この谷戸田の風景には、なにか幻想的な雰囲気がある。いまにも、着物を着た子どもたちが笑いながら走っていったり、鍬をかついだ昔のお百姓さんが歩いてきたりしそうな。「おめえ、そんな所にぼーっと立って何してるだ」「はあ、タイムスリップしてしまったようですが、ここはどこですか。いまはいつですか」「何わけのわからねえこと言ってるだ。ここがあそこになったり、今がおとといになったりするわけがねえ。ここはここだ。今は今だ」
あちこちで放棄された谷戸田が多くの人の手で少しずつ回復されてきている。こういう風景の中に立つことができるのはそういう人たちの努力のおかげだ。
段々田。
丘陵の尾根道。この先S字カーブ?
畑。緑を見るとホッとする。