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2018年11月17日
雨の塔
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ダ・ヴィンチでセレモニー黒真珠を読んだのが初めてだった
書き口が面白くて本を買って
花宵道中と白蝶花は続けて読んだ
昔書き物ホームページをぐるぐるしていたあたしには面白かったけど
作者の世界に惹かれたわけじゃなかったので広げなかった

これは閉じた世界のぼんやりした色調なのに
感触が強い物語だった
谷村志穂の海猫もこんな感じだったけど(特に母ちゃんの結婚生活と娘の恋のあたり)

装置は完璧に施されて
作者が知っているであろう見取り図が覗きたくなる

おじょうさんたちを見分けにくく書き分けて
あの世代独自の傲慢な気高さと
精神的な自己主義をキチッと書き込んで
でもキナジウムではない

紫煙の匂いもバナナマフィンも輪郭を失って曖昧で
だけどこの装置は魅力的だ

昭和の少女漫画には切り取られていた気がする
叙情というか、語らざるが思春期にしかない共犯の共鳴みたいな
死んでしまいたい、曖昧なあれ
[ 投稿者:Reimi AYADA at 13:03 | 小説読本 | コメント(0) | トラックバック(0) ]

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