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2005年04月28日
1:発病(1)
 息子が変調をきたしたのは15時10分、六時間目の体育の時間、ハードルの練習中の事だったらしい。
 一回目のハードル走を終え、二回目のハードル走の途中突然コースを外れると体育の先生の所に行き、ボンヤリした目で頭痛を訴えたという。
 先生の指示で保健室でしばらく横になっていたが、その間に一回嘔吐し状況は良くならないので、保健室の先生は迎えに来てもらうよう、母親の会社に電話を入れた。
「六時間目の体育の時間に頭痛があり、1時間ほど寝ていたが、治ってこないので、迎えに来てほしい」
 母親が駆けつけると、
「このまま医者に行った方が良い」と、保健室の先生に言われる。
 母親は通常の風邪だろうと、それほど心配はしなかったらしい。なぜなら帰る時は歩きはゆっくりだったが、多少の笑顔もあったからだ。
 とりあえず、運動着の半ズボンだけだったので、制服のズボンを上から履かせ、車で掛かりつけの医者に向かった。
 17時前、着くと息子は吐き気をもよおしたらしく、トイレにかけこんだ。嘔吐が治まらないらしく、なかなか出てこない。五分くらいして診察室に入り、血圧や体温の測定などを行うが、その間にも一、二回嘔吐した。
 点滴室に入り、お尻に即効性のある痛み止めの注射と、痛み止めと吐き気止めの点滴を行うが、この間にも二、三回の嘔吐をする。点滴の間激しい頭痛を訴え始めた。この点滴室に入ったあたりから、本人の記憶もぼんやりしはじめる。
(嘔吐の繰り返し。胃の中に吐く物さえなくなってくる。この時の息子の苦しさを思うと切なくなる)

 17時45分、まだ掛かりつけで点滴中、僕は母親から息子がA医院で点滴中との連絡を受けた。
 「点滴?」ただ事ならない気配に会社を早退して、A医院へ向かった。(つづく)
[ 投稿者:Hiko★ at 00:26 | AVM | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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