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2018年10月26日
季節の風雅を解

久しぶりの更新である。更新が途絶えたのはさしたる理由がない。億劫なだけだったからとしか言いようがない。もしかして奇特にも、このブログをブクマしている人がいるかもしれないが、申し訳なくもなんとも思っていない。私はそういう人間なのである。厭なら見なければ済むことだ。
さて、秋も本番である。私の住まっている集合住宅の前の道路歩道部分に去年まで銀杏並木があったのだが、今月の初め頃か、無残にもすべての木から枝をという枝のどれもが短く切り落とされていた。
作業服を着込んだ人たちがその切り取り作業にあたっていたのだが、当然行政の指定を受けての公認の作業であろう。
枝打ち作業の理由などだいたい分かる。季節の風雅を解せない、自然の移り行きに心を向ける感性を持ちあわせていない道路沿いの住人や店舗の一部の野蛮な猿(猿には失礼だが)以下の連中が、やれ枯れ葉が散乱して汚い、銀杏が落ちて踏まれて発する匂いが耐えられない、などと無粋と野暮な言い種を並べ立て、行政にクレームを入れたのであろうと想像するに難くない。
枯れ葉が溜まれば掃けばいいことであり、銀杏のあの独特な匂いが鼻腔をくすぐれば冬のことぶれを知り、俳句や短歌におぼえがあれば詠み、絵筆に自信があれば絵に伝えという雅味あふれる粋人がいかに少なくなったことか。
まいねん、山吹色した銀杏の葉の乱舞を見せていてくれていた並木のあまりの無残な姿を慨嘆しつつ眺める横を、ネイルアートかなんだか知らぬが爪に落書きして喜んでいる頭の悪そうな中年女がスマートフォンにその下品な指先をチマチマと走らせて前も見ずに通り過ぎた。ブレーキとアクセルを間違えるジジババドライバーはこういう女めがけて歩道に乗り上げて突っ込めばいいのにと思った。
[ 投稿者:Ameliachen at 10:53 | Ameliachen | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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