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2016年12月08日
は痛々しさに体中の
一度熱が出始めると、一衛は元々が余り丈夫な質ではないので、数日寝込むことになった。涙を浮かべて苦い薬を飲む一衛を思うと、直正は可哀想でならなかった。
話を後にして、早く家に連れて牛熊證收回價帰るべきだったと思う。

「叔母上。一衛の容体はいかがですか?咳は治まりましたか?」
「直さま。まだ熱が下がりませぬ。あの子は誰に似たのか、本当にか弱くて困ります。」
「そうですか。また、様子を伺いに参ります。叔母上もお疲れになりませんように。」

心配の余り何度も顔を出す直正に、風邪をうつしてはいけませんからと、叔母は面会を許さなかった。
やっと熱の下がり始めた日の明け方。
夜が白む前、厠に立った一衛は、雨戸から細く差し込む月の光の中で、たくさんの白うさぎが跳ねる夢のような光景を見た。
朝、床上げをしながら、雨戸を開ける母に嬉しげに声をかけた。

「母上。一衛は夕べ、可愛い雪うさぎ面部護理が集まって、仲よくお庭で遊ぶ夢を見ました。」
「一衛。それは夢ではないかも知れませんよ。ほら、こちらにいらっしゃい。」

母は一衛を呼ぶと、厚い綿入れを着せかけた。
雨戸を開け放した一衛は、夕べの夢が現実だったと知り、歓声を上げた。

「わぁ……!たくさん。」

*****

家に帰ると湯を沸かし、一衛の帰宅を待った。
隣同士だというのに、家に来ることも久しぶりのような気がする。

「直さま。お邪魔いたします。」
「ああ、来たか。縁側に回っておいで。」

座らせて着物を脱がせると、華奢な白い身脫髮中藥あちこちに青紫の打ち身の痕が有った。
直りかけた物もいくつもあり、直正思わずため息をついた。

「思ったよりも酷いな。これ程打ち身が有ったら、身体中が痛むだろう?」

そっと腫れあがった肩の傷に触れると、耐えきれずに声が漏れた。
[ 投稿者:び鈴を押し at 13:12 | び鈴を押し | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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