今年のGWは、宮城は東松島に転勤になった親戚のウチに家族で居候。
家族みんなが好きなことをできる最高のプラン。

約500kmのドライブをやっつけて、早速川へ。
最寄りの河口まで5km、旧北上まで15km、追波まで20kmといった位置だ。
まずは釣具屋を探し、情報収集を試みるも、市内の2軒は海の情報しか持っていなかった。

仕方なく今回の大本命サクラと同じように河口から遡ってみる。
下流域は田植え代で泥濁り中。水量が多いのか少ないのかは初めてなので全くわからない。
いくら遡っても濁りが取れない。
古川市まで来て、釣具屋を見つけて入ってみるも、この辺は鯉か鮒ですねぇと。

この日は下見に終始して、釣りになりそうな透明度になるまで車を上流へと走らせた。
翌日、のんびりと出発して河口から50km地点からスタート。
しばらくして瀬付け漁師が居て、監視員と談義していたので、話を聞いてみると
今年はまだ誰も釣っていないそうだ。マルタはたくさん来ているとのこと。
サクラならこの瀬から上流がポイントだよ、と教えてくれた。
ウェーディングしながら黙々と打つも生命反応はない。

お昼前に腕が疲れてしまって軽いロッドに持ち変えて上流へ。
ちょっとだけ支流をやってみると一発でヤマメが出てきた。

本流の合流点までいくつかのヤマメと遊んでもらいながら釣り下ると、本流は雪代。
大淵にしかポイントは求められず、苦戦を強いられた。
水深のある緩い流れで時折足元までチェイスしてくる青い背中のノボリ予備軍が居たけど、バイトは持ち込めず、下流へポイントを移した。
午後は堰を中心にウロウロ。
やっと理想の流れを見つけて、やる気のあるキャストをしていると、最深部から獲物がギランと突き上げてきてワンタッチするも外れてしまった。

バラしてしまったけど、これでこの日の鍵を手にしたようなもの。
同じような流れで待望のヒット。
手前のボサに絡まりながら、ヒヤヒヤでランディングしたのは本流イワナだった。
お腹がパンパンでこれから40、50cmクラスに成長する個体だろう。

最後にしようと決めていた堰の下流では本流ヤマメに出会えた。
3日目は朝から濁りの本流へ。
支流の合流点なら僅かに濁っていないの区間がある。
現場に着くと、ライズあり。
濁った本流の強い流れへルアーを打ち込み、支流からのクリアな水との境目を通して引いてくると、ドカン!とアタリ。
鬼アワセを入れるとフックが伸びて返ってきた。
その後も何者かがチェイスしてくる。
手を変え品を変え、やっとバイトに持ち込んだのはニゴイ様。
ライズポイントよりはだいぶ流れのない場所でのヒットだった。

日が高くなってきたらライズは消えた。
支流でも打ってみるかと投げたルアーにまたしてもニゴイが。
朝は居なかったのに、かなりの数が遡上している。
お祭り状態で腕が疲れたので退散。

あんなに楽しいファイトをしてくれるニゴイなのにこの敗北感はなんだろう。
単なる差別なのか、少し自分が嫌になって釣りを終えた。