掲示板お問い合わせランダムジャンプ



この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。 新しい記事を書くことで広告を消すことができます。

2016年11月17日
さすがノリだなって思ったけど
20140714225547_yurCZ.thumb.700_0


何処行ったんだろう。
…なんて、探すこともなく、ノリを見つける。

体育館裏の階段。
そこにノリは、項垂れながら座っていた。
知っていたわけじゃない、けど、
なんとなくここにいるんじゃないかなって、思ったんだ。

声を掛ける、こともなく、
ただ無言で、ノリの横に座る新加坡機票

顔を腕の中にうずめている。
僕のことは見えていないだろうけど、
気配で気づいてはいるはずだ。

………。
こんな時、なんて言葉を掛けてあげればいいんだろう。
バカだから、どうすればいいか分からない。
…とりあえず血管外科醫生


「お疲れ様。」

そう一言。…まぁ、とりあえず、は。
…、返事はもちろん、ない。
うーん、どうしようどうしよう…。
…どうしよう。…と、

「…バカにしてたか?」

姿勢はそのままに、ノリがそう訊いてくる。

「え?」

な、…にが?

「だから、俺のことバカにしてたかって。
 …みんな。」

あ、あぁ…、いや、それは血管外科醫生、…

「そんなわけないでしょ。」

バカには、していなかった。…うん。絶対。

「…まぁ、バカにして当然だよな。
 だっせーよな、俺。」

そう言いながら、ゆっくりと顔を上げる。
寂しそうな横顔、前方をジッと見つめている。
僕まで、胸がギュ〜っと痛くなる。
そんな顔、しないでほしい。

「だ、だから…、さ。」
「いいんだ、負けたし、実際。」

…そ、そっか。
………。

「…でも、やっぱ悔しいな。」
「うん。」

僕も、悔しい。

「なんでだろうな。」
「ん?」
「なんで負けたんだろ。」
「………。」

それは、…

「走る直前はさ、勝てる気しかしないんだよ。」
「うん。」

スタート地点のノリは、昨日も今日も、
凄く凛々しくて、カッコ良くて、
自分を信じきった顔をしていて、
負けるはずない、僕にだって、そう思わせてくれた。

「勝てる気しかしないのにさ、
 なんで負けるんだろうな、変だよな。」
「それは…、」

それは、…どうだろう。

「う〜ん…。」

頭を抱えるノリ。

「…う〜ん。」

僕も一緒になって悩む、フリをする。
………。

「やっぱ、こんなのおかしい。」

…え。
徐にその場に立ち上がるノリ。

「まだ鹿島の奴、いるかな。」
「…え、わ、分かんない…けど、
 …なんで?」
「もっかい再戦、申し込んでくる。」

…え。

「む…、っ…。」
「ん?」

そんな自信に満ちた顔で見つめられたら、
無理だよ、なんて言えない。

「…や、めときなよ。」
「なんでだ?悔しいじゃん。
 男なら、目指すのは1番のみだ。」

そう、…なのかしれないけど、…
これ以上、あんまり…、その…

「それに、次は絶対に勝てる。
 だから問題ない。」
「………。」


決意は固いみたいだ、僕が何を言っても無駄だろう。

「…と、善は急げだな。
 俺ちょっと鹿島探してくる。」
「あっ…。」

自分のランドセルを手に取り、
そのまま校庭の方へと、風のように消えていってしまった。

「…あー……。」

…行っちゃった。
……。
…、はぁ。

なんだかなぁ。
つくづく、負けず嫌いと言うか、なんと言うか。

この前のサッカーの授業でやったリフティング。
回数を競うやつで、ノリが2位になって、
その日の放課後、1位の記録抜くまで、
遅くまで残ってたっけ。

結果、その記録を塗り替えたんだから、
[ 投稿者:私たちは歩い at 11:09 | srwdsfgdsfhydt | コメント(0) | トラックバック(0) ]