
【丸山珈琲の専門家からコーヒーの淹れ方を学ぶ生徒】
小諸商業高校と、小諸市に店舗があるコーヒー豆販売や喫茶営業の㈱丸山珈琲(本店・軽井沢町)は「オリジナルブレンドコーヒー商品化」から「販売やサービス提供」までを学ぶ連携授業に取り組んでいる。
昨年に続き2年目。
受講者は商業科の3年生29人(商品開発科目)。
丸山珈琲からはリーテール事業部でバリスタの松本祐樹さんと同校出身の岩恭平さんらが参加し指導する。
実施期間は5月から11月までで全7回。
座学や淹れ方などの基礎知識学習から始まり、コンセプト作り、豆選び、ブレンド作り、接客学習などに取り組む。
販売やサービス提供は、同校が10月に模擬株式会社形態で行う恒例の販売実習「スマイル小商店街」などで行う。
喫茶店を経営するとともに、完成したオリジナルブレンドコーヒー豆を販売し、成果を発表する。
また、同実習前には、丸山珈琲小諸店でインターンシップを予定している。
昨年も販売実習で喫茶店に携わったという受講生徒の丸山莉歩さん(小諸市耳取)は「楽しみな気持ちでいっぱい。昨年の反省を生かして、多くの方に喜んでもらえる営業や商品開発ができれば」と話した。
この連携事業は昨年、10回目を迎えたスマイル小商店街の節目の記念事業としてスタート。
昨年完成したオリジナルブレンド「小諸商業ブレンド」と「スマイルブレンド」は、同商店街や県下丸山珈琲の店舗などで販売して好評だった。
授業のねらいは、専門家からの直接指導による専門知識と技能習得、ビジネス社会に必要なおもてなしの心育成、机上の学習では体験できない本物の商品開発体験、対人能力の育成など。