上田市の旧国立東信病院で5年間、長野市の東長野病院で4年間院長を務め、地域医療の発展に力を注いだ。
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政府は3日付で「平成23年秋の叙勲」の受章者4082人を発表した。叙勲は2種類あり、「旭日章」は各分野で顕著な功績をあげた人、「瑞宝章」は公共的な業務に長年にわたって従事して功労を積み重ねた人がそれぞれ対象。受章者の県関係者は88人。うち在住者は74人で、本紙関係分は上田市4人、小諸市2人、青木村1人。
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信州大学医学部で学び同大学院を修了後、信州上田医療センターの前身、東信病院に入り整形外科医として、また院長として30年余り勤務した。新病院建設にも関わり「増え続けるがん患者にしっかり対応し、救急医療など地域のニーズにこたえられる病院」を目指した。
現在も東長野病院で週2回外来を担当するほか後進の指導にもあたる。「健康で働けることはありがたい。診察は患者の立場に立って、できる限り冷静に対応するよう努めています」。