
「火の用心」|。年末の上田市鍛冶町町内に大きな声と拍子木の音が響いている。
鍛冶町(小宮山高雄自治会長・190戸420人)のみこしサポーターズクラブ「一番組」(大塚正久会長)が3年目の年末夜警を始めた。きょう30日夜まで続く。
28日午後8時、鍛冶町会館に大塚会長ら一番組のメンバーが集合。この夜は15人が参加、2班に分かれ町内の路地までくまなく回った。
鍛冶町は、海野の海善寺(東御市)にいた鍛冶職五家をこの地に移したことに始まる。真田信之が元和元年(1615)、上田城普請のため本海野の鍛冶全員を上田へ移住させたと伝えられている。
一番組は火消し纏(まとい)の一番からとった。鍛冶屋が多かったことから、鍛冶町では火災予防のため10年くらい前までは毎日、夜警を行っていたという。
3年前、一番組が中心になり復活、年末に行うようになった。小宮山自治会長は「防火、防犯ばかりでなく町の活性化にもつながっている」と話していた。