掲示板お問い合わせランダムジャンプ



この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。 新しい記事を書くことで広告を消すことができます。

2009年09月16日
思いやりの"must"
"must"というと、学校では命令文と同じような意味で習います。たとえば、"Study English hard."は"You must study English hard."とほぼ同じ意味だと習ったのではないでしょうか。

しかし、"must"は時として相手を思いやるような場合にも使えます。たとえば友だちの体調が悪そうだと思ったとき、

"You must see a doctor."


と言えば、「あなたは病院に行かなければならない。」という堅苦しい表現ではなく、むしろ「(心配だから)絶対病院行ってね!」という風に相手のことを思いやる表現になるのです。

日本語でも、「病院行かなきゃダメだよ!」というのは、命令文というよりは親しい間柄の者が相手を心配しているニュアンスですよね?

あるいはあなたの家にアメリカ人留学生がホームステイに来たとしましょう。もし別れ際にその留学生が、

"You must visit our country."


と述べたならば、それは決してアメリカに来ることを強要しているのではありません。そうではなく、「日本でお世話になったから、今度はぜひアメリカに来てほしい。そうしたら精一杯のおもてなしをしますよ。」という、あなたに対する感謝の意を伝えているのです。

日本語でも誰かの家を訪れた際、別れ際に、「今度は必ずうちにも遊びに来てくださいね。」と言うことがあるでしょう。ここで「必ず」というのはやはり強要ではなく、「ぜひいらしてください。」という相手に対する思いやりの表現です。

あるいは京都で外国人に話しかけられ、どこに行ったらいいか問われたとき、

"You must visit Kinkaku-ji."


と言えば、「せっかく京都に来たんだったら金閣寺だけは行っておいてください。」という、これも一種の思いやり表現です。この場合の"must"は押し付けにはなりません。

"please"だから丁寧とは限らないということは以前も説明しましたが、逆に、"must"が命令口調だとも限りません。むしろこうして、相手を思いやる場合に使われる場合も多いのです。

もし1つ前の例文を、

"Please visit Kinkaku-ji."


と言ってしまったら、逆に、「どうしてこの人は私が金閣寺に行くことを『依頼』するのだろう?」と不思議がられてしまうかもしれません。"please"の多用は日本の学校教育の大きな弊害の一つであり、"please"を付ければ何でも丁寧になると考えるのは間違いです。

「思いやりの"must"」はぜひ覚えておきましょう。大切なのは、相手を思いやる気持ち。これはどの言語でも同じですよね?
[ 投稿者:Alain at 22:52 | 英文法教室 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年09月10日
名前の尋ね方。
相手の名前を尋ねるとき、

"What is your name?"


という言い回しを使っていないでしょうか。もちろん間違いではありませんし、場面によってはこれでいいのですが、あまり品のある言い方とも言えません。英語では、相手のことを尋ねる場合に"what"などの疑問視は極力避けるべきなのです。

ではどう言えばいいのかというと、

"My name is Bill Smith, and you are...?"


というように語尾を伸ばすのです。そうすれば、相手は自分から名前を名乗るでしょう。このように、肯定文を用いて結論にあたる部分の語尾を伸ばして相手の答えを待つというのは、品のある英語だと言えます。

しかし、もし道端で突然、

"It's been a long time!"


と話しかけられてしまったらどうでしょう。この場合には相手は自分のことを覚えていて話しかけてきたわけですから、先に自分の名前を名乗るというのもおかしいですよね?

この場合には、

"I haven't seen you for a while, Mr. ...?"


のように、敬称の語尾を伸ばしてしまえばいいのです。もちろん、相手が女性ならば"Ms."(場合によって"Mrs.")を使います。こうすれば、相手は自分の名前を覚えられていないことを察してくれますから、

"Bob, Bob Watkins."(ボブです。ボブ・ワトキンスです。)


といったように、自分から名前を名乗ってくれます。こんな場合に"What is your name?"を使ってしまうと失礼にあたることがあるので気をつけてください。

なお、"Who are you?"というのは相手の正体を疑ってかかっている場合に使うもので、ニュアンスを込めて日本語に訳せば、「貴様、何者だ?」という意味になってしまいます。日常会話では使う場面はほぼないと考えてくださいね。

以上、相手のことについて尋ねる場合、肯定文の結論にあたる部分の語尾を伸ばして相手の返答を待つという方法はいろいろと応用が利くと思います。ぜひこういう「会話の型」を習得し、品の良い英語を目指しましょう。
[ 投稿者:Alain at 23:50 | ちょっと使える英会話フレーズ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

発音は一つではない。
英和辞典を引けば、発音記号が載っています。そして、私はカタカナで英語の発音を表すのは無理があると思っているので、基本的に発音は発音記号で学ぶべきだと思っています(ネイティブの発音が入っている電子辞書と併用すると更に効果的でしょう)。

しかし、英語の発音は一つではありません。たとえば"OK."という単純な単語にしても、辞書にあるように【oukei】と発音すれば、「いいですよ。」という気軽な返事に使えます。

それに対し、(便宜上カタカナで表記しますが)「オォ〜ゥケェ〜〜イ…。」という風に嫌みったらしくグニャグニャと発音すれば、「まぁどうしてもというならやりますけど、嫌ですねぇ。」という意思が明確になります。

日本語でも、「いいですよ!」と快活に答えるのと、「い…い……ですよ〜。」と口を濁すように言うのでは、内容的にどちらも同意を表していても、ニュアンスが全く異なりますよね。

同じ"OK."でも、発音の仕方によって相手に伝える印象は全く異なります。英会話は文字ではないので、笑顔などの表情を豊かに交え、誤解のないようにコミュニケーションを図る。これは言語が違っても同じことですよね。

もちろん、"With pleasure."(「喜んで!」)などのような表現をすれば誤解を防ぐことはできますが、そのような英会話表現を知らなくても、気持ちを伝えることはできるのです。
[ 投稿者:Alain at 00:03 | この発音に気をつけろ! | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年09月08日
"How are you?"と聞かれたら。
学校で教わるのは、"I'm fine, thank you. How are you?"という例のフレーズ。もちろん正しいのですが、人間、いつも元気なわけではありません。

たとえば、特別元気なわけでもないけれど悪くもないなら、"Not bad."(悪くはないよ。)などはどうでしょう(もう少し丁寧に言うなら、"It's not bad."ぐらいの方がいいかもしれません)。親しい間柄ならば、"So-so."(まぁまぁだね。)などと軽く返してもいいでしょう。

あるいは体調が悪い場合、"Bad, actually."という表現もあります。ここでの"actually"については以前も書きましたが、"SOFTNER"と呼ばれるもので、言いにくいことをやわらげるためのクッションとして置かれるものです。「実はちょっと体調悪くてね…。」というニュアンスが伝わります。

逆に、これ以上ないくらい元気ならば、"It couldn't be better!"がいいでしょう。ここで"couldn't"と過去形になっているのは、例によって仮定法だからです。仮定法="if節"という誤解がありますが、仮定法は時制で見分けてください。過去の事柄でもないのに過去形であれば、仮定法を疑ってみるべきです。

仮定法はあり得ないことを表現する文法でしたね。するとここではどうなるでしょうか。「これ以上いいなんてことはあり得ないぐらい体調がいいんだ。」ということを表していることになります。つまり、もっといいなんてことはあり得ないから仮定法を使うのです。

このように、仮定法は話し手の気持ちが伝わる文法であり、会話の中でもこのように使い勝手のいい表現です。
[ 投稿者:Alain at 22:42 | ちょっと使える英会話フレーズ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年09月07日
一度で理解する必要はない。
英語で話すとき、相手の言っていることがよくわからないということがあります。単にスピードが速くて聴き取れない場合には、"I beg your pardon?"というお決まりのフレーズでもいいですが、この言い方は「何だと?」と相手に詰め寄る場合にも使えるので、時として失礼にあたる場合もあります。

それに、相手が何と発音しているかは聴き取れたけれども相手の話の内容が難しくてついて行けないような場合、"Pardon?"と言って同じ文章を繰り返してもらっても理解できませんよね?

そんなときに便利なのが以下のフレーズ。

"I'm sorry, but I'm not with you."


直訳すれば「私はあなたと一緒にいない。」ということになりますが、「あなたの言っていることの内容がよく理解できません。」ということを相手に伝えることができます。

この言い方ならば、相手は他の言い回しを用いて、あなたが理解できるように説明してくれるはずです。"I'm sorry but, "を付けた方が丁寧ですが、相手によっては簡単に"I'm not with you."でも構いません。

最近は受験等でもリスニング力が求められるようになり、1回で理解しなければならないかのような誤解が広まっているように思います。しかし、日本人同士の日本語の会話でも、相手の言って意味がわからず、「すみませんが、どういうことでしょうか。」と聞き直すことはあるでしょう。

ありきたりな日常会話を超えた話をするには、わからないことはきちんと聞いて、相手の言うことを正確に理解するというのも一つの会話力だと考えます。
[ 投稿者:Alain at 23:58 | ちょっと使える英会話フレーズ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

日本語に置き換えて考える。
たとえばこんな例文。

"Wouldn't you help me?"


これは、"Will you help me?"(手伝ってもらえますか?)を丁寧にした形だと教わったことがあると思います。でも、どうして過去形になっているんでしょう? 

まず先に説明しておくと、これは仮定法なんです。仮定法というのは現実にはあり得ないことを表現する文法だと今までも書いてきました。つまり、本当なら絶対にあり得ないんだけどお願いできないだろうかという気持ちがこもっているんです。

では、なぜ否定形を使うのか。これは私には理屈では説明することができません。でも、今回のエントリーのタイトル通り、日本語に置き換えて考えてみたらどうでしょう。

日本語だって、「お手伝いいただけますか?」という肯定文と、「お手伝いいただけませんか?」という否定文のどちらでも依頼の意思を伝えることができます。

そして、日本語でも「お手伝いいただけませんか?」という否定文の方が、より丁寧な言い方ですよね。英語でも同じ。"Wouldn't you...?"の方が丁寧な言い方になります。

言語というのは全部が全部、理屈で説明できるものではありません。もちろん、母国語以外の言語を学ぶときには理屈を文法として学ぶ必要がありますが、よくわからないことについて日本語に置き換えて考えてみると、案外、日本語でも同じ考え方をしている場合があります。
[ 投稿者:Alain at 00:59 | 英文法教室 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年07月25日
仮定法は現実にはあり得ないことを表現する。
仮定法を学ぶ際は、直説法と対比して考えると理解しやすいと思います。たとえば、"If I were a bird, I could fly to you."(もし僕が鳥だったら、君のところへ飛んでいけるのになぁ。)という典型的な例文。

これを直説法に直すと、"Because I am not a bird, I cannot fly to you."となります。「僕は鳥じゃないから君のところへ飛んでいくことは出来ない。」という否定文ですから、私は鳥ではないというのが大前提になっているわけですね。

「仮定」という語感からは、「もし〜なら。」という日本語が想起されますが、現実ではあり得ないことを表現するのが仮定法なのです。現実ではあり得ないことだから現在形は使えない。未来は変えることもできるから未来形も使えない。

しかし、人は過去を変えることはできません。だから、「もしナントカだったらなぁ…。」という現実にはあり得ない話をするのに過去形が適しているのです。日本語でも、「もしナントカだったらなぁ…。」というのは、「ナントカだった」という風に、実は過去形を使っていますよね?

そう考えると、以下の2つの文章の違いもわかってくると思います。

(例文1)"If it is fine tomorrow, I will go for a swim."
(例文2)"If it were fine today, I could go for a swim."


2つの例文は一見すると時制が違うだけのようにも思えますが、意味としては全く違います。例文1は、「もし明日晴れていたら僕は泳ぎに行くよ。」(今日は晴れている)という、直説法の文章です。一方、例文2は、「もし今日晴れていたら泳ぎに行くんだけどなぁ…。」という文章。例文2では、「もし今日晴れていたら」という仮定の話をしていますから、今日は晴れていないということになりますよね? したがって例文2を直説法に置き換えるとすれば、"It is not fine today, I cannot go for swim."(=今日は晴れていないので僕は泳ぎに行かれないよ。)という否定文になるのです。

「仮定」という文字からはひょっとすると実現可能性がある話をしているように思えてしまいますが、仮定法の中身は否定なのです。そのことをより強く意識するには、以下のような例文が参考になるでしょう。

"If I were you, I would not marry him."(=もし私があなただったら、その男とは結婚しないわ。)


「もし私があなただったら」と言っていますが、私があなたであるということがあり得るでしょうか。この仮定法というのは、現実にはあり得ないことを話しているからこそ、こんな例文が成り立つのです。

以前挙げたこんな例文からも、仮定法が現実にはあり得ないことを話している文章だということがわかると思います。

“If the sun were to rise in the West, I would never leave you.”(太陽が西から昇るようなことがあっても、僕は君のもとを決して離れないよ。)


北半球では太陽が西から昇ることはあり得ません。だからこそ、こんな例文が成り立つのです。「仮定法=現実にはあり得ない」ということを頭に叩き込んでください。
[ 投稿者:Alain at 19:46 | 英文法教室 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年03月15日
Do you know?
"Do you know?"


と質問されてもし知っていたら何と答えます?

"Yes, I know."


と答えますよね。

問題は、この文章全体のイントネーションです。これ、"I"にアクセントを置くか、"know"にアクセントを置くかで全く意味が変わってしまいます。

"I"にアクセントを置いた場合、「はい、知っています。」という意味になるので何ら問題なし。

しかし、もし"know"にアクセントを置いてしまったらさぁ大変。これをニュアンスを込めて日本語に翻訳すると、「うるせーなボケ。そのくらい知ってるわ!」という意味になるのです。

要するに、物凄く嫌味な物言いに聞こえてしまうわけですね。こんな誰でも知っているような単語だけからなるこんな短い文章でも、イントネーションを間違えただけで大変なことになってしまいます。

だから、英語学習において「音読」というのは非常に大切なのです。例文だろうが長文だろうが、出会った全ての英文を音読し、発音がわからない単語があったらすぐに辞書を引く。これを実行するだけで、飛躍的に英語力は上がりますよ。
[ 投稿者:Alain at 23:53 | この発音に気をつけろ! | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年02月15日
「フライドチキンくれよ!」("please"の誤解)
本当に悲しい光景でした。そりゃ確かに客と店員という立場ではあるかもしれない。でも、いくらコンビニとは言え、レジで大きな声を出して「フライドチキンくれよ!」はないんじゃないでしょうか。しかもその方は年配の男性の方。どうして、「フライドチキン1つください。」と言えないのでしょうか。私、店で偉ぶる客が大嫌いなんです。

ちなみに「フライドチキンくれよ!」を英語にしたらどうなるかわかります? 驚くなかれ、


“Fried chicken, please.”


です。「え? "please”が付いているから丁寧なんじゃないの?」と思ったら大間違い。もっとも、やや矛盾した物言いになりますが、コンビニや喫茶店等であればこの表現でも大丈夫です。つまり"Fried chicken, please.”は、日本語の「フライドチキンくれよ!」ほど下品な表現ではありません。

あ、そうそう。ここで重大なお知らせがあります。もしこれを、"A fried chicken, please.”と言ってしまったらさぁ大変。コンビニなら大丈夫でしょうが、レストランで"chicken”に”a”という冠詞を付けてしまったら、鶏の丸焼きが出てきますのでご注意を。

つまり、"chicken”に"a”を付けると鶏を丸々一羽という意味になってしまうんですね。だから、通常食べる量でしたら、"a”は必要ありません。要するに、既に解体されて食べられる状態になっている場合、"chicken”という単語は不可算名詞になるんです。

話を元に戻すと、「名詞+"please”」という表現が使えるのは相手が仕事として何かをする義務があるような場合、たとえば、喫茶店で"A cup of hot coffee, please.”と言うようなケースに限られます。上司と部下という明確な上下関係がある場合ですら、


"Three copies of this, please.”(これ、3部コピーしとけよ。)


などと言うのはあまり感心しません。上司が部下に命令するのだからいいではないかと思われるでしょうが、上司と部下は毎日顔を合わせる関係にありますから、上下関係だろうが何だろうがそこには人と人との関係があります。名前も知らない喫茶店の店員にコーヒーをオーダーするのとはわけが違うのです。

というわけで、"please”を付ければ丁寧になるというわけではありません。もちろん、使い方によっては丁寧な表現にもなるんですが、単独で使うとトラブルの原因となりますのでお気をつけて! 特に、「名詞+"please"」という表現はコンビニやファーストフード、喫茶店等以外では絶対に使ってはいけません。
[ 投稿者:Alain at 22:47 | 使っちゃいけない学校英語 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年02月11日
ナイーブ
このところ更新していないので今日は短めに一つだけ。

英語の"naive"と日本語の「ナイーブ」は全く意味が違いますので、使ってはいけません。

"naive"というのは「世間知らず」といったマイナス方向の意味で使われる単語であり、日本語の「ナイーブ」のように、「繊細な」といった若干プラス方向の要素を持った意味で使われることは基本的にはないからです。

「君は繊細だね。」という意味で、


"You are naive."(「おまえ、世間知らずだなぁ。」)


なんていったら、引っぱたかれても文句は言えませんので、ご注意を!
[ 投稿者:Alain at 00:13 | 使っちゃいけないカタカナ英語 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年01月28日
学校英語のつまらない例文。
私が学校の英語教育において最も疑問に感じているのが、「例文のつまらなさ」です。たとえばこんな例文をご覧になったことがないでしょうか。


“Is this a pen?”(これはペンですか?)
“No, this is an eraser.” (いいえ、これは消しゴムです。)


「んなもん、見たらわかるやん?」と思いません? そりゃ東急ハンズとかLOFTに行けばオシャレなペンも売っていますから、中にはペンか消しゴムか区別がつかないようなものもあるでしょう。でも、普段使っているペンや消しゴムで、区別がつかないなんてことはないですよね。こんなつまらない例文でやってるから、英語が嫌いになるんです。つまり私が言いたいのは、「日本語の日常会話で使わないような例文を英語教育で使うな。」ということなんです。ペンか消しゴムかを日本語の日常会話で質問したこと、ないでしょう?

あるいは仮定法。これって、とても夢のある文法なんです。でも、教科書に載っているのは実に夢のないこんな例文。


“Were I rich, I would travel around the world.”(もし僕が金持ちだったら、世界中を旅するのになぁ。)


世界中を旅したかったら、一生懸命働いてお金を貯めてください。直行便を使うと高いですが、飛行機をいくつもいくつも乗り継いでいけば、ヨーロッパだってそんなに高いお金はかかりません。そもそも、「金持ちだったら」という消極的な姿勢が嫌だよねぇ…。

あるいはこんな例文も載っています。


“I wish I had studied harder when I was young.”(若いころ、もっと勉強しておけばよかったのになぁ。)


四十の手習いという言葉がある通り、勉強を始めるのに遅いということはありません。特に語学だったら、四十と言わず何歳からだってできますよ。若いころ勉強していなかったのが悪いのではなく、今、勉強を始めようとしないのが悪いんです。

だったらむしろ、こんなのはどうでしょう?


“If the sun were to rise in the West, I would never leave you.”(太陽が西から昇るようなことがあっても、僕は君のもとを決して離れないよ。)


ロマンがあっていいと思いません? ちょっとキザだけど、こんなことを言ったらアメリカ人の女の子もメロメロですよ。但し、オーストラリアでは太陽は本当に西から昇るので注意しましょう(笑)。

あるいはこんな嫌味な言い方をすることができるのも仮定法ならでは。


“If it weren’t for his parents’ money, he wouldn’t be a director.”(親の金がなければ、あいつは取締役になんてなってないぜ。)


ちょっときつい言い方なのでオススメはしませんけど、こんなブラックな表現だって、仮定法を使えば可能です。

でも、できれば上にあるようなロマンティックな表現を覚えるといいかもしれませんね。仮定法については我々日本人にはなかなか理解が難しいので、次回は今回の復習を織り交ぜつつ、仮定法の考え方について少しご紹介しましょう。
[ 投稿者:Alain at 14:27 | 「ここがおかしい!」日本の英語教育 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年01月27日
"actually"
今日は、知っておくと便利な表現を1つご紹介します。よく、「英語に敬語はない。」と言う人がいるんですが、それは半分正しくて半分間違っています。

つまり、確かに英語には「いらっしゃる。」だとか、「お召し上がりになる。」といった日本語の敬語に対応するような意味での敬語は存在しません。しかし、「丁寧なものの言い方」というのは当然存在します。そうでなければ、コミュニケーションが成り立ちません。

そこで、覚えておくと一番使い勝手のいい表現が、”actually”という言い方です。これは専門用語で言うと”SOFTENER”(”T”は発音しません。私は発音記号に勝る発音学習法はないと思っているのでカタカナで書くのは抵抗もありますが、敢えてカタカナで読むとすれば「ソファナー」と読みます)。

“SOFTENER”というのは、ちょっと言いにくいことを言ったりする場合に口調をやわらげるために使うもので、”actually”を文頭か文末に添えるだけで、非常にやわらかいものの言い方にすることができます。いつものように例文を挙げてみましょう。


“Couldn’t you date with me next Sunday?”(次の日曜に僕とデートしない?)


と言われたときに、


“I don’t want to date with you.”(あなたとはデートしたくないわ。)


と言ってしまっては中学生レベル。大人の女性の対応とは言えません。こういう場合には、


“I’m sorry, but actually I have another appointment at the day.”(ごめんなさい。その日は別の予定が入っているの。)


と言えばやんわりとデートのお誘いを断ることができます。それでもなお、男がしつこく誘ってきたときには、


“I’m sorry, but actually I have a boyfriend.”(悪いけど、私、彼氏がいるから。)


と言えば、やんわりかつきっぱりとデートの誘いを断ることができます。もちろん、実際に彼氏がいないときでも、この断り方はとても無難です(男の立場からしても、そういう風に断ってもらえれば「この人は俺には気がないんだな。」ということがわかりますから。)。

なお、”a boyfriend”とか”a girlfriend”という言葉は、和製英語の「ボーイフレンド」や「ガールフレンド」とは若干ニュアンスが異なります。日本語では、「男友達」、「女友達」と訳されることもありますが、英語では恋人以外にこの表現を使うことはありません。たとえば、


“I have many girlfriends.”


という表現を「僕はたくさんの女友達がいるよ。」という意味で使ったとしたら周囲はドン引きです。なぜなら、これを正しく訳すと、「俺には山ほど女がいるんだぜ。」という意味になってしまうからです。浮気性の最悪の男というレッテルを貼られて人格を疑われること間違いありません。

話を元に戻しましょう。”actually”を用いた例文としては、下記のようなものもあります。たとえば出身大学を聞かれたとき、


“I graduated Tokyo University.”


と答えてしまうと若干鼻についてしまうことがあります。こんなときは、


“Actually, I graduated Tokyo University.”


という風に”actually”を加えるだけで、嫌味のない回答にすることができます。

あるいはこんなのはどうでしょう。


“Did you pass the bar exam?”(司法試験に合格したんですって?)


という問いに対して、


“Yes, I did.”


と答えてしまうと、「合格したけど、それがどうかした?」というようなやや傲慢な言い方に捉えられてしまう場合があります。こんなときは、


“Yes, actually, I did.”(ええ、実は合格したんです。)


と答えれば、謙虚さが伝わってきて好印象。

というわけで、今日は”actually”という表現についてご紹介しました。非常に多くの場面で使える便利な言い回しですので、ぜひ覚えてガンガン使ってください!
[ 投稿者:Alain at 20:42 | ちょっと使える英会話フレーズ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2009年01月25日
"had better"
学校で教わる英語で、一番使っちゃいけないのが"had better"でしょう。こんな英語、まず使うことはないので学校で教える必要は全くありません。試しに"had better"の例文を挙げてみましょう。


"You had better give me all of your money, or I'll kill you."(命が惜しくば有り金全部置いていけ。)


あるいは、こんなのも「正しい」用法と言えます。


"You had better work harder and harder, or I'll fire you."(クビになりたくなかったら、もっと働け。)


学校で教わった"had better"のイメージとは大きく異なるでしょう? "had better"を使うのは親が自分の小さな子どもに「命令」する場合など、明確な上下関係がある場合に限られます。上記例文のように、「脅迫」にも使えます。

相当親しい友人間でも、"I think you'd better"くらいにしておいた方が無難です。逆に、たとえば道を尋ねられた場合などに親切心で"had better"を使うと、「何をエラそうに!」ということになってしまいます。"Go straight and......"のように、命令文にした方がよほどマシですし、そういう場合は命令文で十分です。

ではその代わりにどういう表現があるのかというと、"It would be better for you......"というのが一番丁寧。

これでは丁寧すぎるという場合は、"It might be better if you......"や、"It might be a good idea for you to......"あたり。

とまぁ、丁寧になるほど語数が増えてしまうのは英語でも日本語でも同じこと。「長すぎて覚えられないよ!」ということであれば、"I suggest you......"くらいなら許容範囲でしょうか。でも、できれば"It might be a good idea for you to......"くらいの方がいいかもしれませんね。"It's a good idea."というのはいろいろな場面で使い勝手がいいので、この表現がオススメです。
[ 投稿者:Alain at 13:30 | 使っちゃいけない学校英語 | コメント(0) | トラックバック(1) ]