繁殖を強制するが…。

プレイボーイ誌へのささやかな皮肉を込めた作品だそうです。

「戦争に勝った機械」The Machine That Won the War(1961):
人類はデネブとの戦争に勝った。
戦術に英雄的貢献をしたのはマルチバックだと讃えられていたが、実際に担当指揮官が使っていたのは…。

「息子は物理学者」My Son,The Physicist(1962):
政府お抱えの物理学者、クレモナ博士に面会にやってきたのは彼の母親だった。
博士は軍部の要職にあるライナー将軍との内密な話をしているところだったが、科学的な素養のまるでない母親には話が理解できないだろうと同席させる。
やがて母親が放ったひとことは…。

「目は見るばかりが能じゃない」Eyes Do More Than See(1965):
人類がエネルギー体になっている遠未来。
エイムズはふと自分がかつて物質として存在していたことを思い出し、友人のブロックの前で再現しようと試みる。
最初は面白がっていたブロックだが、あることを思い出し…。

締めくくり方が詩的です。
プレイボーイ誌の依頼で執筆したそうですが、没にされてしまったそうで…確かに合わないですよねえ。

「人種差別主義者」Segregationist(1967):
心臓移植を控えた患者に、外科医はチタン製の人工心臓か、線維性人工心臓かの最後の確認をする。
線維性のほうがより生身の構造に近く、耐久性はどちらも必要十分だが、何故か語感からチタン製の方を選ぶのが大多数だった。
[ 投稿者:rubycon at 17:25 | Books(A・アシモフ) | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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