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2008年08月06日
本:かけ合い:化物語(上):西尾維新:☆☆



不思議がある街のジュブナイル。

戯言シリーズ?の最初のを読んで、
それ以来、自分の中で読まなくていい作家になってた西尾維新。
僕の中で、くるりに対するASIAN KUNG-FU GENERATIONみたいな、
舞城王太郎に対するそんな位置づけになってたのもあって、
いわば食わず嫌いでしたよ。
でも知り合いの間でやけに評判が良かったので、読んでみました。

おもしろかったです。
でも(下)を買うほどでもなかったです。
でもおもしろかったです。ほんとだよ!

ただ、会話のかけ合いや地の文の面白さで言ったら、
同時期に読んだ町田康の『浄土』方が面白かったしー、みたいな。

まぁ、その後読んだ零崎シリーズは刊行されている全部買ったくらい楽しんだので、
結果として食わず嫌いは脱しました。

それを思うと、ホッチキスの所とか、すごい勢いで殴られる所とか、
身体感覚の描写好きかも…、っていう印象です。初恋か。

なんというか、こういう、「見切った気分になりたくなる」作品て、
めんどいんですよね。なんか訳知り顔で駄目だしとかしたくなって、
でも本当に見切れてる訳じゃないから、ぐだぐだになる。
さすがの僕もそれにはすでに気づいているので、
予断なく読まないと!みたいな無駄な気の遣い方を自らに強いる、俺なにやってんだと思う。
この辺までルーチンですよ。不毛過ぎる。

もっとあからさまにすごい感じになればいいのに。
そしたら素直にすげーとか言ってれば良いからめんどくないのに。

[ 投稿者:guerrero at 00:08 | book_review:☆☆ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2008年08月01日
本:朝子かわいい:夕子ちゃんの近道:長嶋有:☆☆



古物屋の二階に居候する主人公と、
古物屋の主人、その大家、大家の孫、近所の人などなどがつかず離れず付き合っていくお話。

にわかに長嶋有づいてますが。
これでだいたい現行の長嶋作品は読んだかな。まだかな。

普通の連作短編小説って感じでした。
連作のわりに仕掛けというか、構造的に面白いところは別になくて、
また一方で、長嶋有の他の作品に感じるような、
「薄い膜の両側から手を合わせてる感」とでも言いましょうか、
あと、「社会的な存在である人間」とでも言いましょうか、
そういうのも、かなりはっきり表現されてる分、逆に印象が薄かったです。
あと最後の書き下ろしは蛇足と思いました。愛すべき蛇足ですけど。

朝子がかわいかったです。あといつかパソコン金色に塗ってやろうと思いました。
古物(アンティーク)っていうモチーフに託された意味とかあるんだろうけど、
その辺はよく分かりませんでした。

僕は、女性が主人公で、かつぐっとくる題名の長嶋作品が好きなのかもしれない。


[ 投稿者:guerrero at 17:30 | book_review:☆☆ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2008年07月22日
本:ネオ時代小説:のぼうの城:和田竜:☆☆


むかーしチェコだかで、スウェーデン人の男の子に
「ネオ東京かっこいい!」みたいなことを言われたことがあります。

そのネオ東京がどんなんかっていうと、
「電気街」、「インテリジェンスビル」、「浅草」、「ヘンタイ」…
って感じの記号の習合物って感じだったんですが、この本もそんな感じでした。

主人公ののぼう様ってのはまぁ、
パトレイバーの後藤隊長3と裸の大将7みたいな割合のキャラで、
その他、優等生とか荒くれ者キャラとかナルシストとか男勝りの姫が
寡兵で大軍勢と戦うお話。

オノナツメが表紙ってぴったりだなぁ、と思いましたよ。
キャラはキャラとして、最初から最後までそのままそこにあるのだ。
楽しく調べて、楽しく書いてんだろうな、と楽しく読めました。
信長の野望とか好きそう。

この著者の感じについては、別の作品ですけど、
一回りして愛すべき馬鹿小説って評価もあるみたいですね。

映画化ってことで、構成とかそんな感じだなぁ、と思いましたが、
映像でなくて文章で「エンターテイメント」つってこういうの読むと、なんだか、
ちょっと虚しい気分になりますね。
「エンターテイメントだから」って言って思考停止してんじゃないのか、みたいな。
いや題材決めとかキャラ付けとかスタイルとかで思考はしてるのか。
でもそれって計算じゃねぇ?もしくは嗜好じゃねぇ?

一点、女性に関わる事項の扱いのあっさりさは、ちょっと面白かったです。

[ 投稿者:guerrero at 04:42 | book_review:☆☆ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2008年05月10日
本:ルパさんに届け:さらいや五葉:オノ・ナツメ:☆☆



気弱な主人公!
怪しげだけどなぜか惹かれてしまう遊び人!
ぶっきらぼうだけど実は情に厚い飯屋の主人!
怪しい色気の女!
無口で人付き合いが悪い、けど有能なロボ系男!

5人合わせてさらいや五葉!
うわー。







でも絵は好きです。

[ 投稿者:guerrero at 00:20 | book_review:☆☆ | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2005年05月27日
本:消費社会論:間々田孝夫:☆☆


表紙にある説明文にも,「現代社会を特徴づける「消費社会」について実証的かつ堅実な手法によりながら全般的・体系的に社会学的検討を加えた〜後略」とあるように,とても堅実な視点から「消費社会」を検討しています.J.ボードリヤールの記号的価値が差異の中心となった,「シュミラークル」についての議論に連なる,「リキッドモダニティ」などの議論に比べると,地に足がついていると思います.2005年の現時点において著者の立場に賛同するかしないかはともかく,まずここら辺から勉強を始めることは大事じゃないかと思いますね.

[ 投稿者:guerrero at 03:15 | book_review:☆☆ | コメント(0) | トラックバック(0) ]