
親しい友人と機会を作って会うのは楽しいこと。
「次は花菖蒲を見に行きたいね」の約束が、花菖蒲はほぼ終わり、紫陽花のほうはまだ何とか見れるかな、の季節になってしまったけれど、近場の、ちょっと素敵なところへ行くことが出来た。(実はこの場所、ブログで知り合った方の記事を見ていて行きたくなったのですが)
小田原駅で箱根登山鉄道に乗り換え、一駅先「箱根板橋」で電車を降りる。
駅で「松永記念館」への道を尋ねると、ありがたいことにマップも一緒に頂けた。
古い建物や蔵も少し残る旧東海道を歩いて目指す「松永記念館」へ。
電力王と呼ばれた松永安左ヱ門(耳庵)さんは、数寄茶人としても高名な方だそうだ。
記念館を見て、いったん外へ出る。記念館前の池には睡蓮が咲き始めていた。


池のそばに、最近よく見る「アカンサス」が咲いている。お茶室の「葉雨庵」葉雨庵のために作られた「烏薬亭」を眺めて回って、「老欅荘」へ上る石段のそば、ここにも「アカンサス」があった。

古いお茶室と、いかにも洋花といった感じのアカンサスと、その取り合わせに何となく微妙な気持ちになりながら、松永さんが晩年を過ごされたと言う「老欅荘」へ向かう。
建物の名前の由来にもなった欅の古木が訪れた人を迎えてくれる。樹齢は400年だとか。

老欅荘は、始めは15坪だったのが、茶室など増築されていって段々に広くなり、結局55坪もの邸宅になったそうだ。

老欅荘玄関と庭への門

老欅荘玄関、うち側から見る
広間には、畳3畳敷きの大きな床の間がある。床の間を先にとり、残りの広さにあわせて、大きさの一定でない畳が作られ敷かれているのだそうだ。
係りの女性が、そんな大きな床の間が作られた訳などのお話をして下さったり、茶室、奥様のお部屋、玄関など、家の中を案内して下さるままにゆっくりと過ごす。
下の池で見た睡蓮は、モネの睡蓮をお好きだった松永さんが、外国へ行かれたとき持ち帰られたものだそうだ。また、今はあちこちで見られるアカンサスも、これまた外国へ行かれた時に持ち帰られたものだそうで、ここには以前から植えられているもの、などの説明もして下さった。
今日、外は真夏のような暑い日になったが、部屋を通り抜けて行く風は心地良かった。

広間
気持ちの良い緑の葉は、秋には美しく鮮やかな紅葉になることだろう。今度は秋にも行ってみたいなと思う。
このあと、いったん小田原へ戻り、お昼をしたあと小田原城へ。