
ひな祭りの頃には草ボケの赤い花が膨らむ。
雛飾りの花としてこの赤い花が飾られる。
桃の節句というが桃の花が咲くのはもう少し先である。
桃の代わりに草ボケの花が飾られる。
幼稚園の歌に桃の花を飾りましょうという1節があったが
子供の頭の中では桃の花はいつの間にか草ボケの花に読みかえられていた。
歌の世界では桃の花。
現実の世界では草ボケの花。
実に現実的な話だった。
草ボケの花が咲くとひな祭りという刷り込みが行われていた。
暖冬ではあったが草ボケの開花時期はほぼ例年通りのようだ。
今日で2月が終わる。
草ボケの花はひな祭りにちゃんと間に合った。
雛飾りに草ボケの赤い花を飾ると雛飾りが引き立つようだ。
桃の花ではこんな効果は出ない。
草ボケの赤い花の色は御所の女官の袴の色に似ているように思う。
この色は枝の褐色や葉っぱの緑とよく調和して早春の気配を感じさせてくれる。
モネの家の庭の草ボケはこれから見ごろを迎える。




