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2019年01月12日
◆災害を考える・・・災害に備え安心な地域へ㊤ 歴史上、東信は水害で大きな被害・・・・・  長野県 東信地域
千曲公園からの上田盆地
   【千曲公園から望む上田盆地】


   
 上田市の塩田平を中心に平安、鎌倉、室町時代に建立された寺院が残る。
 平安末期とされる前山の中禅寺薬師堂は、重要文化財で800年前に建立された県内最古の建物とされている。
 国宝の安楽寺八角三重塔や大法寺三重塔は鎌倉末期、信濃国分寺三重塔は室町中期、前山寺三重塔は室町末期など、古い建物が残ることから、建物を失うような自然災害がなかったとも言える。奈良時代1300年前に建立された信濃国分寺は、平将門の乱に巻き込まれて焼失したとされている。


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 天災は忘れた頃にやってくるーは、もはや過去の教訓。
 昨年も7月豪雨災害、大阪、北海道の地震災害など日本列島は頻繁に天災が発生し、安全対策が全国各地で重要課題になっている。
 現在は、身近な事例では、国を上げてブロック塀の安全対策やエアコン設置が進む。
 東信地域は比較的災害が少ないとされていることから、さらに意識を高めて日本一の安全地域を目指すことで、安心なまちづくり、地域づくりの強みにすることができる。
 過去の災害を振り返り、現在の取り組み、課題など3回に分けて再認識したい。
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 上田市地域防災計画で、過去の災害の資料の中に地震の記述は少なく、住民生活に大きな被害をもたらした記録はない。
 
 江戸時代に発生した善光寺地震(1847年)では、上田の震度は5から6だったのではないかとされ、上田城の石垣などに被害が出た。
 
 大正元年8月17日23時に発生した「上田地震」では、建物の白壁に亀裂などの被害があったとされる。

◇  ◇
戌の満水 慰霊碑 東御市
 【「戌の満水」の慰霊碑(東御市)。「一切流死含霊塔」と刻まれている】


 地域の歴史に詳しい専門家らが指摘する東信で有史以来、最も大きな災害の一つと考えられるのは寛保2年(1742年)の大水害「戌の満水」だ。
 犠牲者を弔うため、8月1日の墓掃除の風習や伝統行事の要因となったとされる。死者数ははっきりしないが千曲川流域で2800人ともいわれている。

 犠牲者が特に多かった小諸では、六供、田町、本町、小諸城の三の門まで流失。流死は500人余。宿場機能を果たせなくなった本町から被害を免れた市町に機能が移った。
 
 東御では金井村だけで100人余が流死。犠牲者を弔う火まつりなどが現在も残る。濁流は常田・田中宿を直撃して100軒以上を押し流し、田中宿は壊滅した。そのため海野宿が本宿機能を持つようになった。
 東御市文化会館周辺など祢津方面から点在する雑木林が氾濫の跡の痕跡を現在まで伝えている。
 
 上田では、詳細は分からないが大屋村が流され、中之条で避難場所が流された記録が残る。
 死者数の全体は明確でないが、上田・小県では300人から400人が流死したとする専門家もいる。
 上流からの死体が流れ着き、上田藩は死体を集めて埋葬、秋和の北国街道沿いの正福寺に慰霊碑「千人塚」が残っている。
 
 小諸、東御の大勢の死者は、川からはやや離れた場所まで濁流が押し寄せたことが共通している。小諸の本町が流されて隣の市町が残ったのは、間に台地のような曲輪があったおかげで、わずかな違いが生死を分けた。
 
 東日本大震災の津波でもそうだったが、水害や土石流からの避難は高い場所が重要だ。

 ◇ ◇

平成22年 矢出沢川氾濫 冠水する国道18号
   【平成22年に矢出沢川が氾濫。濁流が橋にぶつかり国道冠水】

 明治以降も度々の洪水が発生、堤防など土木工事が進んできた昭和になっても33年と34年の台風では建物全壊や死者、近年でも平成18年に行方不明、平成22年8月豪雨で上田市の矢出沢川が氾濫し、国道を止めた。

 住民への被害だけでなく、一部の橋の上を川が流れる状態となったが、知らずに通過しようとする車に流木などが当たり、危険な状態もあった。
 豪雨の際の道路の通行は、どのくらいの深さで水が溜まっているのか、溜まり水の中でマンホールなどがずれている場合は穴に落ちる危険性もある認識が必要で、現代社会の課題だ。

 また、多発する集中豪雨にも警戒が必要だ。

 1000年単位の歴史からは、この地域の災害で最も被害を出しているのは、台風や豪雨による河川の氾濫、洪水、土砂崩落であることが読み取れる。


[ 投稿者:東信ジャーナル社 at 15:43 | ●うえだニュース(旧丸子町・旧真田町・旧武石村を含 ]

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