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別のblogとか

2016年09月19日
名状しがたいLH0032のようなもの
世の中にはLH0032という非常に音が良いオペアンプがあるのだが、いかんせん入手困難である。幸いLH0032は定数を含めて回路が公開されているので、一部のオーディオマニアがディスクリートで再現している。

ディスクリートオペアンプ (LH0032等価回路)そこで私が作ったものがこれである。これを作っただけで連休が潰れたのだが、土曜日に300Ωの金皮を買い忘れたことが発覚し電気街まで調達、ついでに別件のオペアンプも購入して遅くなり、日曜日に今度は100Ωの金皮が足りないことが発覚、また電気街まで調達……で、タイムロスがあったためである。

初段のFETは熱結合が推奨されているようだが、今回はわざわざ熱結合をしなくて済むデュアル素子の2SK2145-BL(東芝)を使っている。BLランクなのはこのランクしか売っていなかったから(そして2個単位で売っていた)。これはチップ部品なので変換基板に実装する必要があった。

それ以外のトランジスタは2回路合わせてNPNが18個、PNPが10個。自作する人はよく2SC1815/2SA1015(東芝)を使うようだが、今回は海外で定番のSS8050/SS8550(フェアチャイルド)を使った。DランクとBランクがあるが、購入したのはDランク(hFEが高い方)。

今回、補償コンデンサは100pFを使った。このあたりならなんとか安定するようなので。

ハンダ面の様子専用基板は用意できなかったのでユニバーサル基板でちまちま実装。せっかくなので差し替えで使えるように2回路実装することにしたが部品点数も多くて(実装密度も高い)ややこしいのでまずCADツールを使って実体配線図を作ってから実装。どうしても配線をまたぐのでそこはポリウレタン線で実装。ポリウレタン線の被覆はハンダの熱で溶けるそうだがなかなか溶けない。予め片端に半田を塗るなどの対策をしたけど仮止めがうまくいかないなどものすごく作業性が悪いので正直もうやりたくない。

酸金が焦げた今日の昼に完成して最初に火入れ(通電させること)すると煙が出る事態。慌てて電源を切ってよく見たら1箇所配線を繋ぎ忘れていた。問題の場所を半田でブリッジさせたところ正常に動作した。酸金が2つ焦げてしまったが。

ディスクリートオペアンプ試聴中の様子肝心の音質だが、クリアで見通しが良いながらもウォームな印象で、僅かに反響のようなものが聞こえてくる金色音質。ICオペアンプよりディスクリートのほうが音が良いと言われる理由がわかった気がする。ただ、直接駆動では音量が足りない気がしたのでZobelフィルタ経由で接続させている。
なお、オフセット調整のトリマポテンショは特に調整していない。ある程度の直流成分が出ていようが私は気にしない、というのもあるが……

材料と原価は以下の通り。なお、半田とポリウレタン線は計算に入れていない。
品名単価数量金額
ユニバーサル基板 LUPCB-7427W(Linkman)@¥1221¥122
DIP8ピン金メッキ丸ピンコネクタ(台湾製)@¥721¥72
変換基板 D006(ダイセン電子工業)@¥4102/10¥82
SIP金メッキ丸ピンコネクタ(台湾製)@¥21612/20¥130
DIP6ピン金メッキソケット(台湾製)@¥162¥32
デュアル Nch JFET 2SK2145BL(東芝)@¥2002/2¥200
NPNトランジスタ SS8050DBU(Fairchild)@¥4218¥756
PNPトランジスタ SS8550DBU(Fairchild)@¥4210¥420
ポリプロピレンフィルムコンデンサ UPZ(東信工業)@¥162¥32
多回転トリマポテンショ J9W(東京コスモス電機)@¥3242¥648
金属皮膜抵抗 1/4W標準品(KOA)@¥1026¥260
酸化金属皮膜抵抗 1W標準品@¥104¥40
合計¥2,794
[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 18:19 | 電子工作 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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