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2011年11月25日
(1)「マグネット式スピーカーの物理的な欠点」
Feastrex励磁スピーカーの「高次元再生音」その(1)

これから何回かに分けて、高次元のスピーカー再生について、Feastrexが開発した励磁型スピーカーがなぜ優れているのか、従来のマグネット式スピーカーとの比較をまじえて、述べていきたいと思います。

結論を先に述べますと、マグネット式のスピーカーの再生音は「アバウト」であり
Feastrex励磁型スピーカーのそれは「リアル」であると言うことです。

Feastrex&Siemens
「Feastrex Nf-9 & SIEMENSコアキシャル(ツイーター除去)」

(1)「マグネット式スピーカーの物理的な欠点」
永久磁石の透磁率(μ)は、ネオジウム=1.05、フェライト=1.1、アルニコ=5〜7、磁気回路のデザインにより異なりますが、音質も透磁率と同様な順序で評価してよいかと思います。(理由は次回の説明で明らかにします。)

従来のマグネット式スピーカーの性能指標の一つに“磁束密度(T)”があり、これが同じなら音は変わらないとする意見もありますが、まったくの間違いです。
磁束密度は、単なる磁気回路の静特性を示すもので、音質を示す指標ではありません。

スピーカーは、振動して音を伝える装置ですので、動特性で評価しなければ意味が無いのです。

ドイツの、Dr. Klippel(音響測定機器メーカーCEO)によりますと、マグネット式のスピーカーのボイスコイルギャップにおける稼動時の磁気歪み率は、良いものでも1%の磁気歪があり、FeastrexのNaturflux(球形磁気回路)は0.25%であることに驚きを隠しませんでした。

横から
「Naturflux球形磁気回路とフェライトマグネット磁気回路」

ボイスコイルを作動させる稼動時の磁束の乱れが大きければ、再生される音が乱れることは言うまでもありません。現在出回っている高級スピーカーでもNaturfluxの4倍も歪んでいるのです。

先に述べたとおり、静特性としての磁束密度を論じても動特性について触れられなかったことは、既存のスピーカーメーカーの怠慢と言わざるを得ません。
さらに、マグネット式スピーカーは「過渡特性」について語られることがありませんでした。

「過渡特性」とは、音声信号により作動する振動系(振動板とボイスコイル)の、質量と慣性によるスピーカー稼動時の過渡作用のことで、入力信号に対する作動性能と言えます。

マグネット式スピーカーの過渡特性を例で示しますと、+100の音声信号に対して振動系は慣性により+102作動し、次の-100の信号では+2遅れて動き出し、加速度で-103動いてしまうという現象です。

マグネット式は「アバウト」との表現は、この物理特性をさしており、振動系の質量が大きいほどこの作用は強くなり、低音は遅れ気味で不明瞭になります。
中高音は“音ダマ”が出来やすく、伸びやかさに欠けて刺激的な音になりやすくなります。

これはマグネット式では過渡特性をコントロールすることが出来ないために起こっている、物理的、宿命的と言える動作です。

最近、低能率のスピーカーを多く見かけますが、原因は振動系質量が大き過ぎる為か、磁気回路の磁束が弱すぎる為で、当然のように音声信号に対する反応性は鈍く、大パワーのアンプを必要としますが、過渡特性を論じる以前の製品としかいえません。

マグネット式スピーカーのもう一つの致命的弱点は、磁束密度を高める為に磁気回路の磁束は飽和状態となっております。
磁気飽和している状態のスピーカーから出てくる音は、平面的で奥行きの無い音場表現となり、音楽の楽しさを半減しております。

上から

マグネット式スピーカーの歪は、生まれながらに持っている個性と言ってよいでしょう。
その音の歪が、実際の音よりもリアルに聴こえるという錯覚を起こさせることがあり、その傾向を生かしてジャズ向き、クラシック向きと言った用途を生んでいたと理解できます。

筆者も若い頃は、量だけの低音を求め、ダマになった高音をリアルだと喜んでいた時期がありますので、マグネット式のスピーカーの楽しみを否定はいたしません。
しかし歪が無ければ、あらゆるジャンルの音楽を再生出来る可能性を持っているとも言える訳です。

ちなみに、欧米でも音作りを楽しもうとするマニアをオーディオファイル(Audiophile)と言い、美しい音楽を楽しむ人をミュージックラバー(Music Lover)と区分けしております。

自分が聴きたい仮想の音を求めて、メカいじりに取り組むマニアか、音楽を聴くことを楽しむマニアかで、求めるスピーカーの性質が異なりますので、人の好みを否定するものでなく、あくまで技術的、物理的な性能の話と受けとめて頂ければ幸いです。

マグネット式スピーカーの音は平面的と指摘しましたが、次回以降の励磁型スピーカーの説明の中に述べていきたいと思います。

また、「透磁率(μ)」、「過渡特性」についても、すこし詳しくご説明しながら、励磁型スピーカーの高次元再生について述べてまいります。



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[ 投稿者:Beekon at 16:53 | スピーカー | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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