【9条を守るたてしなの会】
憲法9条を守る運動というのに関わらせてもらっていますけれど、これは憲法9条を支持する人を増やすことを目的とした運動なんですよね。なんて、とぼけたようなことを言っていますけれど、実際ね、支持する人を増やそうって本気で考えたら行き詰るんじゃないかなって思っています。支持する人を増やすんじゃなくて支持する人がつながって交流する活動なんだって思うことが、とても大事なんじゃないかと思います。憲法9条に対する態度というのは、その人の人生観・世界観・宇宙観の帰結だと思うんです。
有機農業について考えるとよく分かると思うんですよね。有機農業をやったり有機農業を支援している人で、風邪をひいてすぐにカゼ薬を飲む人はいないと思います。薬で目先の症状を抑えるのではなくて、滋養のある食べ物と休息で、体の抵抗力を回復させるということを考えると思うんですね。作物に対してしていることと自分の体にしていることとは同じなんです。農薬で病原菌を殺すことを考えるのじゃなく、そんな菌は環境中にたくさんいるんですから、作物の側の生命力・抵抗力を高めることが最良の対処法なんだと考える。それが有機農業です。農業の問題と医療の問題というのは、書店の本棚では別々かも知れませんけれども、同じひとつの世界観から導き出されてくるものなんですね。
憲法9条の問題も政治問題のひとつに過ぎないですけれど、9条を守ろうって言っている人とお話しているとね、その人の世界観って共通してるなあって思うんです。他の問題でも意見が合ったりするんですよね。有機農業を支持してくれる人も多いですよ。
軍備を求める世界観というのは、強い者が自分を守れるという、そういう世界観なんですね。それに対して憲法9条の精神は、与えるものが与えられるものです。信頼には信頼が応える。威圧に頼らなければ威圧に屈することもないという思想です。軍備を求める心っていうのはね、バカにされないために立派な車に乗りたいとかね、子どもがいい学校に入らないと恥ずかしいとかね、けっこうそういう心情に共鳴することが多いんじゃないかな。手段はいろいろあるけれど、常に外に対して防衛しているっていう点で共通してると言えるんじゃないでしょうか。
もうちょっと言うとね、私は輪廻転生って信じてるんですけれど、こういう人生観を持っている人で、軍備が必要だって言ってる人は少ないと思うよ。「今生」が相対化されるから、生き方が変わるんですよね。(誤解のないように。私、宗教の一切に全く関わりございません)
話は9条を守る会の活動に戻りますけれど、ここの活動の柱である署名には、私は一切協力してないんです。申し訳ないとも思うけれど、こういう、人生観・世界観・宇宙観の反映が、9条に対する態度なんだと思っていますので、その宇宙観すらを変えるような活動って難しいと思います。
だから、まず、共鳴できる人とつながって交流すること。それが大事ですよね。
あんまりたいしたこと書いてないけど、
あしたの記事に続くのよ