掲示板お問い合わせランダムジャンプ



この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。 新しい記事を書くことで広告を消すことができます。

2018年08月23日
シーガルのポピュレール FD−100
これからはタイトルを分かりやすく書こうと思うんですが、多分続きません。
シーガルは上海のカメラメーカーで、一眼レフはミノルタクローンを長年作り続けている老舗のカメラメーカーです。
シーガルは一眼レフよりも二眼レフとしてのイメージが強くありまして、二眼レフがOEMでTEXAR名で、ビックカメラではシーガルとしても売られていたのも懐かしいです。当時、まだヤシカが現行品でしたから古い話といえば古い話です。

シーガルはコラーニデザインのDF5000というモンスター一眼レフがあるので特別に印象深いメーカーですが、カメラとしてはこれといって魅力があるわけもなく手にすることもあるまい、と思っていたのですが「んんん!?」と思うものがまた一台出てきました。
DF−100、という機種で、露出計が省かれた1/2000シャッター搭載機です。
かつて、日本のメジャーブランドのフラグシップ(高級)機には露出計など機能を省いた廉価版、ポピュレールモデルがありました。
この廉価版は当時のハイアマチュア、カメラ通の人たちに人気があったそうで、そういうハイアマチュアは、いや批判するわけではないのですが、「露出計などに頼っていては写真が上手くならないんだよ」などと真剣に語っていたりしていたらしいです。そうです私の父です。
正直、うちのカメラは露出計がなかったので非常に不便でした。
まあ、話が逸れてしまいましたが、シーガルにもポピュレールがあり、それもかなり近年のものだというのがとても興味深く一筆書き留めておこうと思ったわけです。
DF−100の用途、目的、カタログの位置は不明ですが、天体観察などバルブ撮影には電池が入っていない非電動カメラの方が良いでしょうね。


シーガルともう一つ、Phoenix(鳳凰)はケンコーでもOEMがあり最終的にニコンマウントの1/4000シャッター(コパル)搭載機があったのは記憶に新しいところ。
街角のDPEの「写真屋さん45」でオリジナルのブランドをつけて売っていたこともありました。カメラを買うとずーっとフィルムがただになるという特典付きだった記憶ですが中古カメラ店でいくらでも中級機が安く買える日本で、随分勇気ある商展開でしたね。安いとはいってもレンズとセットだと結構なお値段だったはず。

[ 投稿者:山下全裸大将 at 20:28 | ひとり写真工業 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2018年05月17日
Nikkor-O 2.1cm 1:4について
AFF6DE3B-33E8-44D2-9EA8-0837E1048534
ニッコールの2.1cmを買って使ってみたので何か書いておこうと思います。いずれ。
Nikon F + 2.1cm
C2C57CAB-D7FE-46AB-9BF9-FD223C4FE066
「ツメ」
A66CDD03-0DA6-45A4-9BBD-3BF5CFC06EB0 F604CF26-5757-456E-B2CA-CDCDAA0E6125
100nikkor21mmScan-180511-0011
100nikkor21mmScan-180511-0008
[ 投稿者:山下全裸大将 at 21:45 | ひとり写真工業 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2018年05月05日
複製芸術が芸術土俵に上がるまで100年くらいかかる
メリエスの月世界旅行はオリジナルフィルムが無く、現存するフィルムにはいろいろなバージョンがあるというのだが、女工さんによる手彩色版がオリジナルであったのは恥ずかしながらさっき知った。
ハリウッドで突然流行って20年くらい前に廃れたCG彩色のモノクロ映画はメリエスを踏まえて観るとまた違った感想を持ったように思う。うっかりバカにしちゃったよ!
メリエスのカラー作品は筆と絵の具の手彩色で、しかも専門の300人態勢の女工さんによる結構な産業であったというのも驚きであった。だが、当時の世情には詳しくはないのだが、封切りしたとたん、あっというまにフィルムのコピーが氾濫してしまい、メリエス自身はあまり儲からなかった…という現代と同じような無許可コピー問題を抱えていたという…。

また、一代社長にありがちなのかもしれないが、自らの作り上げた方法論に固執して世の中の変化を見誤ってしまう。それを認めずに事業を拡大してしまったうえ、市の区画整理で拠点の劇場を失うという不運も重なったのである。
経営は傾き、ついには会社の破綻で映画製作に絶望したメリエスの手で全ての作品(フィルム)が燃やされたのだという。

とするとオリジナルフィルムは存在しないわけだが、現在コピーを含めて200本あまりの作品が残されているという。
おそらくメリエスの再評価のたびに、世界中で古道具屋や潰れた映画館、好事家の屋根裏などから発掘、発見されて200本にもなったのだろうが、オリジナルは燃やされてしまっているとすると、多くは当時のコピーフィルムなのであろう。皮肉にもメリエスを苦しめたとされるフィルムのコピーによってメリエスの作品が後世に残されたのだとすると皮肉というより寓話的であり、なんかもう色々考えされちゃいますね。

工業製品のカメラなども世界中でコピー製品が横行していたわけだが、とくにライカ型のカメラはドイツが戦争で負けてから著作権フリーとなり、世界中で堂々とコピー機が造られた。それが故に世界中に互換性のあるアクセサリー、交換レンズが潤沢に手に入り、最も汎用性のあるシステムになったといえる。
コピー製品のおかげで21世紀に入っても造られているというのは考えようによってはすばらしい話だ。

あともうひとつ蛇足、百鬼夜行図という、日本の中世に描かれた想像上のゴースト達のパレードを描いた傑作がある。
これは原本は消失しているが、世界中で百鬼夜行図は鑑賞されて展示保存されている。
それらはすべて原本からの模写、コピーなのである。

うーん深い話だった…。さて、メリエスに話を戻すと、メリエスの活動期間は実質16年だったという。
16年という時間は一人の男の人生の中では決して長くはないが、ひとつの流行のサイクルから見て大成功を収めた活動期間として16年は十分長いとも思える。
もしもの話だが…もしメリエスの劇場が現代に残っていたら、メリエスの子孫によって見世物小屋のようなスタイルを今でも守って営業していたのかもしれないな、などと想像するとちょっとわくわくした。

続きを読む ...
 
[ 投稿者:山下全裸大将 at 21:21 | 本を読む | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2018年05月04日
ノリタのレンズはいいレンズ
ノリタの17mmレンズのことはミランダ研究の途中に知りました。
ミランダには17mm f4という当時としてはハイスペックかつ唯一無二のレンズがラインナップされていたのでした。これがどこで製造されていたのか?というのは研究家にはちょっとした話題でしたが、程なくノリタ光学のOEMであったことがわかったわけです。
100norita17f4Scan-180514-0001bw

このノリタのレンズは35mmカメラ用では世界初のレトロフォーカスの17mmレンズだそうで、キラリと光った技術と製品があったのに時代に埋もれてしまった本当に残念なメーカーです。
民生のカメラから撤退後のノリタ光学はプロスペックなビデオカメラのレンズメーカーでしたがWikiによると近年解散となったとあります。
100norita17f4Scan-180512-0016

このレンズはソリゴールブランドでも販売されており、鏡筒はミランダと同じデザインで各メーカーのマウントがあったようです。とはいえ、ミランダブランドもほとんど見かけませんし、ソリゴールは一度も現物を確認できていません。オートリケノンブランドでもあるようですね。
ノリタブランドでもいくつかのマウント、ニコン、M42、ミノルタSR、キヤノンFDを確認しましたが、じっくり見比べることはできませんでした。個体数が本当に少ないのでしょう。ノリタの鏡筒デザインはノリタ66に似た真っ黒で精悍なデザインです。
いつものようにシリアルナンバーの採集をしてみました。NORITARのシリアルナンバーは#4160xxx、下3桁が生産数とすると最終は400番代ですので、アンダー500個というところでしょうか。
おそらく、なのですがノリタブランドで少量販売されたのはミランダ倒産後ではないだろうか?と思っております。
696C41A8-0766-4AE2-B79D-C82C5A781A84 4BA452E1-3D06-4713-BBDC-7E15AD136F91
[ 投稿者:山下全裸大将 at 21:56 | ひとり写真工業 | コメント(0) | トラックバック(0) ]