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2005年11月08日
本田美奈子
 
 朝、ワイドショーで本田美奈子のニュース見てたら、そういえば昔この人の映画を見たことがあることを思い出した。

 パッセンジャー 過ぎ去りし日々(1987年)

 当時も今も本田美奈子に関心があったことはないのだが、ではなぜこの映画を見たかというと、監督が和泉聖治だったからだ。この映画の前に撮った「南へ走れ、海の道を!」がまあまあの出来で楽しめたので、この監督には期待していたのだ。
本田美奈子映画初出演、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」「グーニーズ」に出演して、当時日本でもそこそこ人気があったベトナム出身の子役キー・ホイ・クァンや片山敬済も出演で話題にもなっていた。

 で、見た。
 製作総指揮・脚本 「宇宙戦艦ヤマト」西崎義展...
 面白くなるはずがないよね。コテコテのストーリーに陳腐なせりふ、本田美奈子は大根だし、それはそれはひどいものでした。これじゃあ和泉聖治だってどうしようもないわな。それでもラストのコンサートシーンはなかなか大掛かりで、本田美奈子の「孤独なハリケーン」も結構いい曲だったから、そこだけは楽しめた。
こんな映画がヒットするわけはなく惨敗。結局これが本田美奈子最初にして最後の出演映画になってしまった。

 この映画の時からは、後に本田美奈子がミュージカルスターとしてブレイクするなんて夢にも思わなかった。ずいぶんと努力したんでしょうね。

 38歳の死か。なんか自分より若い人が死ぬっていうのは釈然としない。私の頭の中に残っている本田美奈子のイメージは、それまでのぎこちない演技とはうって変わってのびのびとステージで歌う「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」での若い女の子だ。

 謹んで哀悼の意を表します。



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2005年11月07日
ホールドアップダウン
 
 V6主演の『ホールドアップダウン』を見た。
 V6は岡田准一と井ノ原しか顔と名前が一致しない私がこの映画を見た目的は、当然香椎由宇。それと監督がSABUだから。

 映画館の大画面で見たい顔というのがある。くりさんは当然ですね、長澤まさみ、前田亜季、肘井美佳もそう。木村カエラは好きだけれど映画館で見ようとは思わない。香椎由宇、これはどうしても映画館で見たい。

 映画の出来にはさほど期待してなかった。どうせいつものSABUで、アイデアが面白くて映画の滑り出しは好調で先行きに期待をもたらせるのだが、話を広げすぎて収拾がつかなくなり後半ぐだぐだになる、それでも登場人物が絶えず走りまくるから、何とか最後まで画面が持つ、そんな映画だろうと思っていたら本当にそんな映画だった。
映画の後半は、魔物が住み着く洋館のホテルが舞台になるのだが、その元ネタがスタンリー・キューブリックの『シャイニング』だということを理解していなければ、ちょっと長くてだらだらしてつらいだろう。
SABUの映画はこんなもの、それでもやたら登場人物が走り回る、その一点でのみSABUの映画が好きという私のような人以外には勧められない。

 そんなことはもう実はみんなわかってることと思う。実際映画館は、V6ファンで埋め尽くされているなんてことは全然なくて、日曜日の昼間なのにがらがらだった。

 由宇タンは可愛かったですねえ。真正面からの画が多いので、ちょっと鼻の長さと鼻の下の短さが気になったけど。
井ノ原と鉄道ヲタ談義をするところは爆笑だったし、井ノ原といちゃいちゃは恋する感じがよく出てたし、本人が目指したという突き抜けた演技が出来ているなあと。
洋館で魔物に取り付かれ、「みんな死ね、お前らみんな死ね!ゴー・トゥー・ヘル!ゴー・トゥー・ヘル!」と叫ぶところもよかった。Go to Hell! の発音がよくて、あっ、やっぱり英語が喋れるんだと。

 V6の全員、まったく映画の顔ではないので(大体ジャニーズの連中は映画にむいていない)、『リンダ リンダ リンダ』では前田亜季とペ・ドゥナにハンドルを握られていた香椎由宇が、ここではハンドルを握っている。香椎由宇抜きでV6だけだったら、到底画面が持たなかっただろう。

 V6ファンではなく、香椎由宇ファンが見るべき映画。1000円くらいでw


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2005年10月17日
チャーリーとチョコレート工場
 
 見た。つまらなかった。

 『タッチ』を原作と比較して叩くのが意味がないように、『チャーリーとチョコレート工場』を原作の『チョコレート工場の秘密』と比較してどうと言うわけではなく、ただ単純に映画としてつまらなかった。

 まったくさえないジョニーディップ。名優をそろえているのにことごとく生気を欠いている。いったいこの映画のどこに人間の肉体があるのか?いっそのこと全部CGでいいじゃないか?
 現在のハリウッド映画特有のやたら長いエンディングロールを見ていると、これだけの人間が関わっていて、どこに監督がいる必要があるのか?とも思う。
 ティム・バートンは、『マーズ・アタック!』と『エド・ウッド』ぐらいしか感心した記憶がなく、それでも新作が公開されれば見に行く監督であるのだが、到底映画の顔とは思えないヘレナ・ボナム=カーターとくっついた『猿の惑星』以降『ビッグ・フィッシュ』『チャーリーとチョコレート工場』とどんどん落ちていっている。

 薄っぺらい俳優に薄っぺらいお話。面白いのは、バスビー・バークレー風のミュージカルや『オズの魔法使い』『市民ケーン』『クレオパトラ』『2001年宇宙の旅』『蠅男の恐怖』といった映画のパロディのみ。ウィリー・ウォンカの有名な歯医者の父親を演じるのが、ドラキュラ俳優として名高いクリストファー・リーというのも笑わせる。
 
 チョコレートのスイートじゃなくて、人口甘味料のステビア(発癌性の疑いがあるので、口にしないようにね)のような薄っぺらな甘い映画。
 
 相方と、『タッチ』をもう一回見ればよかったねと話しながら帰った。


[ 投稿者:JimM at 02:33 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2005年09月24日
Wish You Were Here
 
 ムーヴィーウォーカー見たら、「見てよかった!ベスト10」で、『タッチ』は4位に入っていた。邦画では一番ではないですか。いったいこのアンケートにどんな層が投票しているのかわからないけれど、素直にうれしかったぞ、有難う。

 ムーヴィーウォーカー→http://www.walkerplus.com/tokyo/movie/index.html


 わかりやすい比較で書くと、私の中では、

リンダ リンダ リンダ>>>タッチ>>>>>(越えられない壁)>>>>>妖怪大戦争>あずみ2

 『タッチ』とは、穴だらけの突っ込みどころ満載の映画なのだが、それが何の欠点にもなっていないという稀有な、誕生した時点からカルトムーヴィーとなる宿命を背負った映画なのである。監督の犬童一心は、『ジョゼと虎と魚たち』が評価が高いが、私は、作家性が高い『ジョゼと虎と魚たち』より持ち込まれた企画の『タッチ』を買うな。その差は、単に長澤まさみがいるかいないかという点のみにかかっているのだけど。

 長澤まさみヲタの相方に言わせると、『セカチュー』は、長澤まさみが出ている場面だけがよいとのこと。長澤まさみが出てくると、画面に哀感が漂い、物語に深みが出てくるというのである。
 哀感、そう、長澤まさみは物悲しいのである。『タッチ』でも長澤まさみが出てくると、途端に映画はギリシャ悲劇の相を呈してくるのである。
 何故か?長澤まさみの肉体が果てしなくセクシーだからともいえるが、実のところよくわからない。
 例えば、『リンダ リンダ リンダ』。この映画は非常な明晰さをもって作られているので、この映画の持つ物悲しさは言葉で説明出来る。しかし、このごちゃごちゃした『タッチ』が、本来孕む筈がない物悲しさをはらんでしまったことは、説明できない。

 おそらく、手がかりは、「不在」。今のところ言えるのそれだけである。

 これから先は、シド・バレットに聞いてみよう。
 シド・バレットは、ソロ2作目の『その名はバレット』が一番好きだ。1曲目の『ベイビー・レモネード』は美しすぎる。

 いったいどういう流れの文章なんだろう。

 
[ 投稿者:JimM at 05:47 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2005年09月22日
It Doesn't Matter What You Think
タッチ2
 自分の部屋を見ていると、実に嫌な気持ちになる。
忙しいのにかまけて、散らかし放題なのだ。
本やDVD、くりさん関係の雑誌を買ってきては、まともに読まず、どうかしたら封も切らず、そのまんま床に積み上げるだけだから、何がどこにあるかわからないし、一体自分が何を買っているのかさえわからない始末だ。
 おそらくこの山の中には、読みかけの大江慎也の本『words for a book』や封も切っていないルースターズのDVD『RE・BIRTH II 』もあるはずである。困ったもんだ。
 しかし、そんな中にあっても、いつも手の届くところに、ある映画のパンフレットがある。...まあ、題名は言わなくてもよいよね。その中の一枚の写真を一日に一回は拝まずにはおられない。
 さあ、皆さんも拝みましょう。考えたって無駄ですよ。

 厳然たる事実。

 この長澤まさみはむちゃくちゃかわいい


[ 投稿者:JimM at 05:32 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2005年09月19日
でかい南
タッチ     
 「タッチ」を見た。
 封切り2週目にして上映回数が3回に減り、なおかつ上映するスクリーンも8スクリーンあるシネコンで2番目にキャパの小ささ(座席数141)と、ネッツでアンチが叩いているように、コケたのかしらんと思いながら館内に入ると、ほぼ満員。中高校生が大半で、こんな場所におっさん一人で来ていたら、なんて思われるかわかったもんじゃないな、長澤まさみファンの相方と一緒でよかったと胸をなでおろす。

 で、見た感想はというと、『でかい南』w
 とにかく長澤まさみはでかい、斉藤兄弟と同じ身長(168cm)なのに、でかく見える、確実に肩幅は斉藤兄弟より広いな、アップした画像は、南が達也のボールを受けるために、キャッチャー姿に変身したときの場面からであるが、どう考えたってバックネットに食い込むほどの達也の豪速球を女の子が受けられるはずはないのだが、長澤まさみなら出来ると思わせるほどでかい。
 ただでかいだけではない。運動神経がすごくいい。流石はサッカー選手の娘である。静岡生まれで、野球の”や”の字も知らないくせに、練習はしただろうが、キャッチボールの場面ではそこそこさまになっているし、映画の冒頭、ボクシング部に所属している達也の前でシャドーボクシングするさまは、絶対斉藤より強いなと思わせるほどの見事さだ!
 おまけに手足が長いものだから、クライマックスで球場に向かって走る姿の美しいこと、走るさまを見るだけでも元は取れる。

 監督の犬童一心が語るように、この映画は「ただ長澤まさみを可愛く撮る」、その為だけに撮られているのだ。そして、それは成功している。長澤まさみの肉体が動くさまが、物語の整合性とかディテールのでたらめさ(神宮球場の外野が芝生って一体いつの時代だよ)とか深みのない人物描写とか主人公3人以外の登場人物の意味のなさ(ボクシング部のマネージャーに安藤希。まともな人間を演じるのをはじめて見たw)とかを軽く吹っ飛ばす。
 はっきり言って、長澤まさみの乳揺れを前にして、もっともらしさが何の意味を成すのだろう?

 長澤まさみに何の興味がわかない者にとっては、ひたすらくだらなくてつまらない映画としか思えないだろう。ただ、上映後の満員の客のポジティブなリアクションを見ていると、確実に長澤まさみの躍動する肉体は人を動かすのに十分な説得力を持つ、と確信した。(斉藤兄弟も可愛い)
 
 A big girl with a big heart

 ベタベタな田舎芝居だろうが作家性を押し出そうが何しようが、結局ものを言うのはでかくてよく動く肉体なのだ。(まるでプロレスを語っているようだ :-P)

 
[ 投稿者:JimM at 01:15 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2005年09月10日
GEORGE A ROMERO'S LAND OF THE DEAD
 Land of the Dead
 さっきレイトショーで見てきた。
 『ゾンビ DAWN OF THE DEAD』とは比べるべくもないが、それでも、昨今のゾンビ映画とは段違いの面白さ。アーシア・アルジェントは相変わらず死ぬほどかわいいし。
さすがは本家本元。例えばさあ、リメイクの『ドーン・オブ・ザ・デッド』も悪くはないし面白いんだけどさあ、何て言うの、品、品が足りないの。なんかこれに限らずロメロの亜流のゾンビ映画ってどれも下品でさ。
 正直、ロメロのフィルモグラフィーで言ったら出来の悪い方に入るんだけどね。
 1時間33分という短いこの映画を見ながら、2時間以上ある『ゾンビ DAWN OF THE DEAD』が世界中で流通していた70年代は贅沢な時代だったなとしみじみ思ってしまった。
 来週は、”ロメロのゾンビ映画と私”について書くとしよう。


[ 投稿者:JimM at 04:25 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2005年02月08日
OMG! SMG!
 
 いやあ、すっかり忘れていたわ、「THE JUON/呪怨」。もう今週の金曜日、2月11日から全国公開ではないか。先週には、サラたんが来日して、ジャパン・プレミアも行われていたのだった。

 ジャパン・プレミアの動画

 サラたん、美しい!
 舞台挨拶のときのサム・ライミからのビデオ・メッセージが笑える。ねじくれた黒いユーモアが最高。

 
 こちらは記者会見のレポ。サラたん、ビューチフル!相変わらずユーモアあふれる機転の利いた受け答えでキュート。

 来日記者会見レポート

 
 こちら、舞台挨拶での写真。伊東美咲がでかいw(サラたんは、160cmあるかないか)

 でかい伊東美咲

 初日に駆けつけようっと。


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2005年01月10日
The Ring Two Trailer Online!
 
 3月18日より全米公開される中田秀夫監督の The Ring Two の予告編がいよいよ登場。

 The Ring Two Trailer

 実のところ、前作の The Ring は、元の「リング」より好きだったりする。理由は、単に松嶋菜々子よりナオミ・ワッツのほうが好み、それだけだったりする。
 今回も期待はしているのだが、予告編見るかぎりでは怖さと言う点では微妙ですねー。「リング」と言うより「仄暗い水の底から」みたい。前作にも増して、親子愛の物語になっているのだろうか?


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2004年10月25日
今夜は私も言いたい放題 The Grudge 編

 先週の金曜日から全米公開された The Grudge が驚異的な出足を見せた。
 正確な数字は週明けじゃないと出ないが、見積もりで週末3日間の興行収入は4千万ドルだそうだ。

http://www.boxofficemojo.com/weekend/chart/?yr=2004&wknd=43&p=.htm

 この数字は、歴代のオープニングの週末興行成績の76位、10月に公開された映画に限れば、10月はハロウィン・シーズンでホラー映画がこれまで数多く封切られている中、堂々の3位である。

http://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/
http://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/month/?mo=10&p=.htm

 昨年、「ザ・リング」が純粋なホラー映画としては異例の、大ヒットの目安、興行収入1億ドル突破で話題になったが、今回の The Grudge もこの調子で行くと1億ドル突破は間違いないだろう。でもすごいよな、ここはくりさんサイトだから、引き合いに出すと、Kill Bill Vol.1のトータルの全米での数字の半分を3日間でたたき出したんだから(まあ、アメリカでは Kill Bill Vol.1 は大ヒットとまではいかなかったんだが)。
 サラ・ミシェル・ゲラーのファンとしてはうれしい限り、これで間違いなく続編は製作されるだろうし、それには是非くりさんも出演して、バフィーとゴーゴー夢の競演を果たしてもらいたい。
 いやあ、心配してたんだ。だって、公開前のアメリカの批評家の評価は芳しくなかったから。
 ここで全米での評論が読めるのだけど、
http://www.rottentomatoes.com/m/grudge/ 評価は真っ二つに分かれているけれど、有力メディアはおおむね否定的だったのだ。
 ニューヨーク・タイムス、エンターテインメント・ウィークリー誌、ヴァラエティ誌、そしてアメリカで最も力のある映画評論家ロジャー・エバート、そろって酷評。
 唯一ワシントン・ポストだけが好意的(これは、この前書いたとおり、単に記者がくりさんを好きだっただけかもしれないw)。
 興行に影響を与えるかなと思っていたのだが、杞憂に終わったようですね。
 観客の反応とかネットでの書き込み読んでいると、おおむね好意的だしね。評論家のたわごとなんか聞くな、なんて書きこみも多い。
 SMGのファンフォーラムに、「評論を読むやつなんかいないって。みんな、ネットではストーリーとキャスト見て、予告編見るだけさ。」という書き込みがあったけど、なるほどね。
 あと、ひどく納得したのは、「評論家達は、映画についてストーリーラインとかキャラクターとかプロットにもっともらしさを求めるけれど、そんなもの、こっちには関係ない。こっちはただハロウィン・シーズンに映画館に行って、怖がって叫びたいだけ。その点においては The Grudge はパーフェクト。ただひたすら怖い。映画の作り手たちも、ただ怖がらせるためだけに作っているんだと思う。」という書き込み。そう、ただ映画について求めるものが違うだけなんだよな。それに、見て怖がって叫ぶほうが、もっともらしさを求めるよりよっぽど映画に近いと思う。もっともらしさを求めるのなら、本でも読んでればいいじゃないか。


[ 投稿者:JimM at 02:24 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2004年10月23日
ツイステッド

たまには、映画のことも書かなきゃ。
「ツイステッド」を見た。面白い。正直、フィリップ・カウフマン監督の作品としては、多少の不満はあるものの、充分楽しませていただきました。
話は、猟奇殺人物で、最近はハリウッドでもよく取り上げられる題材だが、フィリップ・カウフマンだから、ハリウッド映画というよりも、その暗く沈んだトーンがヨーロッパ映画、それも「ジャーロ」と呼ばれるイタリアのスリラー・サスペンス物を思わせる仕上がりとなっている。まあ、実際、これを70年代頃のイタリア映画界が作れば、もっとハッタリが利いて、エロくなっていて、面白くなっていただろうけれど。
私、この主演女優、アシュレイ・ジャドが好きで、今回もエロくて良い、珍しく脱いでいないのが残念だけど。

で、見ながら、こう考えていたのですね。
「これを、くりさん主演でリメイクしたらどうだろう?」(結局、最後に考えることは、これw)
一応、シノプシスまで書きました。どうぞお読みください。
注意!映画「ツイステッド」に関するネタばれが含まれております。

Day 1

私、栗山千明、女優、20歳。
最近は仕事にも恵まれ、今日も新しい映画の主演が決まった。夜の事務所でのお祝いのパーティーで、「11歳でヌードになったおかげでしょ」と同僚の紗香にやっかまれる。実力のない人間は嫉妬してればいい。
私は父親代わりに育ててくれたキシン先生の期待に応えるべくもっと頑張るだけ。気分を変えるためにいつものバーに行く。茶髪のセクシーな女、まりかに誘われ彼女の部屋で身体を交わす。

Day 2

「不眠症、不安、パニック発作はありますか?」
今回の映画には、精神科医の診察を受ける場面がある。映画の場面のこととはいえ、執拗に深層心理を探られる質問に、実際死んだ私の両親のこととか思い出し、気分が悪くなった。でも、私は正常よ。
今回の私と同じW主演者の杏(なんとなくいけ好かない女!)と挨拶する。今回の共演者連中は私がマニアという理由だけで差別的な視線を投げかける。
今日、撮影現場を取材に来た映画ライターは、過去に一度だけ関係を持ったことがある温子だった。彼女から「杏には気をつけろ」と忠告される。あなたの方がよっぽど危険だわ、と言ってやればよかった。

Day 3

「私の仕事は感情の抑制を教えること」
今日の精神科医のせりふだ。14年前の事件を思い出す。でも私はいつも抑制しているから大丈夫。夜、飲んでいたらママに会いたくなった…。本当は淋しいのかもしれない。

Day 4

朝、テレビで殺人事件を報道していた。撲殺された死体の手の甲にはタバコの火を押し付けられた痕があるらしい。被害者の顔写真を見て驚いた。私はこの女を知っている。この間バーで誘ってきた女だった。

Day 5

普通のお芝居がこんなにも難しいものだったなんて。
憂鬱だ。近頃はこんな気分を紛らわすために、酒に頼ることが多く、酔いやすくなっているようだ。

Day 6

朝、いやな気分で目が覚める。目の前のテレビでは、もうワイドショーをやっている。私は、夜テレビをつけっぱなしで寝るのだ。また前回と同じやり口の殺人事件が発生したそうだ。
鏡を見ると顔に見覚えのない傷、手には血が付着していた。昨夜は記憶をなくしてしまうほど飲んだのだろうか?覚えていない。テレビには、今回の被害者の顔写真。二、三日前に一夜を共にしたまりかだった。背筋が凍る。偶然では済まされないような予感がする。

Day 7

撮影現場に警察が来て、二、三質問を受けた。共演者の一人から連続殺人犯扱いされ激情し暴力を奮ってしまう。ストレスのせいで怒りが抑えられなくなっているようだ。寝た女が二人も殺され、杏に事情を打ち明けると「パートナーには真実を言わなければいけない」と叱咤される。キシン先生にも最近の女関係の乱れを注意され、さらに私を疑っているような発言をされる。今までの状況から見ても私が疑われても仕方がないのだから。それでも父親を失望させたように哀しかった。気を取り直して映画のために頑張らなければ。彼には特に心配をかけたくない。
深夜、強引に訪ねてきた紗香が一方的に身体を求めてきた。彼女への怒りが爆発し、彼女の顔を夢中で殴打してしまう。「あなたは異常よ!」暴力を受けた紗香の顔は悪意に満ちていた。

Day 8

「あなたには私と同じ裏の顔がある」
今日、取材に来ていた温子に恐ろしい言葉を吐かれる。

Day 9

杏と激しいキスをしてしまう。こんな状況だから近い人間に好意を持ってしまうのかもしれない。殺人事件が偶然でなければ彼女を巻き込んでしまう可能性がある。けれど何に対して気を配ればいいのだろう?
もう一つの悩みの原因。温子から薔薇の花束が届く。
"話したいことがある。明日家に来て”とカードが添えられていた。次から次へと女たちが執拗な愛情で私を縛ろうとする。

Day 10

床に散らばった薔薇の中で目覚める。最近の私はどうかしている。メッセージどおり温子の自宅へ行くが、待ち受けていたものは…。書くのも恐ろしい。そこは第三の殺人事件となっていた。血の海のバスタブに浮かんでいる温子の無残な姿…。第一発見者となってしまった私はついに取り調べを受ける。無実なのに"被害者の共通点は「私」”という事実がある。この疑惑をどう解けばいいのか。けれど、本当に私が眠っている間に何かが起きているとしたら…?
誰もが私を疑っている。

Day 11

誰かを殴り殺す夢を見た。不安だ。自分が自分でないような気がする。やはり私の精神は異常なのか?暴力的な夢や、殺された女たちのフラッシュバック、そして絶えず頭の中で声がする。もしかすると、もともと頭がおかしいのかもしれない。封印していたはずの14年前の惨劇が記憶の底から甦ってくる。

Day 12

怖い。怖い。怖い。
以前よりも激しく幻聴が聞こえる。
声から逃れられない。
もう、何を信じていいのかわからない。
私が殺したのか?わからない、ごめんなさい。
どうか私を許して。
私は誰かに嵌められているのだろうか?
それとも…


ここから完全なネタばれ。

杏が千明を陥れた犯人かと思いきや、実は、犯人は、キシン先生。



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2004年07月31日
スイートウォーター 幻のロックバンド
1999年 米
監督 ロレイン・セナ 主演 エイミー・ジョー・ジョンソン、ミシェル・フィリップス


プロレスリング ノア を録画するため、スイートウォーター 幻のロックバンド の残り40分を見る。
ヴォーカルのナンシー・ネヴィンスは一時期ホームレスにまで身を持ち崩すが、何とか立ち直って大学に再入学し教職をとり、大学で教えるまでになる。
が、この映画の元になったロックTV局の取材がきっかけとなって、バンドを再結成して音楽活動を再開。そこまでがこの映画で描かれる。傍から見ると、大学講師のほうがよさそうに思われるが、一度スポットライトを浴びてしまったものの性と言うべきか。
若きナンシーを演じるエイミー・ジョー・ジョンソンは、自分で歌も歌っていて、その伸びのある軽やかな歌声は素晴らしい。方や、現在のナンシーを演じるミシェル・フィリップス(この人は、スイートウォーターと同時代に活躍したママス&パパスのメンバーだった。)が映画のラストの再結成後のステージで歌う場面ではナンシー・ネヴィンス自身が歌っていてその低くドスのきいた歌声は月日の流れの残酷さを垣間見せるのだが、何とか生き残った女(オリジナルメンバー7人中3人はすでに他界している。)の凄みを感じさせ、これもまた素晴らしい。
事実(多少の脚色はあるが)が持つ重みとエイミー・ジョー・ジョンソンの熱演でぐいぐい引っ張るパワフルな映画。

Sweetwater Band Homepage
http://www.sweetwaterband.com/



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2004年07月30日
狂熱の季節
1960年 日活
監督 蔵原惟繕 主演 川地民夫、郷鍈治 音楽 黛敏郎


パンクラス を録画するため、狂熱の季節 残り55分を見る。
河野典生の「狂熱のデュエット」を、日活ヌーヴェルヴァーグの旗手蔵原惟繕が監督したもの。少年鑑別所を出所したばかりの二人の若者、川地と郷(デビュー作)の姿をジャズに乗せて描く。
無軌道な若者の青春、ジャズの使用、手持ちカメラによる長回し、ロケーション撮影の多用、映画文法を無視した編集と、明らかにこの映画の見かけはゴダールの「勝手にしやがれ」の影響を受けて作られている。ただ基本的には、かっちりとした構成の脚本の元に物語を語っていく映画であり、日活としてもヌーヴェルヴァーグ風味の風俗映画の一本のつもりで製作したのだろう。
だが、古典的な映画文法も学んでいる蔵原は、風俗映画として成立させる一方、ヌーヴェルヴァーグ的な演出をも自分のものとして物語に深みを与えることに成功し、ユニークな傑作に仕上げた。
冒頭の少年鑑別所の建物から始まり、この映画は絶えず川地の上にのしかかってくる存在を意識させるように撮られている。郷と売春婦の彼女、川地が住むおんぼろアパートの穴が開いた天井から振込む隣を通る機関車が発する煤。ジャズが鳴り響く喫茶店の天井。川地は上にのしかかるものを振り払うかのように、盗んだオープンカーを乗り回し、さらった金持ちの女、千代侑子を犯したりするのだが、そこでも究極の上の存在、太陽が夏の厳しい光を川地に浴びせかける。映画の中、再三唐突に挿入される川地らを捉える上からのロングショットが印象的だ。
そんな上から容赦なく降り注ぐものに対して気が狂わんばかりの圧力を感じている川地の正気を保たせているのが、ジャズなのである。ジャズが鳴っていないと、川地は気が狂う。犯した金持ちの女、千代が、ジャズ喫茶にやって来て、子供が出来たと川地に告げ、今交際している男についてあれこれ深刻に語り始めても、川地は表情ひとつ変えないで相手にしないのだが、千代がヒステリックにレコードプレイヤーを止めジャズを止めてしまうと、川地はとたんに正気を失い、ビール瓶を割り千代を刺そうとする。チンピラに言いがかりをつけられても一切抵抗せず殴られっぱなし、郷が入ったヤクザ組織の喧嘩を見て「喧嘩をするのは、ジャズを知らない連中さ。」と嘯く川地なのに。
ラスト、女を幸せにしようとヒットマンに志願し返り討ちにあい死んだ郷との間に出来た子供をおろしに行く女と付き添う川地、病院でこれまた堕胎しに来ている千代とその恋人、長門裕之。長門は、千代から対等な関係になるため長門と関係を持つよう頼まれた郷の女と、誘われるまま関係を持っている。病院のロビーで、中絶反対を求める冊子の中の堕胎された子供の死体の写真と千代と長門のカップルを交互に眺めながら、突然立ち上がって郷の女の手を引っ張って、二人のところに行き、女を交換して、千代を抱きしめながら叫ぶ。
「こうでなきゃおかしいぜ!」
そして笑い始める。千代を放し、手を天に差し向けながら笑い叫ぶ。その姿を上から捉えるショット。ストップモーション、鳴り響くジャズ。THE END
川地を初めとした俳優らの生々しい存在感のある演技と蔵原の見事な演出が、若者の鬱屈と怒りを強烈にスクリーンに叩きつけた。

”(黒人が)一番偉いんだぞ。こんなイカすジャズをつくったんだからな。それを盗んだのは白んぼさ。それをまた真似したってえのが、俺達さ。最低だな、俺達は。最低だよ!”

サタデー・ナイト・ライブ #85 を録画するため、雪崩 残り40分を見る。
水戸は東京を離れ、夫婦二人で生活することを決意し、藤田のいる北国へやって来る。乙羽、水戸を見て身を引くために、発電所をやめる。水戸、乙羽を見て藤田との関係を察する。藤田、水戸に謝るが、水戸は悪かったのは傲慢だった自分だと逆に謝る。自己を犠牲にしてしまった我が身を呪い、乙羽は東京に舞い戻って、キャバレーのダンサーになる。花を口にくわえタンゴを踊っているところに乙羽を探しに来た藤田がやって来る。藤田を見た乙羽、花を落とす。楽屋で、自分は何とか立ち直ろうとしているのに君がこれじゃあ困るではないか、と乙羽を責める藤田。ある晩、乙羽、北国へまたやって来て藤田と水戸に会う。藤田を愛していることを伝え、しかし自分は身を引き、二人の幸せを祈る、これからはちゃんとした自分の人生を歩むと言って去る。その道中雪崩に会って死ぬ。乙羽の遺体を前に泣き崩れる藤田と水戸。バックに流れる音楽は、”アヴェ・マリア”。
物語は傲慢さに満ち溢れ、演出は下品。新藤のもの欲しげな下品な作品作りに利用されるマリア様が哀れ。新藤は人間だけではなく、神をも貶めるつもりなのか?



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2004年07月29日
ザ・コア
2003年 米
監督 ジョン・アミエル  主演 アーロン・エッカート 、ヒラリー・スワンク

赤い荒野 を録画するため、ザ・コア を1時間10分見る。
地球の”コア”(核)の回転が停止してしまい、このままでは磁場を失った地球は、太陽光線をまともに受け、1年以内に焼き尽くされてしまう。それを食い止めるために選ばれた者たちが...といったお話。
「アルマゲドン」とか「デイ・アフター・トゥモロー」同様、自然の脅威による地球の破滅を食い止める災害映画のプロット的には典型的な一本。
ただ、この映画、災害の場面が単なる破壊の描写ではなく、ペースメイカーつけている人達がいっせいに急死したり、ロンドンで方向感覚を失った鳩の大群が大暴れしたり、帰還中のスペースシャトルが制御不能となり市街地をかすめ飛びながら不時着したり、ローマが静電気放電に見舞われ、コロセウムが粉々になったりと、どこかブラックな味付けがなされており、カタストロフィの爽快感はないが、悪夢的な印象を与える。そういった点でユニークとはいえる。
地球の危機を救うために選ばれた者たちも、それぞれ一風変わった性格が与えられており、彼らのぐだぐだした物語が知的な役より犯罪者役の方がよく似合いそうな俳優らによって演じられるものだから、面白いのは面白いし、この映画のユニークさを裏付けるものであるだろう。ただ、地球の危機にあたっての緊迫感は全く感じられないのはやはりマイナスか。
緊張感のない地球壊滅映画という珍品。

俳優笠智衆 わたしと大船撮影所 を録画するため、レッド・ドラゴンを50分見る。
レクター博士ファンのための映画。
「羊たちの沈黙」「ハンニバル」を見ていなければ、そのおかしみは半分も分からない。キャラクターのシリーズ物がセルフパロディ化してしまうのは、致し方ないのだろうが、「羊たちの沈黙」のような知的好奇心を揺さぶる側面がレクター博士から全くなくなってしまったのは寂しい限り。



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2004年07月28日
ダブル・ジョパディー
1999年 米
監督 ブルース・ベレスフォード 主演 トミー・リー・ジョーンズ、アシュレイ・ジャド


同一の犯罪で二度有罪にはならないという、アメリカの法律‘ダブル・ジョパディー’を題材にしたサスペンス・アクション。
夫と息子、家族三人何不自由なく暮らしていた妻アシュレイ・ジャド。
そんなある日、夫が行方不明になり、あろうことか夫殺しの嫌疑をかけられ、有罪を宣告されてしまう。刑務所の中で、実は夫とその愛人が夫にかけられた多額の保険金を騙し取るために仕組んだ計画にはめられてしまったことを知り、女囚仲間から、”同一の犯罪、あなたなら夫殺しの罪、で二度有罪にはならない、つまり夫を探し出して例えタイムズスクエアで頭をぶち抜いても罪には問われない”との言葉に復讐を決意する。模範囚へと転向した彼女は仮釈放を認められ、夫を探す旅へと旅立つ。そこに立ちはだかったのは、彼女の保護監察官トミー・リー・ジョーンズだった…
”ダブル・ジョパディー”のアイデアひとつから組み立てられたようなお話。元となるアイデアの数が少ないうえに、そこにアクションやらカーチェイスといった見せ場を織り込まないといけないもので、どうしても人物描写はおざなりになり、物語の展開もアシュレイ・ジャドにあまりにも有利に、無茶で強引に進み、ひねりも深みも無い脚本になってしまった。
しかしながら、アシュレイ・ジャド、トミー・リー・ジョーンズ二人の相変わらずの素晴らしいエモーショナルな演技は、見る側に主人公に共感させるに充分で、 ドライビング Miss デイジー、グッドマン・イン・アフリカの 監督ブルース・ベレスフォード の的確な演出 もあり、この底の浅い脚本を救っていて、見ていて退屈はしない。
余談だが、アシュレイ・ジャドは相変わらず脱ぎっぷりが良い

Ashley Judd
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[ 投稿者:JimM at 22:35 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(1) ]