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2016年08月13日
とても便利で優れた機能のMiranda Slide Duplicator.
Fuji Super prest
Portrait : KAZUO KITAI
以前はフィルムをデジタル化するのは大変だった。
大掛かりなスキャナーが必要だったし時間もかかったが、ニコンでアクセサリーも出たことだしデジカメでの取り込みが主流となっていくのかもしれない。
さて、このミランダのスライドデュプリケーターは60年代のものと70年代のもと思われる。
どちらもT2マウントで各メーカーのカメラに使用できるのはミランダらしいところ。専用のマウントのアクセサリーでユーザーの囲い込みをする、というビジネスモデルを持たない(わけではないだろうが、希薄だった)メーカーであった。
スライドコピアは50mmレンズやズームレンズに取り付けて使用するのがよく見かけるタイプだが、ミランダ製はトリプレットのレンズが仕込まれておりレンズを介さずカメラに直接装着する。

このマウントホルダーを外してネガフィルムを直接スキャンすることもできるが、スライドマウント分の厚みをネガにあてがってやらなければならない。面倒ではあるがとてもシャープなスキャンができる。
なかなかいいものです、これは。
Miranda slide duplicator Miranda slide duplicator lens
[ 投稿者:山下全裸大将 at 18:45 | ひとりミランダ研究会 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2014年03月11日
ミランダ58mmf1.5というレンズ
1961年のオフィシャルミランダブックという小さなハードカバーの本によると、28mmから400mmまでのソリゴールミランダレンズがラインナップされていて、58mmf1.5は被写界深度から細かく解説されているのだが、レンズのデザインなど外観を知ることが出来るような画像は一切ない。
1960年には製造販売されていたと思われ、おそらく日本では発売当時、雑誌などで紹介された事もないだろう。
58mmf1.5は本来主力になるはずだったフラグシップのオートメックス用には用意されなかった。ちなみにニコンF用のNikkor-S Auto 5.8cm F1.4も同年に発売されている。
ソリゴールミランダ5.8cmf1.5はレンズ本体に、シャッターボタンに絞りが連動するアームのついた大きなレンズがごく少量販売された。
少し後の話だが、標準レンズに対する見解を各社述べるという雑誌の企画で、ミランダでは「標準レンズにf1.4の高速レンズは必要無い。」としており、当時のトレンド、大口径高速レンズには疑問を投げかけていた。
自社製造ではないため、高額な大口径レンズをミランダにセットすると、先に述べたようにカメラの製造コストを圧迫するハンデもあったのかもしれない。

ところで、絞りが連動するアームは英文では「External automatic diaphragm」、エキサクタと同じ機能だが、単純なコピーではなく、シャッターのタイムラグ、遊びなどが大きくエキサクタに比べると機能は劣る。
ミランダ研究会のこのレンズのページ
[ 投稿者:山下全裸大将 at 21:58 | ひとりミランダ研究会 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2014年02月21日
コーワ製のミランダレンズ 35mmf2.8
引き続き、オートメックスのためのレンズを見てみよう。
35mmf2.8は以前にもライカM8などでテストしていたがソニーでも再度考察することにする。
ミランダの35mmレンズは何故かいただけないものが多く、下図、開放と2段絞った比較で見る通りパッとしない描写だ。
そして何故かこのパッとしないレンズはロングセラーだったようである。
ミランダカメラはレンズ内製化、自社製造が悲願であった。というのもズノウやコーワといったメーカーから買うレンズはコストが高く、カメラ製造のコストを圧迫していた。
つまりカメラを沢山売ってもセットされるのが社外レンズのために儲けが薄かったわけである。
ミランダでは比較的速い段階で製造メーカー名が隠され、ズノウやコーワプロミナーはミランダ、ソリゴール名でOEMされるようになった。海外での販売も好調だったというからミランダはOEMメーカーにはいいお客さんだったであろう。
【】開放と2段絞った比較【】
下図は28mmや50mmとの画角の比較用に。

上図:開放 下図:2段くらい絞ったもの

[ 投稿者:山下全裸大将 at 18:39 | ひとりミランダ研究会 | コメント(2) | トラックバック(0) ]

2014年02月16日
伝説 、コーワのレンズはシャープであるという - 50mmなど

上図:開放(たぶん)
1960年前後、ミランダのカメラのレンズはKowaや泰成光学、現在のタムロンなどでラインナップされていた。
タムロンと言えばマウント交換式のレンズの代名詞だが、ミランダのソリゴールもマウント交換式のシステムで同時期に現れている。
ソリゴールや泰成のごく初期と思われるレンズは、まだレンズ同士の互換性がないものの、そのマウントは三点のネジで固定するところなど後のTマウントと同じで興味深い。これらの出典は失念したが、この辺りの事情はクラカメなどで萩谷剛さんが記事にされていたかも知れない。
画像はコーワ製造のミランダ オートメックスの標準レンズ50mm f1.9で撮られたもので、1960年から約1年間だけ生産されたとみられる。
鏡筒は軽合金ではないため重みがありしっとりとした塗装もあいまって重厚な質感である。

【神谷バーの食品サンプル】
下図:f4程度に絞って撮影された100%の部分、中図:開放、上図:f5.6-f4
どちらもISO800で、室内のほうがザラツキが無く見える。
このカメラ(α7R)では開放から使え、2段絞ると最良画質が得られる。周辺部分も破綻がなくシャープ、さすがはフラグシップカメラの意欲作に付けられたレンズだ。
上図の写真はハイライトにハロが余りにもないのでちょっと絞られているような気もする。
なお、オートメックスのレンズは絞りがクリックのないタイプなので絞りを気にするような場合は使いにくいだろう。
ミランダが勢いに乗っている時期で、最新式の高性能カメラと質の良いレンズのセットであったが残念な事に日本国内では販売されることはなかった。
http://miranda.s32.xrea.com/miranda/MSJ_html/lens/standard_lens_3.html
[ 投稿者:山下全裸大将 at 05:00 | ひとりミランダ研究会 | コメント(0) | トラックバック(0) ]