
小諸市菱平の小諸高原美術館・白鳥映雪館は25日まで、昨年12月に81歳で急逝した前館長の田中良則さんの作品を中心に「郷土の作家展」を開いている。
田中さんは昭和2年旧北御牧村布下生まれ、海軍飛行予科練習生で入隊し、海南島防備隊で派遣されて終戦。復員後は長野師範学校の絵画専攻を卒業。以後38年間県下小中学校に勤務、校長も務めた。退職後は小諸市の市立郷土博物館、藤村記念館、同美術館を歴任。同美術館ではオープン当初からの館長で尽力し、2度館長に就任。示現会会員で県支部事務局幹事も務めた。自らの創作活動だけでなく、絵画教室などの指導や、市内企業や団体の絵はがき、ワインのラベルなど幅広く活躍した。
展示作品は平成6年から20年に描いた作品で、布引の岩や千曲川、懐古園などの風景で=写真=、100号の大作もある。田中さんの弟で、日展会員で活躍中の舘野良行さんの作品「地蔵十王像」も展示している。
ほかの作家は佐藤利平、伊東万燿、辻村八五郎でいずれも館収蔵作品。(電話)0267・26・2070