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2016年12月30日
イリオモテヤマネコの特徴
この項目では、

イリオモテヤマネコの学名
大きさ
外見上の特徴
その他の特徴
イエネコとの違い

について解説します。



★学名★

Mayailurus iriomotensis
イリオモテヤマネコの最初の研究者、今泉吉典氏がイリオモテヤマネコにはじめてつけた学名。
イリオモテヤマネコを新属新種(食肉目ネコ科イリオモテヤマネコ属)として命名している。
現在では使われていない。

Prionailurus iriomotensis
ネコ科動物の世界的権威、ポール・ライハウゼン氏がつけた学名。
イリオモテヤマネコは他のヤマネコと同属だが別種として命名している。

その後は「ネコ科ネコ属の1独立種」として
"Felis iriomotensis" とみなされていた。

現在はベンガルヤマネコの亜種扱いで
"Prionailurus bengalensis iriomotensis"が使われることが多い。

【和名】 イリオモテヤマネコ
【英名】 Iriomote Cat または Iriomote Wild Cat



★大きさ★

胴体長 500-600mm
尾長 230-240mm
体重 3-5kg(イエネコとほぼ同じ)

オスのほうが、メスよりやや大きい。



★外見上の特徴★

イリオモテヤマネコ特徴1
写真提供:西表野生生物保護センター

[体格]
胴が長く四肢と尾が先まで一様に太い。尾は頭胴の半分よりは短い。
首が太く、肩の肉付きが良く、前肢が発達、後肢は短く、腰から後ろが強く傾斜している。
(イエネコに比べて腰がひけたようなポーズに見える)

前後足とも、指を広く広げることができず、爪は引き込めた時にも大半が露出している。
指球(いわゆる肉球)は大きく、29-37mm(イエネコは24-30mm)。
足跡を観察すると、手のひらにあたる部分(掌球)の跡は特に大きく、イエネコより縦長の形になっている。

[体毛]
体毛は粗く、光沢が少ない。
暗闇では全体が黒く見え、目立たない。
背中は黒褐色、体側面は暗い灰褐色で暗色の小さなまだら模様が見られる。

幼獣は毛色の黄色身が強く斑紋が明瞭だが、成長とともに毛の黄色味が薄れて淡い褐色になり、また斑紋がぼやけて全体的に黒く見えるようになる。
体下面と四肢の内側は淡く、下顎のみ白い。
前後の足の踵と下部は黒い。

[頭部]
前頭部(ひたい)には5本の暗色の縦線があり、首の背面に達している。
目の周囲には白い縁取りがある。
虹彩はやや淡い琥珀色で、縦長の楕円形に収縮する。
(イエネコは明るい場所では瞳孔が針のように細くなるが、そこまで細くならない。)

耳の先は丸く、耳の背面には黒色で縁取られた濁白色の”虎耳状斑”がある。
(※トラや他のヤマネコにも耳の背面に同様の白い斑点が見られ、これを虎耳状斑と呼んでいる)

鼻鏡(鼻の先端の、粘膜が露出している部分。通常は湿っている)は淡赤褐色で大きく、その幅は眼の間隔にほぼ等しい。
歯は28本で多くのヤマネコより2本少ない。
ネコ類の舌に見られる乳様突起(いわゆる舌のザラザラ)があまり発達していない。

ヤマネコ正面顔
写真提供:西表野生生物保護センター


★その他の特徴★

体臭がかなり強く、慣れればそのにおいでヤマネコが近くにいるのがわかるほど。
成猫はあまり鳴かないが、仔猫の時期はややイエネコに似た「ニャッ」というような声を出している。

成猫(オス)は繁殖期にはやや高い声でニャーニャーと鳴いたり、またメスが仔猫を呼ぶ時にも鳴くことがあるようだ。 威嚇の時は吠えるような声を出すらしい。

「喉をゴロゴロさせる」音はほとんど出していないようだが、飼育下の「ケイ太」はごく接近した時にわずかにゴロゴロ言っているのが観察された。
水を怖がらず、泳ぐことができ、水中の餌も捕獲できる。


★イエネコとの違い(見分けかた)★

イリオモテヤマネコの大きさはイエネコとほぼ同じ。

イエネコは耳の先がとがっており、先端に房毛があるが、イリオモテヤマネコは耳の先が丸く、耳の先端に房毛はない。またイリオモテヤマネコは耳の背面に虎耳状斑(白い帯の斑点)を持つが、イエネコには虎耳状斑はない。

胴体の斑点が成す縞模様は、イエネコはトラの縞のような体の軸に対して直角となる横縞となるが、イリオモテヤマネコは体の軸と平行な縦縞となり縞の方向が違う。

イエネコは鼻鏡(鼻の粘膜が露出している赤い部分)の幅が狭く、左右の眼の間隔(眼間)の1/2程度だが、ヤマネコは眼間とほぼ同じ幅を持つ。

イエネコは明るいところに出た時に瞳孔が針のように細くなるが、イリオモテヤマネコは楕円形になりあまり細くならない。

イエネコ画像
こちらはイエネコ(私の実家の猫)です。
[ 投稿者:はなずきん at 23:33 | イリオモテヤマネコデータベース | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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