
【上田市山田の「ごしょうらく」で行ったバイオマスボイラーの公開実験。ボイラーの前で太田さん(右)と川田さん。左が足湯】

【風呂を沸かす時の薪と灯油の量と値段の比較。※燃料代に大きな差があることが分かる】
薪を原料に強い火力を生み燃焼効率に優れた新型の木質バイオマスボイラーが上田市で開発された。
灯油など化石燃料の代替として松くい虫被害の赤松も活用でき、石油系燃料に代わる自給率100%の熱システムとして注目されている。
用途は温泉の加温、給食センター、老健施設、農業用ハウスなどと幅が広い。実用化も進んでいる。
この新型「木質バイオマスボイラー」は㈲太田鉄工所(太田厚社長)=上田市常磐城=、㈲長岡鉄工所(長岡章雄社長)=同小泉=、エコ屋・ごしょうらく(川田富夫代表)=同山田=の3社が協働で研究開発。
近く製品名「OIWロケット式無圧温水器200」で商標登録するという。
ごしょうらくの前庭でこのほど、足湯も設置して燃焼実験を行った。新型バイオマスボイラーに薪を燃やし湯を沸かして、かけ流しの足湯にして実験。現場で、ずば抜けた熱交換効率を確認した。上田市真田町長の渋沢温泉で、すでに試験導入されている。
バイオマスボイラーの開発、紹介や足湯出展の予定は10月23日の「上田地域産業展」。さらに、木曽町、東京などで相次いで御今行う。
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