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2016年07月16日
WP 34s のこと (2)
(つづき)

水晶の実証が終わりいよいよファームウェアの書き換えといきたいところですが、信号送受信用のケーブルが必要です。本来は専用ケーブルを使うのですが、私は持っていないので自作です。

電線をハンダ付けしたところコネクタは2.0mmピッチです。最初はコネクタを自作しようとしましたがうまくいきません。圧着には失敗しましたし、ヘッダピンに直接はんだづけするのもうまくいきません。結局、直接半田付けすることにしました。

もう一度考えなおしてQIピンコネクタを粘着テープで束ねたものを使おうとしたのですが、元のファームウェアの消去まではうまくいったのですが、やっぱり書き込みがうまくいきません。
電線をハンダ付けしたところ結局もう一度電線を半田付けしました。仮想COMポートで書き込もうとしましたがうまくいきません。ドライバが入っていなかったことに気づきドライバを入れてやり直してみましたがうまく書き込めません。データ線に1kΩを入れてみましたが同じでした。

実は、この時私が使っていたUSB-シリアル変換モジュールが Prolific のチップを使用したものだったのですが(300円でした)、FTDI のものが推奨されています。この間間違って逆刺ししたりしたことがあるのでもしかすると壊してしまったかと思いました。実際には壊れていなかったようですが。

後日改めて FTDI の USB-シリアル変換モジュールを買ってきて(こちらは2000円くらいしました)やり直したのですが、やはりうまくいきませんでした。が、AC/ON ボタンを押しながら書き込みをしてみると…… Rx と Tx のインジケータが点滅を始め、無事に書き込めました。リセットするために一旦リセットピンをGNDにショートさせ、起動してみます。うまく書き込めたようだったのでハンダを外して裏のパネルを元に戻して完成です。

モジュールはロジック電圧切り替え式だったのでこの時はバスパワーで動かしている状態でした。蓋を外すと電池が固定されないという理由もありますが、セルフパワーだと電池の消耗が激しいそうなので……。

オーバーレイを貼ったところ日を改めて、キーボードオーバーレイを作りました。一応販売もされているようですが、海外通販とかしたくないので自作です。
画像データは用意されていますが、自分でカットするのは意外と面倒です。縮尺も合わせなければなりません。私は LibreOffice Draw で行いました。
私が使ったのはインクジェット用のフィルムシールだったので、ボタンに合わせて折り目をつける必要がありました。そうしないと剥がれます。
[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 18:37 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2016年07月15日
WP 34s のこと (1)
HPの電卓は、逆ポーランド入力や独特のキータッチなどでファンも多い。しかし、私が持っている HP 35s は複素数機能が中途半端だし、HP 15c の復刻版(これは持っていない)もなんかおかしいらしい。

そこで、WP 34s というオープンソースプロジェクトがある。これは、金融電卓であるHP 20b または 30b のファームウェアを書き換えて、最強の関数電卓にするものである。iOS 版のエミュレーターを使ったことがあるのだが、実機は持っていなかった。
ちなみに HP 20b の元のファームウェアはというと、そのままの状態では致命的なバグがあって、連鎖代数モードだと入力中に電源が切れたりする(RPNモードなら平気)。

必要な物は以下のとおり。
  • HP 30b または HP 20b
  • 専用ケーブル
  • USB-シリアル変換アダプタ
フル機能を使う場合は以下も必要。
  • 時計用水晶 (32.768kHz)
  • チップコンデンサ (1206サイズ、18pF) 2個。できればそれ以上
  • 精密プラスドライバー、半田ごて、細い糸半田
  • ピンセット(反転動作のもの)、ルーペ
  • チップ部品を手半田出来るだけの器用さ
専用ケーブル以外は全て電気街で手に入った(器用さは買えるものではないが)。

名状しがたいアダプタのようなものファームウェアの書き換えに必要な専用ケーブルは手に入らなかったので、自作することにした。名状しがたいアダプタのようなものの回路図が1年半ほど前に自作した人のブログで見つかるので、そのように作ってみた。と言っても電線とスイッチと機構部分だけなのだが。

もう一つ、フル機能を使うには水晶が必要と書いた。WP 34s には水晶を使う機能があるが、水晶用のランドがあっても実装がされていないからである。
筐体を開いたところ水晶を実装するには、筐体を開く必要がある。ネジを5箇所(うち2箇所はゴム足の下に隠れている)外した上、爪で留めているのを外す必要がある。ていうか、爪で留めてるならネジ要らなくね?

水晶を実装する場所水晶を実装する場所は、基板の右上にあります。

チップコンデンサの大きさチップコンデンサは本当に小さいです。面実装オペアンプの実装ならしたことがありますが、それでも米粒程度の大きさでした。1206サイズのチップコンデンサは本当にケシ粒程度しかありません。

水晶とコンデンサを実装したところピンセットと糸ハンダでなんとか実装しました。しかもルーペ無しで。ランドに予備ハンダをしておくのが良いようです。

(つづく)
[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 07:29 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2016年07月05日
蛍光表示管の算式電卓
半年くらい前に、蛍光表示管の算式電卓を探してたら見つけた。

Casio S-2カシオのS-2という機種で、12桁の算式電卓である。加算器式に慣れている私がなぜ算式電卓なのかというと、加算器式では増減率計算がワンアクション多くなるからである。

この電卓は単3電池4本で動く。電池ボックスは完全には開いていなくて1本目を入れたら奥にスライドさせるタイプ。ただ、百均で買ってきたアルカリ乾電池は少しきつくて入れづらかったが……

なお、この機種は00キーがあり、000キーはない。私の所属では000キーなんて滅多に使わない(扱う数値に端数が多い)ので00キーのほうがありがたい。

5桁目と6桁目がクロストークする早速動かしてみたが届いた個体が訳ありで、訳というのが「5桁目と6桁目がクロストークする」というものである。しかも、日によってクロストークが薄くなったり濃くなったりする。他の機能に問題はないので最初のうちはクロストークに目をつぶって使っていたが、やはり見づらくなるので困る。完全にクロストークしているわけではないので注意して読めば見分けがつくが、やはり不便である。

LSIのピン間に何かあった様子そうして4月21日。やはり気になったからという理由で筐体をオープン(以前にも1回はやったがその時は結局わからず)すると、LSIの5番ピンと6番ピンの間に何か粉のようなものが付着しているのを発見した(この時の写真撮るの忘れた)。おそらく導電性の粉と見られ、これが中途半端に導通していたものと見られる。要は中途半端にショートしていたということである。ここの粉を拭きとったところ、クロストークがなくなった。

ドライバーでショートさせている様子確認のために問題の箇所をドライバーでショートさせてみると、同じ箇所がクロストークした。最初はICの不良も疑ったが、単にピン間が中途半端にショートしていたというだけだったようで、これで修正が完了した。
[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 21:04 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2015年05月16日
ソビエトロシアでは、関数電卓があなたで計算する!
Elektronika MK61 外箱旧ソ連の関数電卓(デッドストック)が届いた。デッドストックなので外箱もそのまま付いている。当然、パッケージに書かれている文言は全てロシア語である。
ただし、このロットはソ連崩壊後に生産されたものだそうである。

Elektronika MK61 内容物内容は本体、ケース(柔らかい)、説明書(当然ロシア語で書かれている)、ACアダプタ(旧ソ連の規格品でタイプCに近い形状、入力定格220V・50Hz。日本で使うには別途アダプタが必要。ちなみに日本のはタイプAと呼ばれている)。
さらに説明書の中には回路図が挟まっていた。もちろん、Arduinoのような「オープンソースハードウェア」とは事情が異なる。旧ソ連においては、特許などというものは「腐敗したブルジョア共の概念」であり、共産主義とは相容れないものとされていたからだ。

Elektronika MK61 電池ボックス電池は単3を3本使う。ちなみにこの電池はダイソーのもので届いた時に既についていたもの。

Elektronika MK61 内容物銘板には「Изготовлен 94 01」と書かれている(изготовленとはmanufacturedの意味)。ソ連崩壊は1991年12月だったので、それ以降のものであると読み取れる。使用電圧・電力はそれぞれ4.5V 0.6Wと書かれている。
さらに「定価85ルーブル」との刻印まであるところが共産主義国らしい。西側の電卓にこのような刻印はまず無い。西側(の一般工業製品)では定価とはあくまで「希望小売価格」であって、様々な理由で値引きされたりすることがある。東側はそうではない。ちなみにソ連時代の物価は「黒パンが16カペイカ」「食堂での昼食が1ルーブル」「ストリチナヤ(ウォッカ)が7.20ルーブル」「モスクワからクラスノヤルスクまでの飛行機代が68ルーブル」だったそうである。(ロシア語の外部リンク
なお、同時期の西側の関数電卓として、米国ではかのHP 15cが定価135ドルで発売されている。(英語の外部リンク

Elektronika MK61ボタンの数が少ないこともあり、「2乗」「平方根」などのよく使う機能も裏に来てしまっている。電源はキーボード左上のスライドスイッチを「Вкл」(オン)に入れると点く(専門用語では回路を「閉じる」(クローズ)というが、そこから来ている)。右のスライドスイッチは角度の単位を指定するもので、左からラジアン、グラード(直角を100とする単位)、度である。
もちろんキーの表示もロシア語になっていて、指数入力に使うキーは「ВП」と書かれている。一部の関数はロシアにおいて若干異なり、tanではなく「tg」と書かれている。「lg」は log₁₀ のことである。「СЧ」は乱数(случайное число)を発生させる。
HPの電卓のように逆ポーランド式で入力する。HP製品と同様、4段スタックである。「Enter」キーに当たるものは「В↑」キーである。
よく見るとボタンの色にばらつきがある。それと、本体を振るとカシャカシャ音がする。これは東側の製品である。間違っても日本製品のような品質を期待してはいけない。

Elektronika MK61 電源を入れたところ電源をいれると、左詰めで「0.」と表示される。12桁蛍光表示で、仮数部の符号1桁・仮数部の絶対値8桁・指数部の符号1桁・指数部の絶対値2桁という構成となっている。HPの関数電卓でも左詰め表示されていたのでそんなに特殊なものではない。しかしiPhoneの関数電卓(横向けにすると関数電卓になる。算式入力)は右詰め表示だし、カシオの昔の機種(10年ほど前に買ったもので数式通り入力)も右詰めだった。RPN電卓では左詰めが普通なのだろうか……?
でもVFDはもともと西側(日本)の技術だったはずだが……

Elektronika MK61 tan(355/226)を計算させたところ東側の関数電卓なので、精度はお察し。tan(355/226)を計算させると、なんと -10000000 と出てくる。全く正しくない。しかもこれの計算に1秒ほどかかる。西側と違って競争がなかったからだろうか。西側の場合、電卓メーカーだけでも米国にはHPやTIがあり、日本にはカシオやシャープ、キヤノンがある。競争があることによって、技術が進歩した。

Elektronika MK61 電源を入れたところ参考までに、私が持っているずっと新しい機種(HP35s)と比較した写真を掲載する。これは、sin(π/3)を計算させたところであるが、MK61では誤差が出ている。

Elektronika MK61 16進数この機種は16進数の計算もできるが、bitwise operatorしか使えないようである。加減乗除すると、結果がおかしくなる。16進表記の識別記号(8.)に1桁取られるので、16進数は7桁しか使えない。しかも現在ではA〜Fのアルファベットで表記するところが「-」「L」「С」「Г」「Е」「空白」となっている。CとEしか合っていない。しかもややこしいことに空白が含まれている。内部ではBCDを使っているようである。

もう一つ、この機種はプログラム電卓なのだが、電源を切るとプログラムも消えるのである。同じソ連製でもМК-52では保存できたそうだが。

というより、突っ込みどころ満載なので書くのに疲れる。ソビエトロシアでは、関数電卓があなたで計算するのである。

[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 12:28 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2015年05月12日
昔の電卓
Canon Canola 1201先日ヤフオクで落札した電卓が届いた。

これはキヤノン製の電卓で、機種名は Canola 1201 である。「1桁1万円」と言われたCanola 1200シリーズの機種で1970年に発売されたそうだ(外部リンク参照)。1970年といえば、千里丘陵で万博が開催された年である。今でこそ1000円程度でそれなりのものが買えるが、当時電卓とは数十万円するものだったそうである。

Canon Canola 1201 powered on電源をいれると「0」と表示……されないのである。だがこれは故障ではないので安心していただきたい。ソーラー電池しか使えない電卓を暗い所に持っていったあと、明るい所に戻ると表示が壊れていることがある。それと同じく、「C」を押すとご破算して計算を始められる状態になる。
なおカシオの電卓ではクリアキーが赤くなっていることがあるが、キヤノンの電卓だと黄色になっている。

「000000000000」と表示している様子クリアキーを押すと計算を始められるが、この時「0」ではなく「000000000000」と表示される。昔はこのようにゼロサプレスされない(ゼロパディングされる)機種が多く見られた。

この機種は昔の事務用電卓で主流だった加算器式で入力する。ただ、この機種では他社で「+=」「-=」となるところがそれぞれ黒の「=」、赤の「=」となっている(他社の加算器電卓では「-=」キーが赤くなっている機種がよくある)。

キャノーラ1201は初期の電卓なので今と比較してかなり大型で、最近の電卓には当たり前に搭載されているような機能がない。浮動小数点計算ができない。小数点以下は0桁か、2桁か、4桁しか選べない、固定小数点機である。小数点以下の桁数はキーボード左上のスライドスイッチで選ぶ。ただ、あのカシオミニでさえ初期のモデルは整数専用機だったのである。
なお、この個体はどうも小数点キーの調子が悪いようで誤動作したり全く反応しなかったりする。先ほど確認したら正しく作動することもあった。
ちなみに小数点以下の桁数を0にして20÷3を計算すると6と表示された。どうやら指定の桁数未満は切り捨てる設計のようだ。そのほうが計算(回路)の手間が省けるのだろう。

ルート(開平)キーがないどころか、%キーもない。さらにこの機種にはバックスペースキー(→)もない。訂正するときは「CI」キー(シャープの「CE」キーに相当)を押して、やりなおし。
加算器式電卓にはよく搭載されているアイテムカウント機能も、この機種には無い。

小数点以下5桁目はアウトオーバーフロー(12桁以上の電卓の場合、計算結果が1兆以上)すると、最近の電卓では殆どの機種で概算表示されるが、この機種ではそれがなく、下12桁が表示され、オーバーフローを示す「←」が表示される。
ほかにも、小数点以下を4桁にした状態で「3.14159」と打つとオーバーフローしたことになる。後の電卓、例えばシャープのCS-2122L(手元にある蛍光表示の加算器電卓)だと「3.14159265358」まで入力でき、「+=」キーを押した時に初めて指定の桁数に丸められる。
さらに言えば、小数点以下を2桁にした状態で 9,999,999,999 + 1 を計算すると、CS-2122Lだと「10,000,000,000.0」と小数点以下の桁数を落として表示されるのに対し、Canola 1201だと「←0000000000.00」とオーバーフローする

メモリー機能は、今でいう「GT」に相当するもののみがある。「AM」キーがオルタネートスイッチ(押すと引っ込んだ状態で止まり、もう一度押すと元に戻る)になっており、計算したあと、「RM」キーを押すと(これは今の電卓でいう「MR」や「RM」ではなく、「GT」相当)総計が表示される。「C」を押すと、この中身もクリアされる。

定数計算機能は、乗除算でのみ使用可能。ほかの多くの機種と同じく、掛け算は被乗数、割り算では除数が定数となる。「K」キーがオルタネートスイッチになっているので、これをONにすると使える。
割り算の定数計算は普通の順番に入力する。(CASIO FN-20だと定数除算は序数を先に入力しなければならず混乱する)

今の電卓では当たり前だが Canola 1201 にない機能として、負数の表示がある。普通の電卓で 2 - 4 (加算式電卓なので「2」「+=」「4」「-=」と操作する)と「-2」と表示されるが、この機種では「999999999998」と補数で表示される。ただし内部では正しく負数として計算されているようで、この状態から「2」「黒=」と操作するとオーバーフローしていない「000000000000」となる。負の方向へのオーバーフローは「999999999999」「赤=」「2」「赤=」と操作すると発生する(「1」「赤=」だと「000000000000」となり、オーバーフローしない。現代のコンピューターでも2の補数式の符号付き整数だとプラス側とマイナス側で1だけ不均衡(符号ビットが1(負)で残りが0の数)である。)。

変な位置の小数点が点灯もうひとつ忘れていたが、ゼロ除算エラーはどう表示するのか。普通の電卓なら「0.E」とか「E 0.」のような表示になるが、Canola 1201だと、「000000000000」のままで、小数点だけ消えてしまった。さらにこの状態で数字キーを押すと「0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.」と、すべての桁の小数点が点灯してしまった。こういう場合挙動がおかしくなるので「C」キーを押したほうが良い。

置き場所はちょっと困ったのだが、シャープのCS-2122Lと並べてPC机の上に置くことにした。

蛇足。
局留めで送ってもらったこの電卓、郵便局に取りに行ったら傘をパクられた。
[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 22:31 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2015年03月25日
続・レトロ電卓
CASIO FN-20カシオのFN-20という電卓をヤフオクで落札し、今日届きました。

以前紹介した3機種と同じように、蛍光管表示で加算器式の電卓です。

CASIO FN-20の電池ボックスこの機種は単1電池2本で動くようです。
VFD表示の電卓の場合、乾電池で動く機種でもDCアダプタの差込口があったりしますし、この機種でもそうなのですが、DCアダプタは欠品でした。ただ、私の場合は職場用のつもりだったのでDCアダプタを使う訳にはいかないですし。

FN-20の電源を入れた様子電池を入れて、電源を入れてみました。
この機種には、ゼロサプレスという機能があります。ゼロサプレスとは頭の余計な0を表示しない機能で、現行品の電卓ではほぼすべての機種に搭載されています。しかし、もっと昔の、ディスクリート部品とニキシー管を使っていた頃の電卓にはそれがなく、
0000000000000000
のようになっていたそうです(蛍光管の電卓でもシャープの初期の機種にはゼロサプレスがなかった模様)。ゼロサプレスのない機種は実物を持っていませんが……

FN-20を動かしてみた様子実際に動かしてみました。
動作は概ね良好ですが、「1」「2」「3」「0」「000」(この機種には「00」キーがなく、代わりに「000」キーがある。桁区切りは3桁毎につけるものなので場合によってはこちらのほうが楽)キーにチャタリングが見られました。ただし、キーを底打ちした場合にはチャタリングが起きましたが、底打ちせず軽めに打鍵した場合にはチャタリングが発生しないようでした。これを個体の癖と認識すれば、十分実用は出来そうです。

なお、この機種には伸び率計算用の機能が搭載されていて、「今年度実績」「÷」「前年度実績」「%」「-=」と操作すればできます。前回書いた2機種の場合、この操作をすると意味不明な数値が表示されます(おそらく定義されていない機能であると思われる)。CS-2122Lには伸び率計算機能がありますが、操作方法が違います。
私の所属では伸び率計算がよくあるのでそのような機能があると助かります。
[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 22:40 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2015年03月20日
レトロ電卓
最近電卓の液晶表示は見づらいと思うようになってきました。
もちろん液晶だと消費電力が少なくて済む(電池駆動の場合は重要)のですが状況によって見づらかったりするんですよね。でも今日日きょうびほとんどの電卓が液晶表示(バックライト無し)なもんで、困ったものです(一応万単位するプリンタ付き電卓には今でもVFD表示のもあるが)。昔みたいにVFDとかLEDとか。さすがにニキシー管表示とまでは言わないが

そしてもうひとつ、普通の算式入力の電卓だと加減算主体の連続計算の時に操作が七面倒臭いので逆ポーランド式の電卓(HP 35s)を使ったりしたことがあります。逆ポーランド式だといちいちイコールキーとか考える必要がないので楽です。その点算式入力だと七面倒臭いです。大切なことなので2回言いました。算式入力のほうが楽な場合もあるのですがそれは後述。
ただ、私が持っているHP 35sは算式入力より考えることが少なくて済む逆ポーランド式なのは良いのですが、これは小型の関数電卓で事務計算にはあまり向かないのでした。

SHARP CS-2122Lそこで、「加算器式は事務計算向き」という話がどこかに載っていたので一度使ってみたいと思ったのですが持っていないしなかなかないんですね。しかも最安が5000円くらいとか。仕方ないよね、今日日需要少なくて量産しづらいし。
で、在庫が京都にあるらしいので京都まで行って……と思ったらたまたま置いてありました。シャープのCS-2122Lです。ヨドバシ京都で現品特価だったのを買ってきました。6000円台だったかと。
現行品の電卓はコイン電池とかで動いたりするのですが(液晶表示だからできるのだろうな)、これはAC100V専用(昔の電卓は商用電源が必要だったのである)。電池が使えないので職場に持っていく訳にはいかない。
実務電卓にはよくあるように桁を指定して「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」ができることと、マークアップ計算ができること、さらに何より伸び率計算が楽にできる(この機種の場合「今年度実績」「+=」「前年度実績」「-=」「MU」と押す)ことがいいところ(私の所属では原価計算より伸び率計算のほうがずっと多い)。
そしてもうひとつ、蛍光表示管なので液晶なんかよりずっと見やすいということ。
ただ欠点が2つだけあって1つは電池で使えないこと、もうひとつは「0」キーの位置が「1」キーの真下でないこと(「000」キーが有るのは嬉しいのだが……)。しかし、算式電卓よりずっと楽できるようになったのはいいことで、持ち出しが効かないことを除けば楽が出来ました。

ただ、伸び率計算だけならカシオの算式電卓ふつうのでんたくが一番楽できるのですけどね(カシオ限定。算式電卓の長所)。そのための実務電卓で2000円台のものも1つ買いました(検算、四捨五入できるタイプの)。

さて、電池で動くタイプでVFD表示で加算器式で……と探していたらヤフオクで見つけました。2つ落札しましたが2つとも私しか入札しなかったものでした。

SHARP CS-2122L1つ目はシャープのCS-2122D。後から落札したのですが物の到着が後先になったので(支払いは後先ではない)1つ目。先日の購入品と同様12桁の電卓。違うのは、
  • 時間計算機能がないこと。(あると便利だけどなくてもそんなに困らないかも)
  • 電池で動くこと。(重要)
  • 伸び率を求める専用の操作がないこと。(地味に面倒)
  • 表示が緑っぽい。
時間計算機能はいいとして、伸び率計算は「今年度実績」「÷」「前年度実績」「%」「1」「00」「-=」でできるのですが、微妙に面倒。それでも非カシオ算式電卓の「今年度実績」「÷」「前年度実績」「%」「-」「1」「00」「=」よりは少ない操作で計算できます。(カシオの算式は「今年度実績」「-」「前年度実績」「%」でものすごく楽なのですが。)
電卓の裏蓋を開けたところ。ACアダプタは付属品、電池はダイソーで購入そして電池ですが、この機種の場合は単2電池を4本使うようです。ACアダプタ(落札時に付属しました)でも動くようです。ダイソーでも電池を売っているので助かりますね。
使い心地ですが、CS-2122Lと違ってクリック感が少ないことと、押し方が弱いと認識されないこと(当たり前だ)くらいですが、動作は良好でした。

CASIO F-1もう1つ落札したのがカシオのF-1という機種です。この機種には「Δ%」というキーがありますが、動作させたところMUと同じ表記みたいです。増減率が出せるわけではありませんでした。
動作させてみたところこちらも押し方が弱いと認識しない場合があるものの概ね良好でした。シャープのコンペットと比べてキータッチは浅く、その点では最近の電卓に近いです。
電池ボックスの端子が少し錆びている単1電池2本と呉5-56これは単1電池2本で動くようですが、通電はするとはいえ電池ボックスの端子が緑色に錆びているのを承知で落札しています。
5-56で電池ボックスの錆を落としたところ稼働させる前に、5-56(ペンタイプ)で電池ボックスの錆を少し落としました。東急ハンズでも取り扱いがあったので入手はしやすいと思います。
10桁電卓に12桁の表示管このF-1という機種は10桁仕様ですが、表示管は12桁分あります。F-2という上位機種があり、そちらでは12桁扱えたので部品調達の便宜のためにこうなったのでしょう。


おまけ。
マイナスの位置が機種によって違う負数を表示させたところ、
カシオF-1ではマイナスが左端に、シャープCS-2122Dでは右端に表示されます。
最近の電卓では数字のすぐ左に表示されることが多いですが、右端とはいかに。コンペットの特徴でしょうか……?

[ 投稿者:芙蓉美晴 (MihailJP) at 01:44 | 電卓 | コメント(0) | トラックバック(0) ]