【「羽衣」の前で能を演じる松木さん】
【松尾さんの能とお囃子の竹内さん(左端)】
〃ようこそ能楽の世界へ〃ー。
小諸市の小諸高原美術館・白鳥映雪館で、10日「白鳥映雪と能」がコラボしたイベントがあった。
館内では、白鳥画伯の代表作「羽衣」の前で観世流能楽師で重要無形文化財保持者の松木千俊さん(55)=東京=の羽衣の舞いの実演があった。
かつて首相官邸に展示された大作「羽衣」の前で実際の羽衣の装束を着た松木さんの熱演に会場はわいた。
「羽衣」と能のコラボに先立って、坂城町の能舞いグループ松尾文子さんの能と東御市の竹内春彦さんらのお囃子グループの共演による能もあった。
坂城の小中学生による能の披露もあった。
能面について観客に分かりやすく説明した松木さんは「能は霊魂をしずめたり、五穀豊穣を願うもの。日本の優れた芸術を盛んにしたい」と話していた。