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2017年09月13日
中世の「アンティポデス」は、存在する?
ニュージーランドの離島に”アンティポデス(Antipodes)島”と呼ばれる無人島がある。
もともとニュージーランドは人口も少ないせいもあるが
そこは火山列島でもあり連なっている島々はすべて人が住んでいない。
独自の生態系をもっているところから島ごと世界遺産に登録されている。
今日、これを取り上げたのは、島そのものより、
アンティポデス(Antipodes)という名。
これは"Anti" がもちろん逆を意味し、"podes" は「足」ないし「足跡」を意味している。
この名前がついたのは、イギリスの対極にあり、
イギリスとは、足の裏どうしで逆に立っている格好になっているところから
この名が付けられたらしい。

”アンティポデス” という名は、それより遥か前、少なくとも中世の時代からあって、
これは伝説によるもの。
死後の世界は、地上世界とは逆の形で存在していて、
地中では、人は逆向きに立っていて、木は、空洞の地球の中心に向かって生えている。
水は、泉より流れ来るのではなく、川の最終地点が泉となる。
冥界は「地上界とは何でも逆」と考えられていた。
ただ、素朴な疑問もない訳ではない。
逆だったら「落ちてしまわないのだろうか?」誰しもそう思うが、
それに対する答えは、明瞭で、
「我々が空の方に落ちないように、彼らも地面の下の方には落ちない。
人間は土より生まれたから、土にくっつくようにできている」
ということらしい。
この中世の研究をしていた、さる大学の教授が言った言葉が印象的。
「存在しないものが、こういった信じ難い形で存在すると言っても何ら矛盾はない。
信じられない世界が存在するためには、
こういった信じ難い形でしか存在できないのだから...」
これは、なかなか哲学的。

「すなわち、信じられないものが存在するには、
信じられない形でないと存在できない」

そうすると、これは「存在している?」「信じられる?」「シンジラレナイ?」

地球上の”アンティポデス” は、語らず、
荒涼の風に吹かれている...
[ 投稿者:水アクロス at 12:53 | 散文 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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