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2006年11月27日
去年よりちょっと早い 
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ピンクの八重椿が咲いた。
去年よりちょっと早いように思う。
花の咲く時期はほぼ同じようだがいつも違う。
気温が暑かったり寒かったり、
肥料が少なかったり効きすぎたり、
日照時間が少なかったり多すぎたりと
条件の組合せは何通りもある。
椿には椿の都合があって咲いているものを
今年は早い今年は遅いなどと観賞している。
この自然の運行のずれというものが
人間にとって潤いと感じられるのだろう。
昔、花は毎年似た様なものが咲くが
人は去年と今年では違うのだといった人がいたそうだ。
花に焦点を当ててみたとき、やはり今年の花は去年の花とは違う
モネの家の庭の椿はどうして早く咲いたのだろうか。

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2006年11月25日
土破る水仙の萌芽たくましき
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木枯らしもようやく吹きかけた昨日今日だが
ふと目を落とした軒下にもう水仙の芽が出ている。

ここは先日、シランの枯葉を始末したばかりである。
日陰だったところに日が差して春と感じたのか
あるいは元々春の開花へ向けてのプログラムの順調な進捗か。

ほぼいっせいにという感じがするこの芽の出し方は、
いきなりスイッチを入れたか、幕を切って落としたかのようで衝動的である。

芽が土を押しのけている様は実に荒々しく
力と力のせめぎあいで勝ち取った芽の勢いの強さをよく表している。

これらの水仙は土という外圧に打ち勝ったが
また仲間同士のたたかいも待ち受けている。

隣の株よりちょっとで日のあたる場所へ出る必要がある。
そのためにはできるだけ早く芽を出して、
出した芽を寄り高く伸ばす必要がある。
といっているように思える。

中小企業の生き残り戦略にも相通じるところがある。

好機到来したならば一気呵成に成長することは生き残れる条件の一つのようだ。
一気呵成の成長を行うためには原資の蓄積が必要だ。

小さな球根からは小さな芽しか出てこない。
大きな球根を作るためには前の年、さらにその前の年から
戦略的な蓄積を積み重ねる必要がある。

積み上げた原資の上にはじめて土を破る原動力が生まれる。
土を破った水仙の芽に拍手を送っているだけでは済まされないと
モネの家の庭の植物から連想する。

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2006年11月24日
桜紅葉
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やはり冬だ。桜の花が紅葉している。
桜の花の紅葉は赤い色が美しい。

一枚一枚の葉っぱの色がそれぞれに少しずつ違っていて
それぞれが粋な色を発している。

葉っぱ全体が緋色のなっているものがあれば、
一枚の葉っぱに緑、黄色、赤の色を載せているものもある。

桜餅に使われる葉っぱは若い緑の葉っぱで芳しいにおいがする。
紅葉した桜の葉っぱも集めてみると良いにおいがする。

枯れた桜の葉っぱを集めて陶器を焼くとなぜか桜色が出ることがある。

秋の日の落ち葉には没落や終末のイメージがあるが
桜の葉っぱには豊かな収穫のイメージがある。
豊かな収穫を終えて春を待つために冬を迎えるというイメージがある。
 
モネの家の庭の桜の葉っぱの妙なる赤色がそう感じさせるのかもしれない。
 
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2006年11月22日
戻らない日々
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草や木の成長と共にあの子も大きくなった。
草や木がまだ小さかった頃、このあたりを三輪車でよく回ったものだ。
よく使った三輪車は古びてしまった。
古びてしまったがまだ十分使える。
でも、あの子が大きくなって三輪車を使わなくなった。
ある日ふとここにおいてそのままどのくらいの月日が流れたであろうか。
あの子は今でもこの三輪車のことを覚えているだろうか。
この三輪車を見て懐かしく思うだろうか。
三輪車は誰かがどこかへ移動させない限りずっとここに居続けるであろう。
草や木が大きくなってもうほとんど隠してしまったが
さらに深くなって全く見えなくなってしまってもここにある。
何年も何十年も。
あの子がころころしていて草や木も幼く三輪車も新しくて
何もかもがきらきらとまぶしかったあの頃はどこへ行ってしまったのかな。
モネの家の庭には、もう戻らないけれども、あの頃の一瞬の楽しさの記憶がある。

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2006年11月21日
見た目すっきり
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栗の木の枝を剪定した。
夏の間は枝が込み合って密林のような感じであったが
葉が落ち、枝を切ってしまうと庭が落ちついた雰囲気になった。
弱くなった日の光が地面まで届くようになった。
夏には夏の庭があり、冬には冬の庭がある。
冬には冬の庭の営みがある。冬の草が芽を出している。
剪定をするとき、先のほうの枝をチョコチョコ切るか、
太い枝でまとめて切るかの方法がある。
太い枝で切ると来年の春に切り口の周りから一斉に新芽が出る。
これも始末しないと思ったような樹形にならない。
望ましい樹形をイメージとして描いてそれに近づくよう
樹形を整え、樹形を維持していくには数年をかける必要がある。
庭造りは長期にわたって夢を楽しめる趣味である。
大きな枝を切ったことでとりあえず木とモネの家の庭はすっきりした。

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2006年11月20日
寒くなったがガイラルディア咲く
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ガイラルディアがまだ少しずつ咲き続けている。
ガイラルディアが夏の花というのは全くの思い込み。
ずーっと咲き続けている。
夏の草が枯れた下には冬の草が地面に這いつくように芽を出している。
一つの地面を春の草、夏の草、秋の草、冬の草と棲み分けている。
ガイラルディアが比較的長い期間、花を楽しむことができる。
種の発芽率はわからないが花の草自体は寒暖に相当強いようだ。
長期にわたってたくさんの種を地面に撒いていかないと仲間を増やしていく。
 ガイラルディアが増えていくと在来の雑草は暫らくなりを潜めているようだ。
 暫らくと数年あるいは数十年のように思える。
 別の場所で雑草を制圧できたと思ったら
全く見かけない雑草がぐんと繁殖してしまったことがある。
モネの家の庭のガイラルディアの陰にどんな雑草が潜んでいることやら。

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2006年11月18日
野外ロープアート
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立ち入る人はない庭であるがなんとなく囲いがしたくて
トラロープを張り巡らしてみた。
方丈記だったか徒然草だったか忘れたが
あるひとが山の中の庵を訪ねたところ
世俗を離れて生活をしているように見えたのに
蜜柑の木の周りに柵をしているのを見て
庵に住んでいる人はまだまだ世俗に未練があるようだ
がっかりしたというような話があった。
このトラロープについてもこれを見た人が
人の心の浅ましさを嘆きはしないかと心配するが
しかしながら、別の見方をすれば、
トラロープを整然と張らなかったところ。
なんとなくその場任せの出たとこ勝負、
トラロープをとにかく張り巡らせるということにのみ集中して
他を省みず自由奔放に結び付けていったところ。
張り巡らせたトラロープのこのラインには心の迷いや葛藤は微塵も見られない。
木々や草々とトラロープという全く異種の存在の同居。
異種の存在の同士が張り合う緊張感。
これを張ったものはそんなものには全く頓着していない。
全くもって無粋との評価もある。だが。
無用の柵を設けたところに
心のおしゃれを感じてもらえないだろうかと思う。
これがモネの家の庭の野外ロープアートである。


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[ 投稿者:monethouse at 09:08 | ガーデニング | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2006年11月17日
栗の木のあわれ
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庭が荒地でまだなにもない頃にあれもこれもと
欲張って様々な木を植えた。

成長したときの姿を想像しないままに
苗木の大きさでちょうど良い間隔に植えた。

木は数年立つと見違えるほど大きくなる。
年50センチから1メートルは大きくなる。
高さだけでなく周りも大きくなる。

当然隣の木と枝が差しあうようになる。
それでどちらかを間引くことにした。

木を植えるとき大きくなったときにちょうど良い間隔に植えるか、
密植しておき成長すると間伐するか色々な方法があるようだ。

山林での杉の植林などは後者で農家が果樹園を作るときは前者のようだ。
庭園を造る庭師はどちらをやっているのだろう。

今年、いくつかの実を着けたこの栗の木は
もう1本の木との競争に負けやや小さかったので切られてしまった。

この木だって別のところの木と比べると大きな木なのだが
一所に両雄は並び立たないということ。

残した木にとって、競争をさせるのとのんびり育てるのと
どちらがより多く栗のみを生産するのに適しているのであろうか。

モネの家の庭で競争に負けた栗の木は哀れにも間引かれてしまった。


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[ 投稿者:monethouse at 09:44 | ガーデニング | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2006年11月16日
置き忘れた夏の思い出
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生い茂っていた草を刈り払うと庭が清々しくなった。
木々の足元がしっかり見えて地に足がついている感じだ。

生い茂る草は夏の風物詩であるが
秋になると冗長なものに思える。

清々しくなった庭をモネの家の床に立った視点から眺めてみると
槙の木のあだのスキマからピンク色のバケツが見えた。

あれはいつからあそこにあるのかと思い返すと
思い当たるのは子供たちが夏休みのとき、
暑い夏の一日が終わり、ようやく日が沈んであたりが暗くなった頃
蚊の集中攻撃をものともせずに花火を楽しんだ時、
防火用に水を入れておいたことがあった。

そうかあのバケツはあのときからずっとしまわれずにあったのか。
モネの家の庭には時々変なものが転がっている。
[ 投稿者:monethouse at 10:18 | ガーデニング | コメント(0) | トラックバック(0) ]

2006年11月15日
豌豆の苗、思いは三月
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豌豆の苗が伸びてきた。

草々は枯れてあたりは冬の景色であるが、
此処には青々とした若葉が芽吹いている。

其処一角にポッと明かりがともったようだ。

これから12月、1月、2月を越えなければならない。
弱々しい葉っぱには霜や雪や寒風に対する十分な防寒対策が必要だ。

寒さに枯れてしまっても根が残っていると
生き返り復活することもあるが
花を咲かせ実をならせる時期が大幅に遅れてしまう。

人間が自然の営みを巧妙に操作して欲しい物を手に入れるためには
植物が営む自然の力を適切に引き出す支援が必要である。

このとき人間の独断の支援を植物に施してはいけない、
植物中心の支援を施す必要がある。

豌豆は三月に大量の豆が生ることを夢見ているに違いない。
モネの家の庭では思っている。
[ 投稿者:monethouse at 09:14 | ガーデニング | コメント(0) | トラックバック(0) ]