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2013年08月31日
『小松左京ショートショート全集(3)』(小松左京)を読んだ
 (1)(2)と続いて今回は(3)で最後です。今回も中から1編を1ページ漫画にしてみました。

【コミPo】【1ページ漫画】「幽霊」

 もうすぐ夏は終わっちゃいますが、幽霊ネタ。

●一行説明 兼 目次
 ネタバレなしで各作品を25文字以内で説明すると以下の通りです。
 並び順は初出順になっているようです。自分が読んだのはケイブンシャ文庫ですが、ハルキ文庫版でも掲載順はほぼ同じのようです。ただし「失業保険」「変貌」「にげた宇宙人」はハルキ文庫版のみに収録。

 「運命劇場」:妻子を養う彼を見てか、誰かが泣いてる気配を感じる
 「ミリイ」:コンピューターのミリイに彼女との交際を忠告される
 「レジャー地獄」:二年先まで分刻みで埋まるレジャーのスケジュール
 「まぼろしの二十一世紀」:二十一世紀になる瞬間を世界中が固唾をのんで見守る
 「満腹の星」:救命艇で宇宙船から脱出。辿り着いた星で食べ物を探す
 「星の王子さま」:王子まで向かうタクシーの中、私は宇宙人だと嘘をつく
 「高層都市の崩壊」:高層都市の基礎部分にひずみ。市長は専門家に相談
 「大器晩成」:他よりスローテンポな子。役に立つ人間になると院長
 「ふかなさけ」:ネットに仕込まれたプログラムによって様々な好待遇
 「ドーナッツ」:終電を逃し、夜の都内からひたすら歩いて返ろうとする
 「人生保険」:人生に絶望。ふと父から貰った『人生保険』に電話する
 「眠りたい!」:眠りたいという夢から醒めてもまだ眠りたいという夢
 「おみやげブーム」:久々に地球に戻ると、月の岩ブームで月が粉々
 「社内結婚」:ライバル会社の社員同士が熱愛。上司に反対される
 「一生に一度の月」:人類初月面着陸の生中継を忘れSF作家達は麻雀に熱中
 「雪どけ」:南極基地に手術設備がなく冷凍睡眠。目覚めると未来
 「すぐそこ」:田舎の山道で地元民に道を尋ねるも、道に迷い続ける
 「こちら“生きがい課”」:生きがいをプロデュースする課を設立した社長に取材
 「こちら“アホ課”」:超一流企業にアホであることを見込まれ、入社する
 「こちら“二十世紀課”」:M産業の二十世紀課は、昭和四十年そっくりそのまま
 「失業保険」:(ハルキ文庫版に収録)
 「変貌」:(ハルキ文庫版に収録)
 「午後のブリッジ」:食肉動物がほぼ絶滅した中、本物のステーキが出される
 「クロスカウンター」:アメリカの近くに日本そっくりのNOPPIN国が出現
 「都市を出る」:自然を求め山や海、空、砂漠と巡るが全てが都市化
 「いたずら」:機械をからかい、わざと間違った回答をし続けた児童達
 「幽霊」:幽霊が出るという噂の田舎の宿屋に友達と一緒に泊まる
 「「ばあや」を探せ」:クッキング・マシンの“ばあや”が下取りされてしまう
 「人魚姫の昇天」:脱出ポートから助け出した宇宙飛行士に人魚姫が恋する
 「人生旅行エージェント」:受験や就職など人生の進むコースについて相談できる
 「乗取り」:上空の飛行機が乗っ取られるが、操縦士はコンピュータ
 「イナバのシロウサギ10」:ワニザメに皮を剥かれたウサギ。そこに通りかかた神様
 「昔の火」:原子力の時代。昔の石油工場跡が爆発しひと騒動
 「秋の味覚」:大量のサンマが川をさかのぼり、汚いどぶにまで出現
 「早すぎる賀状」:二年先の未来の消印がされた年賀状が届けられる
 「足音」:足音の幻覚に悩んでた男、今度は足音が消えたと相談
 「プレイ・バック」:結婚記念日、百四十年前に撮った立体映像をみる二人
 「迷路」:住む家が見えているのにそこへ続く道が見つからない
 「黄金色のスポーツカー」:一部開通の高速道路に出現する黄金の車に勝負し続ける
 「創造の喜び」:最小の工数で人体下部を覆う衣料を発明し喜びを味わう
 「廃墟の星にて」:親ザルが子ザルにヒトが滅んだ顛末を話して聞かせる
 「仕事預けます」:自動販売化されたレストランやスーツ店
 「生きがい銀行」:算出された安全度は高いが、怪しい融資申し込みを発見
 「手相」:易者に手相を見てもらうが、どの易者も驚く
 「中毒」:鯉のぼりが次々と空猫に食べられてしまう
 「休養」:医者に二ヶ月休むよう言われるも、休めない会社重役
 「誤配」:部屋に出た幽霊。まちがって出た証明の判を押していく
 「消えた預金」:個人識別が万全の銀行口座から何者かが預金引き落とし
 「海よさらば」:庭の芝生に毎日水をやっていたら、魚が住みつくように
 「落しもの」:交番に届けられた大金入りの包み。落とし主も現れる
 「プライベート・マネー」:「現金」を知らない若い社員に次長がその魅力を教える
 「やせたい王様」:運動しても食事を減らさないと痩せないと侍医が具申
 「むすんでひらいて」:高齢者の学校への再入学が流行。ついに保育園に再入園
 「一日一屁」:鎌倉の大仏様がくしゃみした拍子に屁もしてしまう
 「養老年金」:入金の形跡がないのに預金が増えていく謎の無記名口座
 「むかしばなし」:お婆さんへのインタビュー。大昔に犯した罪を語りだす
 「再建」:子供のために薬を渡そうとするが母親はきっぱり断る
 「もみじ」:女性の顔の片頬に紅葉がはりついていた
 「告白」:付き合っていた彼女に実は百四十歳であることを告白
 「宇宙に嫁ぐ」:結婚する娘のヴァージン・ドクターはやらない花婿
 「高みに挑む」:地上をはなれ気圧の低い上空へ向おうとする冒険家
 「宇宙鉱山」:金属質宇宙塵の中を宇宙船で進み、なんとか帰還
 「空のゆきずりに」:高度二千メートルで布のような三メートルの帯を拾う
 「炬燵の中の月」:こたつの底が月面と直通。アメリカの探検隊員が出現
 「適応」:その星の巨大植物に命じられて、花粉を運ばされる
 「因果応報」:あの世のアメリカでは、連日連夜ベトコンが空爆
 「観光立星」:地球征服にやって来た宇宙人。熱烈な客引きにあう
 「人生の絵」:絵のように見えるが、実は毎日少しずつ動くテレビ
 「ざくろ。」:ざくろは鬼子母神が人肉のかわりに食べたという
 「にげた宇宙人」:(ハルキ文庫版に収録)

 (1)と(2)ではサンケイスポーツの掲載分が多かったですが、(3)になると朝日新聞に掲載されたものが増えています。朝日新聞掲載分は文字数が600文字とショートショートとしてもかなり短い部類となってます。長さが変わると書き方が変わり、そして作品の雰囲気も変わるようです。そのため(1)、(2)と違う雰囲気の作品が多いです。この朝日新聞掲載分は、『宇宙人のしゅくだい』というタイトルで、講談社の「青い鳥文庫」から出版されているようです。

 (3)に収録作品で一番印象に残った作品は「一生に一度の月」です。
 アポロ計画による人類初の月面着陸を生中継で見ようとSF作家4人(小松左京、星新一、豊田有恒、平井和正)が集まるが、4人集まったばかりに麻雀を始めてしまい、月面着陸の瞬間を見逃してしまう話。その際、小松左京はピンズの九蓮宝燈をアガり、オチはそれとタイトルをかけたダジャレ落ちになってます。
 印象に残った理由は、実在の人物が実名で登場し、実際の出来事と絡められ、そして(おそらく)実話だからだと思います。


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 Amazon.co.jp: ふかなさけ-小松左京ショートショート全集〈4〉 (ハルキ文庫)
 

 Amazon.co.jp: 午後のブリッジ-小松左京ショートショート全集〈5〉 (ハルキ文庫)
 

 Amazon.co.jp: 宇宙人のしゅくだい (講談社青い鳥文庫)
 


●関連エントリー
 【4コマ】小松左京ショートショート全集のあとがきより(2013/04/05)
 『小松左京ショートショート全集(1)』(小松左京)を読んだ(2013/08/04)
 『小松左京ショートショート全集(2)』(小松左京)を読んだ(2013/08/18)

【web拍手】
 web拍手で3文字以上のメッセージを初めていただきました。
 ありがとうございます。
[ 投稿者:うえぽん at 08:49 | 読んだ(小松左京) | コメント(0) ]

2013年08月18日
『小松左京ショートショート全集(2)』(小松左京)を読んだ
 前回は(1)でしたが、今回は(2)を読んだということで、その中から1編を1ページ漫画にしてみました。

【コミPo】【1ページ漫画】「けだものたち」

 先週買ったコミPoの素材をさっそく活用。自動車欲しかったです。

●一行説明 兼 目次
 ネタバレなしで各作品を25文字以内で説明すると以下の通りです。
 並び順は初出順になっているようです。自分が読んだのはケイブンシャ文庫ですが、ハルキ文庫版でも掲載順はほぼ同じのようです。ただし「大混線」「ハーモニカ」「わびしい時は立体テレビ」「さらば幽霊」はハルキ文庫のみの収録です。

 「期待はずれの人間象」:人のために働くよう動物の知能を高めて人間化する研究
 「新都市建設」:新しい都市計画に反対の祖父が孫と言い争い
 「忘れられた土地」:地球周辺の宇宙空間を漂う謎の土地を発見
 「地下道」:東京大阪間の新幹線や航空機の乗客数が謎の減少
 「超能力者」:心を読んだり未来予知できる超能力者が復讐しにくる
 「三本のスキー」:立木を通り抜けたとしか思えないスキーあと
 「標準化石」:日本どころかその地層にはないはずの化石が続々と出る
 「お花見園」:三、四十分で四季のお花見をできる有料お花見園
 「鏡の中の世界」:航空便がエアポケットに入った拍子に世界が反転
 「順送り」:アメリカ(北米大陸)が焦土と化し、全世界が戦争突入
 「けだものたち」:外来のけだものによって星が荒らされ、嘆く長老
 「大混線」:(ハルキ文庫版に収録)
 「ハーモニカ」:(ハルキ文庫版に収録)
 「事故」:全世界が異常な気象となり、全て全滅
 「役に立つハエ」:人間の生活に役立つよう改良したハエを外に放つ
 「いかもの食い」:悪食自慢の集まり。新顔が謎の食べ物を持ってくる
 「回向」:地球と月との旅客宇宙船。ネズミやエテ公の目撃騒動
 「面従腹背」:後頭部にも目や耳がある原住民の惑星と交渉
 「幽霊星」:惑星の幽霊が出現。知的生命体の生活も見える
 「子供の神さま」:ミュータントの森に取り残された子供達が都市を目指す
 「都市病」:大都市が文明のガンに陥っていると宇宙人の学者が指摘
 「見知らぬホテルにて」:ホテルの部屋から出ようとするが、なぜか出られない
 「深夜放送」:真夜中、何も映っていないテレビを眺める子供たち
 「失われた宇宙船」:宇宙船発掘という考古学的大発見。しかし動力が不明
 「無実の罪」:団地の奥さま方の欲求不満解決に、狂言強盗を事業化
 「オートナイ」:音のぜんぜんしない新型オートバイの権利一切を買う
 「賄賂法案」:汚職の表面化を恐れ、いっそ賄賂収賄の合法化を思案
 「信仰」:ベテラン宇宙艇長がある星で神様扱いされた話をする
 「夏の行事」:日本人のある行事が火星からも見られると大賑わい
 「早とちり」:火星には高等生物は存在しないという発表で自殺者
 「自信恢復」:催眠術がスランプの奇術師が、精神分析医を訪ねる
 「昔の義理」:盲腸炎の患者を「修理」する
 「青空」:鼻毛が伸び、眼には薄瞼のある都会人が田舎へ旅行
 「施餓鬼」:水を求め砂漠をさまよう男の前に妙な食べ物が出現
 「白い部屋」:白い部屋で男の名を呼び続ける女。その女が心配な男
 「もったいない」:車の電池が切れたので、新世代の電力への移行を考える
 「完全犯罪」:自分の仕事は全て完全犯罪だったと語る老囚人
 「交替」:夢の中に自分の席を奪おうとする人物が長年出続ける
 「夏の終り」:祭りが終わり売店が閉じる中、お化け屋敷だけ開いてる
 「ある生き物の記録」:単細胞、多細胞と進化し、殻をつくっては領土を広げる
 「工事」:二十数年前から続いている工事。何の工事か調査する
 「野の仏」:ふと峠の石に心を惹かれ、道しるべにとそれで仏を彫る
 「奥様トルコ」:矯風会の監視が厳しい団地付近にあれができたとの噂
 「遠い国から」:車を引き揚げようと組んだ三つ股にコックリさんが宿る
 「見すてられた人々」:子供の代表という子供達が大統領に最後通告をする
 「いっせい違反」:警察による交通違反の全国いっせい取り締まりが大参事
 「蜘蛛の糸」:有名な「蜘蛛の糸」とは異なる平行世界の「蜘蛛の糸」
 「去りゆく」:息も絶え絶えの微小なものに巨大なものが昔の話をする
 「星からのお礼」:六畳ぐらいの大きさの紙のような何かを野原で見つける
 「海底のおばけ」:海底に沈む宇宙船の窓からおばけが見てると子供達
 「四次元ラッキョウ」:猿山の猿がムキになってラッキョウを剥いてるのを発見
 「なまぬるい国へやって来たスパイ」:算数もできないようなスパイがA国へ送り込まれる
 「おむかえ」:女が焚火に誘う。その焚火には青く輝く丸いものがある
 「アリ」:アリが壊れた時計や釘、空缶などを運んでいるのを発見
 「返還」:アイヌ人に北海道を返還したのを皮切りに全世界で返還
 「わびしい時は立体テレビ」:(ハルキ文庫版に収録)
 「さらば幽霊」:(ハルキ文庫版に収録)
 「まいご」:女の子一人では危ないので男の子が送ってやろうとする
 「長い旅」:祖父と孫2人が乗った列車。車窓に様々な風景が映る
 「ひきつぎ」:頬の痛覚がない男。いよいよ二十世紀最後の日を迎える
 「あちらとこちら」:自殺しても助かってしまう男。あちらを覗いてしまう
 「トップレディーむかしむかし」:過去へ行き、額田王、紫式部、北条政子にインタビュー
 「公明選挙」:全候補者、自分に入れた票以外全てが無効票という事態
 「辺境の寝床」:原始的な星に連行さるが、儀式を見るだけで解放
 「怪獣撃滅」:新発見の惑星。怪獣と人型の巨人が戦っているのに遭遇
 「下品な連中」:街に下司な連中が増えたと憤るミカエルやアンジェラら
 「パパ」:父兄と面談したいが父親に会わせようとしない生徒
 「歌う空間」:世界中の人々の口が突然いっせいに一つの歌を歌いだす

 「辺境の寝床」はオチで落語の「寝床」について言及していますが、落語の「寝床」を簡単に説明すると、ジャイアンリサイタルです。


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 ハルキ文庫版では『月よ、さらば』『役に立つハエ』『ふかなさけ』と3つにまたがって収録されているようです。

 Amazon.co.jp: 月よ、さらば-小松左京ショートショート全集〈2〉 (ハルキ文庫)
 

 Amazon.co.jp: 役に立つハエ-小松左京ショートショート全集〈3〉 (ハルキ文庫)
 

 Amazon.co.jp: ふかなさけ-小松左京ショートショート全集〈4〉 (ハルキ文庫)
 


●関連エントリー
 【4コマ】小松左京ショートショート全集のあとがきより(2013/04/05)
 『小松左京ショートショート全集(1)』(小松左京)を読んだ(2013/08/04)
 『小松左京ショートショート全集(3)』(小松左京)を読んだ(2013/08/31)

【関係ない話】
 ここ最近、最低でも週一回はブログを更新できるように頑張っていたりします。
[ 投稿者:うえぽん at 22:28 | 読んだ(小松左京) | コメント(0) ]

2013年08月04日
『小松左京ショートショート全集(1)』(小松左京)を読んだ
 『小松左京ショートショート全集(1)』を読んだということで、その中から1編を1ページ漫画にしてみました。

【コミPo】【1ページ漫画】「新施設」

 夏といったら怪談ですね。

●一行説明 兼 目次
 ネタバレなしで各作品を25文字以内で説明すると以下の通りです。
 並び順は初出順になっているようです。自分が読んだのはケイブンシャ文庫ですが、ハルキ文庫版でも掲載順はほぼ同じです。
 ただし「靴屋の小人」「かつがれ屋」はハルキ文庫のみの収録です。

 「さんぷる一号」:合成食品の味見をする仕事をして十カ月。だいぶ太る
 「衝突」:時間機(タイムマシン)の失敗原因を十年かけて解明
 「予夢」:何かが空から降ってきて全てが燃える夢を子供が見る
 「何でも見てやろう」:核戦争後の地球上で最後の生存者となる
 「コップ一杯の戦争」:飲み屋のラジオが米ソの戦争勃発のニュースを知らせる
 「向かい同士」:団地の向かい同士。お互いの妻と夫を見かけなくなる
 「新施設」:団地都市の古いブロックで新施設に入居する老人に会う
 「正月料理」:上の階と下の階の筒井さんから食料品をたくさん頂く
 「南の国」:新妻のために外国製のフィルムを買い、部屋に投影する
 「上る」:エレベーターがないので階段でひたすら五階まで上る
 「ホクサイの世界」:ホクサイの絵にあるフジヤマを見たいと過去へ時間旅行
 「遺跡」:大阪城周辺にある様々な抜け穴について老人が語る
 「ダブル*セールス」:妻がセールスマンから買った新製品で夫を監視
 「顔」:セールスマンが団地を訪れるとどの部屋も同じ顔の住人
 「霧の向こうの団地」:母と子が新しく入居する団地を目指して進む
 「伝説」:桃色の脱出カプセルから現れた異星人が蛮族をけちらす
 「ゴールデンウィーク」:連休が終わったと思ったら、再び連休最初の日に逆戻り
 「火星の金」:火星で現金輸送する囚人。紙幣を盗み赤い宝石と交換
 「スケールの問題」:穴の空いた回転楕円体の天体を発見。着陸して調査する
 「花のこころ」:キチンと等間隔に並ぶ沙漠の星でただ一種の植物
 「恵みの糧」:山奥で猟をしていたが、獲物が獲れず都会で密猟しだす
 「さらば、貧乏神よ」:除夜の鐘で退治できる貧乏神が封印を破られ逃げ出す
 「さとるの化物」:バーで心を読めるという青年が話掛けてきて語り始める
 「海底油田」:海底をボーリングすると石油を精製したものが続々出る
 「淫蕩の星」:知合い夫婦の住む星へ招かれるが、奇妙な腫瘍ができる
 「Dシリーズ」:電機会社の企画部長が秘書を相手に人の性を語り思案
 「沼」:二十数年ぶりに沼の近くを通るとかつての助けを呼ぶ声
 「誤解」:電子脳をそなえた車がすねだす
 「十一人」:未知の星の基地。十人のはずなのに一人増えてる
 「お仲間入り」:宇宙人との交信に成功。ついに地球へやってくる
 「胎内めぐり」:暗闇を歩く胎内めぐり。悪人は犬になて出てくるという
 「幽霊屋敷」:屋敷に住んでいるのは私一人のはずなのに物音
 「星野球」:人工惑星をボールに、四つの星をベースにした野球
 「遺産」:老い先短い老人が若い娘に鞭をうってくれと強要
 「新幹線」:他の星の宇宙船が地球上にダイヤや金を落としていく
 「SF番組」:低予算なのによくできたSFフィルム
 「観月譜」:いつの世代にも受け継がれるお月見
 「お月見の前に」:新しい広告の手段が考え出される
 「靴屋の小人」:(ハルキ文庫版に収録)
 「かつがれ屋」:(ハルキ文庫版に収録)
 「かえって来た男」:浜に釣竿を持った変な人がいると駐在に連絡が入る
 「交通停滞」:式典当日。首都高の渋滞が一気に都内全域に波及する
 「超人の秘密」:出場者が一名の五輪初出場国。金メダルを大量に獲得
 「秘密計画」:優秀なスポーツマンの子種を獲得する国家的な秘密計画
 「モデル」:小説のプライバシー問題に関わった弁護士に相談者
 「よびかける石」:妹のオモチャ箱を枕元に置いて寝たらこわい夢
 「たたり」:インフレ、株価の低下が収まらず悩む政治家に救世主
 「きつね」:夜の山道を歩いている男を紳士が車に乗せる
 「公社計画」:売春の氾濫で性病が蔓延。公娼制度が見直され復活
 「故障」:自販機が別空間とショート。ジュースが増幅して逆流
 「風俗バー」:各時代の風俗を徹底的に再現したバー
 「月よ、さらば」:破産寸前で会長を含む役員が集合。融資の報を待つ
 「できそこない」:できそこないロボットをパーティ客らがからかう
 「星碁」:二人が打つ碁と、宇宙の説明がリンクする
 「倒産前日」:債権者への返済に苦しむ中、たまたま悪魔を捕まえる
 「エルサレムの地下にて」:地中海を東西にのびる巨大な洞窟を発見。調査する
 「卵と私たち」:出産を今か今かと待ち続け、ついに妻が生んだのは卵
 「仁科氏の装置」:仁科氏のためだけに一度かぎり動作する装置が作動
 「正月日記二〇一X年」:遠い未来の正月の様子が綴られる老人の日記
 「初夢」:宇宙船の一団が歓迎を期待しつつ七年ぶりに地球を訪問
 「空中住宅」:若社長の会社が空中住宅を売り出し空中都市にまで発展
 「通天閣発掘」:宇宙橋(※軌道エレベーター)の建設地をさがす
 「冷蔵庫の中」:雪山の老人の家。地下に気になる冷蔵庫
 「新型貯金箱」:貯金するとサービスしてくれるアンドロイド兼貯金箱
 「四次元トイレ」:別世界へ繋がるトイレを発見。借金取りを別世界へ送る
 「黒いカバン」:夜道で黒いカバンを拾い、持ち主らしき人に話しかける
 「牛の首」:牛の首の怪談。知る人は多いのに誰も教えてくれない

 団地の話が固まっている部分がありますが、その時期は「団地ジャーナル」という雑誌に連載していたようです。
 後半になるとサンケイスポーツの週間連載分が増えていきます。

 Amazon.co.jp: 小松左京ショートショート全集〈1〉 (ケイブンシャ文庫)
 

 ハルキ文庫版では「かえって来た男」より前が『ホクサイの世界』に収録で、それ以降が『月よ、さらば』に収録されているようです。

 Amazon.co.jp: ホクサイの世界-小松左京ショートショート全集〈1〉 (ハルキ文庫)
 

 Amazon.co.jp: 月よ、さらば-小松左京ショートショート全集〈2〉 (ハルキ文庫)
 

●関連エントリー
 【4コマ】小松左京ショートショート全集のあとがきより(2013/04/05)
 『小松左京ショートショート全集(2)』(小松左京)を読んだ(2013/08/18)
 『小松左京ショートショート全集(3)』(小松左京)を読んだ(2013/08/31)
[ 投稿者:うえぽん at 17:01 | 読んだ(小松左京) | コメント(0) ]

2013年04月05日
【4コマ】小松左京ショートショート全集のあとがきより
 『小松左京ショートショート全集3』(ケイブンシャ文庫)をあとがきだけ読んだので、あとがきで紹介されているショートショートを4コマにしてみた。

【4コマ】小松左京SS全集あとがきよ

 一応あとがきの該当部分も引用しておきます。
 その時、私の印象に残ったアメリカ製のショートショートで、たった一行というものもあった。
「世界は終わった。──きのう」
 これだけである。
 もう一つ印象に残っているのは、全世界の科学者たちがあらゆる技術と資金を注ぎ込んで、世界で最大のコンピュータをつくった。最初の質問は何にするかともめたあげく、とうとうひとつの質問が選ばれた。代表の科学者が、そのコンピュータにたずねた。
「神はあるか?」
するとコンピュータは答えた。
「そうだ、今こそ神はある。」
あわてた科学者が、電源のスイッチの手をのばそうとすると、彼の上に雷が落ちた。
 気になるのは、どうもこの2つ目のショートショートが、星新一の「神」(ちぐはぐな部品)に似てること。これは触れてはいけないことだったりするのかな? どうやらフレッドリック・ブラウンの作品のようだが。

【Amazonのアフィリエイト】
 「小松左京ショートショート全集」は3種類あります。新しいものほど収録作品数が若干増えていますが、自分はそのことを知らずにケイブンシャ文庫を買っちゃいました。
 ハルキ文庫版はまだ探せばかろうじて新品で手に入るようです。ただ文庫本なのに全部そろえると単行本よりも値段が高くなったりします。

 ハルキ文庫(収録作品数 205編)
 ・小松左京ショートショート全集〈1〉 (ハルキ文庫)
 ・小松左京ショートショート全集〈2〉 (ハルキ文庫)
 ・小松左京ショートショート全集〈3〉 (ハルキ文庫)
 ・小松左京ショートショート全集〈4〉 (ハルキ文庫)
 ・小松左京ショートショート全集〈5〉 (ハルキ文庫)

 ケイブンシャ文庫(収録作品数 196編)
 ・小松左京ショートショート全集〈1〉 (ケイブンシャ文庫)
 ・小松左京ショートショート全集〈2〉 (ケイブンシャ文庫)
 ・小松左京ショートショート全集〈3〉 (ケイブンシャ文庫)

 単行本(収録作品数 192編)
 ・小松左京ショートショート全集 (単行本)(勁文社)

【関連カテゴリー】
 ・読んだ(星新一)
[ 投稿者:うえぽん at 21:00 | 読んだ(小松左京) | コメント(0) ]