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2011年05月13日
励磁型スピーカー・その② 新励磁電源の完成
励磁型スピーカー・その② 新励磁電源の試作機完成

励磁型スピーカーは、電磁石で駆動させるために「励磁電源」が必要になります。

励磁コイルに直流電流を流して磁力を発生させ、ポールピースを励磁するためですが、電源の良し悪しによってスピーカーの音質が左右されるため、励磁スピーカーの性能向上は、電源との戦いでもあったのです。

DSCN8683
「チョークインプット回路により完成した新励磁電源・Mach-Ⅲ」
(電源トランス・チョーク共に、大容量ファインメットコアを使用した9インチ用試作機)

従来のFeastrex励磁スピーカーの電源を使用している方にも、新電源の音を聴いていただきたいと思います。
(技術革新はメーカーの務め、従来の電源からアップグレードはいかがでしょうか)

【良い励磁電源を作るために、解決した課題】
①「ノイズや位相に乱れの無い電源の確保」
 この問題は、市販されているほとんどの電源トランスそのものに位相を乱す性質があり、かねてよりお知らせして来ました「ファインメット・トランス」を採用することで、概ね解決できると確信しました。

DSCN8699
(ファインメットコア・電源トランス)


②「正確な直流を作るための整流回路」
性質の良い直流を得ることができる電源として、バッテリーを上げることができます。
しかし、バッテリーは蓄電池であるため、急激な電流消費を必要とした場合には、電流供給が間にあわない場合があり、さらに充電や重量など、一般にユーザーには使用しにくいものです。

一般家庭電源(交流)から、直流電流を得るため、セレン整流器、タンガーバルブ、真空管、ダイオードブリッジ等、安定した直流を得るために苦心を重ねてきましたが、どこかで妥協(我慢)をせざるを得ないというものでした。

最近になって、優れた米国製整流パーツを入手することができるようになり、聴感上において、充分満足できる直流を得ることができるようになりました。

③「逆起電力を活用するための回生回路」
 もっとも大きな課題でしたが「新しいコンセプト」による取り組みがなされました。

従来、励磁電源は独立して正確な直流を送り出せばよいという考え方でしたが、励磁コイルそのものが入力された信号に対してトランスのような動作をしますので、「励磁電源と励磁スピーカー」が一つの電気回路として完結しなければならないと言う、概念が提案されました。

励磁スピーカーの性能は逆起電力の恩恵によるものですが、逆起電力は電源部にまで戻り、整流回路と干渉を越してせっかくの整流を乱してしまうのです。
その為、整流回路以前に逆起電力を綺麗な波形のまま回生させる回路が必要になります。

今回この課題を解決したのは「チョークインプット回路」の完成でした。
ファインメット・チョークに位相特性が優れたコンデンサを併用することにより、逆起電力を発生した波形のまま回生することに成功したのです。

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(ファインメットコア・大型チョーク)


④スピーカーユニットの特性を活かすための電圧設計
 弊社で生産している励磁スピーカーユニットも、形状、使用材料の透磁率、励磁コイルの特性が異なるため、個々のユニットごとに適正な電圧を±0.2Vの精度で設計します。
 以前お知らせしたとおり、入力電圧と発生する磁束密度、磁気回路の透磁率、との関係により入力電圧の最適値を計測して割り出し設計します。

励磁スピーカーの電源製作の歴史の中で、上記の課題を捕らえて設計されたものを、我々は知りません。なぜなら、整流性能が優れた素子、位相特性を整えることができるトランス類、位相乱れがないコンデンサ等の部品が、これまで存在しなかったからです。

また、スピーカー性能を確保するための概念として、磁気回路の「透磁率(μ)」を念頭に置いた最適電源の設計指針は、これまで公表されたことがありませんでした.

以上の点から、今回完成した新励磁電源は、励磁スピーカーの歴史を覆す快挙であると思います。

本機の技術的な詳細をこの場ですべて開示することができませんが、Feastrexの試聴室で音を聴いて下されば、皆さんが納得できるものと思います。

ファインメットコア・トランス類は、全てFeastrex専用に開発したもので、現在市販品はありません。ご興味がある方は、お気軽にお問合せください。


※新励磁電源の設計製作に当たり、設計コンセプト並びに主要部品の供給に際し、FeastrexサポーターS氏、並びにアメリカ在住のF君のお力添えの賜物であると、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。



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[ 投稿者:Beekon at 16:28 | スピーカー | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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